栗原勇蔵

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栗原勇蔵
名前
愛称	ユウゾウ
カタカナ	クリハラユウゾウ
ラテン文字	KURIHARA Yuzo
基本情報
国籍	日本の旗日本
生年月日	(1983年09月18日) 1983年 9月18日(41歳)
出身地	神奈川県横浜市瀬谷区
身長	184cm
体重	80kg
選手情報
ポジション	DF
利き足	右足
ユース
1996-1998	日本の旗横浜マリノスJrユース (横浜市立原中学校)
1999-2001	日本の旗横浜F・マリノスユース (中沢高校)
クラブ¹
年	クラブ	出場	(得点)
2002-2019	日本の旗横浜F・マリノス	316	(16)
通算	316	(16)
代表歴²
2003	日本U-20	2	(0)
2006-2013	日本の旗日本	20	(3)
1. 国内リーグ戦に限る。2019年12月9日現在。 2. 2013年7月28日現在。 ■しかくテンプレート(■しかくノート ■しかく解説)■しかくサッカー選手pj

栗原勇蔵(くりはらゆうぞう、1983年 9月18日 - )は、神奈川県横浜市瀬谷区出身の元プロサッカー選手。現役時代のポジションはディフェンダー。元日本代表。

2002年に入団してから18年間(下部組織時代を含めれば24年間)、横浜F・マリノス一筋でプレーしたバンディエラ。

来歴

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1996年から横浜マリノス(現:横浜F・マリノス)の下部組織に入団し、2002年からトップチームに昇格。2003年のJ1・1stステージ第5節のジェフ市原戦でプロデビューを飾った。

2005年までは日本代表の松田直樹や中澤佑二等の控えに甘んじていたが、2006年は開幕戦からセンターバックとして出場するなど、出場機会が増加。シーズン終盤からは層の薄かった右サイドバックとしても起用される。同じくDFでしばしば攻撃参加もする松田が攻め上がったときに守備のバランスが崩れ失点するのを防ぐためでもあった。

2007年以降もDF陣の主力として活躍。2012年と2014年にはリーグ最少失点を記録。2013年には、リーグ戦2位と天皇杯優勝に貢献するなど、堅守が持ち味の横浜FMの主軸となった。

2016年6月11日の川崎フロンターレ戦にてJ1通算300試合出場を達成。

2019年12月2日、2019年限りで現役を引退することを発表した^[1]^[2]。この年はカップ戦のみの出場となり、リーグ戦の出場は無かったが、チームは15年ぶりのリーグ優勝を果たし、最高の形で現役を終えた。優勝セレモニーでは、松田直樹の3番のユニフォームを着てシャーレを掲げた^[3]。その後引退セレモニーが行われ、「こんな最高の雰囲気の中、優勝してくれてチームメートに感謝しています。本当に18年間ありがとうございました」と話し、ビデオメッセージでは、元チームメイトのドゥトラや安貞桓、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ(ザッケローニは試合も観戦)から労いの言葉が送られ^[4]、下部組織時代の同期で元チームメイトの榎本哲也と藤本淳吾から花束が贈られた^[5]。

2020年1月10日、横浜FMのクラブシップ・キャプテンに就任^[6]。様々な部署と情報を共有、模索しながら、クラブの在り方を共に構築していく役割を担う。

日本代表

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2006年8月、イビチャ・オシム体制になった日本代表の初戦であるトリニダード・トバゴ戦に向け追加招集される。後半に負傷した坪井慶介に替わり途中出場し、A代表デビューを飾った。その後しばらくは招集されなかったが、2010年4月のセルビア戦で約3年8ヶ月ぶりに招集された。

2010年8月にアルベルト・ザッケローニが監督に就任すると、度々招集されるようになった。2012年6月8日、2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選のヨルダン戦で代表初ゴールを記録した^[7]。同月12日のオーストラリア戦でも2試合連続ゴールを決めた。2013年のコンフェデレーションズカップや東アジアカップにも出場したが、ワールドカップ本大会のメンバーには入れなかった。

