池上岳彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
池上 岳彦(いけがみ たけひこ、1959年 - )は、日本の経済学者。専門は財政学。立教大学経済学部教授、日本財政学会代表理事、東京都 税制調査会会長。元立教大学副総長。東京市政調査会藤田賞受賞。
人物・経歴
[編集 ]宮城県生まれ。1982年東北大学法学部卒業[1] 。1984年東北大学大学院経済学研究科 経済学専攻修士課程修了[2] 。1991年東北大学大学院経済学研究科経済学専攻博士課程後期課程修了[1] 、論文「戦間期日本の租税政策 : 1920年代における現代資本主義化と租税政策過程」で経済学博士の学位を取得[3] 。
新潟大学商業短期大学部専任講師、同助教授、新潟大学 経済学部助教授、同教授を経て、1999年立教大学経済学部教授[1] 。2011年立教大学経済学部長。2017年立教大学陸前高田サテライト長。2018年立教大学副総長(統括)[2] 。
専門は財政学で[2] 、2015年から東京都税制調査会会長[4] 。2019年には日本財政学会代表理事に就任[5] [6] 。東京市政調査会藤田賞受賞[2] 。指導学生に根岸睦人新潟大学准教授等がいる[7] 。
著書
[編集 ]単著
[編集 ]- 『分権化と地方財政』(岩波書店、2004年)
共著
[編集 ]- (植村高久・岡部洋實・大黒弘慈・コスタス・ラパヴィツァス・中村宗之・正上常雄・野口眞・山口系一・新田滋・阿部秀二郎・佐藤公俊・榎本里司)『現代マルクス経済学のフロンティア』(御茶の水書房、2006年)
- (橘木俊詔・白波瀬佐和子・宮本太郎・山口二郎)『市民は格差をどう考えているか』(北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター、2007年)
- (沼尾波子・木村佳弘・高端正幸)『地方財政を学ぶ』(有斐閣、2017年)
編著
[編集 ]- 『地方税制改革』(ぎょうせい、2004年)
- 『現代財政を学ぶ』(有斐閣、2015年)
共編著
[編集 ]- (神野直彦)『地方交付税何が問題か : 財政調整制度の歴史と国際比較』(東洋経済新報社、2003年)
- (金子勝・アンドリュー・デウィット)『財政赤字の力学 : アメリカは日本のモデルたりうるか』(税務経理協会、2005年)
- (神野直彦)『租税の財政社会学』(税務経理協会、2009年)
脚注
[編集 ]- ^ a b c 副総長紹介 立教大学
- ^ a b c d 「池上 岳彦」 researchmap
- ^ 東北大学 , 経済学博士 , 甲第4493号 , 1991年11月14日
- ^ 「平成27年度 東京都税制調査会答申について」 東京都主税局
- ^ 2020年度 理事名簿 日本財政学会
- ^ 都税調が答申、国の偏在是正措置に反論 日本経済新聞2018年10月26日 12:12
- ^ 教育活動に関する受賞 立教大学