人物・エピソード

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ユース時代、ボクシングジムの関係者にスカウトされたことがある^[8]。
- また大のプロレスファンであり、2011年には憧れだったというレスラーの蝶野正洋との対談が実現した^[9]。
気性が強く、ユースからトップチームの若手時代にいたるまで「街で売られた喧嘩は全て買っていた」という。このことについて天野貴史が「全体練習の後、決闘に出かけた」と証言している^[10]。
2011年6月26日、モンテディオ山形戦で横浜FMのJリーグ通算1000ゴール目となるメモリアルゴールを決めた^[11]。
2013年9月29日、一般女性と入籍した^[12]。
横浜FMのチームメイトで先輩である松田直樹から「若い頃の自分に似ている」等と言われるほどのメンタル面や実力を当時から持っており、「第二の松田直樹」とも呼ばれていた。栗原も松田を「存在感は(今まで会った選手の中で)一番」と憧れを持っていた^[13]。
- 2004年のチャンピオンシップ第2戦・浦和レッズ戦の試合前に松田から「気合を入れてくれ」と言われ、ビンタをして失神させかけた^[14]。
- 2010年まで共にプレーしていたが、松田が松本山雅FCに移籍した2011年8月4日、松田は急性心筋梗塞の為急逝。栗原は死を受け入れられず、通夜と告別式に参加することができなかった^[15]。現役引退後には未だ墓参りに行っていない事を明かし、何れは行きたいと語っている^[16]。

所属クラブ

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ユース経歴

原FC
1996年 - 1998年横浜マリノスジュニアユース(横浜市立原中学校)
1999年 - 2001年横浜F・マリノスユース(神奈川県立中沢高等学校)

プロ経歴

2002年 - 2019年日本の旗横浜F・マリノス

個人成績

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国内大会個人成績
年度	クラブ	背番号	リーグ	リーグ戦		リーグ杯		オープン杯		期間通算
年度	クラブ	背番号	リーグ	出場	得点	出場	得点	出場	得点	出場	得点
日本				リーグ戦		リーグ杯		天皇杯		期間通算
2002	横浜FM	35	J1	0	0	0	0	0	0	0	0
2003		30		7	0	2	0	0	0	9	0
2004				8	0	7	0	2	0	17	0
2005				13	1	2	1	1	0	16	2
2006				30	1	8	0	3	0	41	1
2007				25	0	8	0	1	0	34	0
2008		4		24	0	5	1	4	1	33	2
2009		7		26	3	10	0	2	0	38	3
2010		4		28	2	6	0	0	0	34	2
2011				30	3	2	1	3	0	35	4
2012				31	0	3	0	3	0	37	0
2013				31	2	6	0	6	1	43	3
2014				29	3	1	0	2	0	32	3
2015				11	0	2	0	0	0	13	0
2016				12	1	9	0	2	0	23	1
2017				8	0	6	0	2	0	16	0
2018				3	0	4	0	1	0	7	0
2019				0	0	4	0	1	0	5	0
通算	日本		J1	316	16	85	3	33	2	433	21
総通算				316	16	85	3	33	2	433	21

その他の公式戦

2005年
- スーパーカップ 1試合0得点
2014年
- スーパーカップ 1試合0得点

国際大会個人成績
年度	クラブ	背番号	出場	得点
AFC			ACL
2004	横浜FM	30	4	2
2005		30	4	0
2014		4	4	0
通算	AFC		12	2

その他の国際公式戦

2004年
- A3チャンピオンズカップ 3試合1得点
2005年
- A3チャンピオンズカップ 3試合0得点
2003年 4月26日 - プロ初出場(Jリーグ) - ジェフ市原戦(市原臨海競技場)
2004年 2月10日 - プロ初得点(ACL) - ビン・ディン(ベトナム)戦(クイニョン)

日本代表歴

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2006年 8月9日 - A代表初出場(キリンチャレンジカップ) - トリニダード・トバゴ代表戦(国立競技場)
2012年 6月8日 - A代表初得点(2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選) - ヨルダン戦(埼玉スタジアム2002)

出場大会

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U-20サッカー日本代表
- 2003年 2003 FIFAワールドユース選手権(ベスト8)
U-23サッカー日本代表
- 2004年ギリシャ遠征
日本代表
- 2013年 FIFAコンフェデレーションズカップ2013、東アジアカップ2013

試合数

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国際Aマッチ 20試合 3得点(2006年 - 2013年)

日本代表	国際Aマッチ
年	出場	得点
2006	1	0
2010	4	0
2011	3	0
2012	5	2
2013	7	1
通算	20	3

出場

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No.	開催日	開催都市	スタジアム	対戦相手	結果	監督	大会
1.	2006年08月09日	日本の旗東京都	国立霞ヶ丘競技場陸上競技場	🇹🇹トリニダード・トバゴ	○しろまる2-0	イビチャ・オシム	キリンチャレンジカップ
2.	2010年04月07日	日本の旗大阪府	長居陸上競技場	セルビア	●くろまる0-3	岡田武史	キリンチャレンジカップ
3.	2010年09月04日	日本の旗神奈川県	横浜国際総合競技場	パラグアイ	○しろまる1-0	原博実(代行)	キリンチャレンジカップ
4.	2010年10月08日	日本の旗埼玉県	埼玉スタジアム2002	アルゼンチン	○しろまる1-0	アルベルト・ザッケローニ	キリンチャレンジカップ
5.	2010年10月12日	大韓民国の旗ソウル	韓国	△しろさんかく0-0	国際親善試合
6.	2011年06月01日	日本の旗新潟県	新潟スタジアム	ペルー	△しろさんかく0-0		キリンカップ
7.	2011年10月07日	日本の旗兵庫県	御崎公園球技場	ベトナム	○しろまる1-0		キリンチャレンジカップ
8.	2011年11月15日	朝鮮民主主義人民共和国の旗平壌	北朝鮮	●くろまる0-1	ワールドカップ予選
9.	2012年02月24日	日本の旗大阪府	長居陸上競技場	アイスランド	○しろまる3-1		キリンチャレンジカップ
10.	2012年05月23日	日本の旗静岡県	静岡県小笠山総合運動公園スタジアム	アゼルバイジャン	○しろまる2-0		キリンチャレンジカップ
11.	2012年06月08日	日本の旗埼玉県	埼玉スタジアム2002	ヨルダン	○しろまる6-0		ワールドカップ予選
12.	2012年06月12日	オーストラリアの旗ブリスベン	オーストラリア	△しろさんかく1-1	ワールドカップ予選
13.	2012年10月16日	ポーランドの旗ヴロツワフ	ブラジル	●くろまる0-4	国際親善試合
14.	2013年03月22日	カタールの旗ドーハ	カナダ	○しろまる2-1	国際親善試合
15.	2013年05月30日	日本の旗愛知県	豊田スタジアム	ブルガリア	●くろまる0-2		キリンチャレンジカップ
16.	2013年06月04日	日本の旗埼玉県	埼玉スタジアム2002	オーストラリア	△しろさんかく1-1		ワールドカップ予選
17.	2013年06月22日	ブラジルの旗ベロオリゾンテ	メキシコ	●くろまる1-2	コンフェデレーションカップ
18.	2013年07月21日	大韓民国の旗ソウル	中華人民共和国	△しろさんかく3-3	東アジアカップ
19.	2013年07月25日	大韓民国の旗華城	オーストラリア	○しろまる3-2	東アジアカップ
20.	2013年07月28日	大韓民国の旗ソウル	韓国	○しろまる2-1	東アジアカップ

ゴール

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#	開催年月日	開催地	対戦国	勝敗	試合概要
1.	2012年6月8日	日本、埼玉	ヨルダンの旗ヨルダン	○しろまる 6-0	2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選
2.	2012年6月12日	オーストラリア、ブリスベン	オーストラリアの旗オーストラリア	△しろさんかく1-1	2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選
3.	2013年7月21日	韓国、ソウル	中華人民共和国の旗中国	△しろさんかく3-3	東アジアカップ2013

脚注

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^ 栗原勇蔵選手現役引退のお知らせ横浜F・マリノス 2019年12月2日
^ "マリノスの36歳元日本代表DF栗原勇蔵が引退。優勝懸かる最終節でセレモニー". FOOTBALL CHANNEL (2019年12月2日). 2019年12月2日閲覧。
^ 今季で引退の栗原勇蔵、背番号3を着て掲げたシャーレ「マツさん、もう辞めるので...」ゲキサカ 2019年12月7日
^ 引退の横浜栗原「感謝」観戦ザック元代表監督も労い日刊スポーツ 2019年12月08日
^ [ https://twitter.com/j_league/status/1203260644566261761 Twitter] 2019年12月7日 Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)
^ "栗原勇蔵氏クラブシップ・キャプテン就任のお知らせ". 横浜F・マリノス (2020年1月10日). 2020年1月10日閲覧。
^ "栗原代表初ゴール「うれしい」/W杯予選". 日刊スポーツ (2012年6月8日). 2019年12月2日閲覧。
^ [ https://number.bunshun.jp/articles/-/420702 激しさ戻った横浜FM・栗原勇蔵の、"跳ね返す"力が日本を救う日。 ] 2013年5月2日 Number
^ "黒のカリスマ"がサッカー日本代表選手をプロレスに勧誘!?=×ばつ横浜Fマリノス・栗原勇蔵スペシャル対談 2011年7月16日スポーツナビ
^ 週刊サッカーダイジェスト2009年5月12・19日号
^ 栗原弾で史上4クラブ目の通算1000ゴール...横浜M スポーツ報知 2011年6月27日
^ "栗原勇蔵選手入籍のお知らせ". 横浜F・マリノス (2014年9月29日). 2015年1月17日閲覧。
^ "「マツさんが生きていたら、今頃なにしてるのかな」"後継者"と呼ばれた元日本代表選手が10年の節目に思うこと". BuzzFeed (2021年8月1日). 2023年12月16日閲覧。
^ ""松田魂"を受け継ぐ栗原勇蔵。代表レギュラー奪取に懸ける決意". Number Web (2012年1月25日). 2013年12月21日閲覧。
^ "「マツさんが生きていたら、今頃なにしてるのかな」"後継者"と呼ばれた元日本代表選手が10年の節目に思うこと". BuzzFeed (2021年8月1日). 2023年12月16日閲覧。
^ "「試合中に敬語使ったらぶん殴る」松田直樹とマリノス黄金時代を生きた3人が語る素顔". THE ANSWER (2021年8月1日). 2023年12月16日閲覧。

外部リンク

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栗原勇蔵 - National-Football-Teams.com (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - Soccerway.com (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - FootballDatabase.eu (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - WorldFootball.net (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - FIFA主催大会成績 (英語)Edit on Wikidata
栗原勇蔵 - J.League Data Siteによる選手データEdit on Wikidata
栗原勇蔵 - AS.com (スペイン語)Edit on Wikidata
横浜F・マリノスによる公式プロフィール
4EVER TRICOLORE - 引退記念スペシャルサイト
栗原勇蔵 (@kurihara_yuzo) - X(旧Twitter)

日本代表 - 出場大会

表話編歴 U-20日本代表 - 2003 FIFAワールドユース選手権
1 川島永嗣 2 徳永悠平 3 角田誠 4 菊地直哉 5 永田充 6 今野泰幸 7 成岡翔 8 小林大悟 9 茂木弘人 10 坂田大輔 11 阿部祐大朗 12 岡本昌弘 13 近藤直也 14 山岸智 15 鈴木規郎 16 栗原勇蔵 17 宇野沢祐次 18 谷澤達也 19 平山相太 20 山口慶監督大熊清		日本の旗

表話編歴日本代表 - FIFAコンフェデレーションズカップ2013
1 川島永嗣 2 伊野波雅彦 3 酒井高徳 4 本田圭佑 5 長友佑都 6 内田篤人 7 遠藤保仁 8 清武弘嗣 9 岡崎慎司 10 香川真司 11 ハーフナー・マイク 12 西川周作 13 細貝萌 14 中村憲剛 15 今野泰幸 16 栗原勇蔵 17 長谷部誠キャプテン 18 前田遼一 19 乾貴士 20 高橋秀人 21 酒井宏樹 22 吉田麻也 23 権田修一監督ザッケローニ		日本の旗

表話編歴日本代表 - EAFF東アジアカップ2013 優勝 (1回目)
1 林卓人 3 駒野友一キャプテン 4 森脇良太 5 槙野智章 6 徳永悠平 9 工藤壮人 11 原口元気 12 西川周作 14 山田大記 16 栗原勇蔵 17 山口螢 20 高橋秀人 21 大迫勇也 23 権田修一 26 鈴木大輔 28 青山敏弘 29 髙萩洋次郎 30 柿谷曜一朗 31 扇原貴宏 32 齋藤学 33 豊田陽平 35 千葉和彦 36 森重真人監督ザッケローニ		日本の旗

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