枚方公園駅
枚方公園駅 | |
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東口(2016年8月) | |
ひらかたこうえん Hirakata-koen | |
◄KH19 光善寺 (1.7 km) (1.0 km) 枚方市 KH21► | |
地図 | |
所在地 | 大阪府 枚方市伊加賀東町3-8[1] |
駅番号 | KH 20 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■しかく京阪本線 |
キロ程 | 20.8 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 枚公(駅名略称方式) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
15,660人/日 -2021年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)4月15日 |
備考 | 1949年に枚方駅から改称 |
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枚方公園駅(ひらかたこうえんえき)は、大阪府 枚方市伊加賀東町にある、京阪電気鉄道 京阪本線の駅。駅番号はKH20。
概要
[編集 ]京阪グループの遊園地・ひらかたパーク(通称:ひらパー)の最寄駅である[2] 。ひらかたパーク営業時間中は車内放送で「ひらかたパークへお越しのお客様は、この駅でお降り下さい」と案内される。かつては「枚方公園、菊人形前」「〜、スケートリンク前」「〜、○しろまる○しろまる○しろまる○しろまる会場前」などと、「ひらかたパーク」という名前を出さずに、その時期に行われている催しをアナウンスしていた時期もあった。
大阪府下の急行停車駅の中では最も利用客が少なく、急行通過駅である牧野駅、光善寺駅、萱島駅、さらに準急通過駅である萱島駅〜守口市駅間の各途中駅の方が当駅よりも乗降客数が多い。休日のひらかたパーク開園時間は行楽客の下車が多いが、平日の利用客は少なめである。
近接する他の急行停車駅と比べて利用客が少ないため2008年10月のダイヤ改正で新設された快速急行は当駅を通過することとなり、また急行が早朝・深夜にしか運転されなくなったことから、実質的に隣接する光善寺駅とほぼ同等の準急停車駅相当に格下げされることとなった(その後、一時的に急行の日中運行が復活している。現在は日中は運行されないが、朝方や平日夕方に設定あり)。
歴史
[編集 ]枚方宿の大阪側にあり、1910年の開業当初は枚方駅(ひらかたえき)と称した。
隣の枚方東口駅付近が枚方の中心となったことから、1949年に枚方東口駅が枚方市駅に改称するのに合わせ、枚方公園駅に改称した。改称した当時、現在のひらかたパークの敷地は、枚方市が都市計画法に基づく市立公園として土地を整備していた[3] 。その後、税制改正のため公園で開催する菊人形の入場税が市税から府税に変更となったことで市と京阪の関係が悪化、その解決策として1952年に公園敷地は京阪の所有に変更され、遊園地となった経緯がある[4] [5] 。
1957年(昭和32年)10月31日、日本初の試みとして「バラ園付き鉄筋住宅」が分譲された、これは当時東洋一のバラ園をもつひらかたパークの側での住宅建設を示す付加価値を付けて住宅を分譲して、住民増加による京阪利用者の増加を狙った不動産開発だった[6] 。
丹波橋駅を介して京阪本線と近鉄京都線の相互直通運転が行われていた時代、ひらかたパークの来園客向けに近鉄京都駅と当駅を結ぶ臨時急行が運行されていたこともある。
年表
[編集 ]- 1910年(明治43年)4月15日:枚方駅として開業[7] 。
- 1917年(大正6年)1月1日:停車中の三条行き普通車62号に急行車19号が追突する事故発生。重軽傷者43名[8] 。
- 1939年(昭和14年)3月1日:大阪陸軍兵器支廠禁野倉庫の爆発事故により香里園駅 - 樟葉駅間が不通、3月6日駅の使用が再開[9] 。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる。
- 1949年(昭和24年)
- 1961年(昭和36年)12月1日:急行の日中停車を開始。
- 1977年(昭和52年)9月15日:上下ホーム間の地下道完成[7] 。
- 1983年(昭和58年)10月17日:駅近くの映画館跡に、枚方市が無料駐輪場を設置[10] 。
- 1986年(昭和61年)3月末:大阪行きホームの便所改築・水洗化、身障者用設備設置[11] 。
- 1994年(平成6年)12月27日:京都行きホームに待合室設置(冷暖房化済み)[12] 。
- 2002年(平成14年)3月7日:LED行き先表示機を設置、使用開始[13] 。
- 2008年(平成14年)10月19日:急行が深夜急行(廃止)や樟葉駅発着の快速急行と分離されたことに伴い終日停車となる。
- 2012年(平成24年)10月4日:駅構内の美装化工事完成[14] 。
- 2019年(令和元年)10月:駅構内のトイレ、リニューアル工事竣工。個室はすべて洋式トイレに[15] 。
駅構造
[編集 ]相対式ホーム2面2線のを持つ地平駅。改札口は両側のホームの淀屋橋寄りにあり、互いのホームは地下道で結ばれている[注 1] 。バリアフリー対策として早くからスロープが設置されている。両ホームとも有効長は8両。
現在は詳細型自動放送が導入されているが、1990年代頃まではローカル駅同様の簡易型自動放送が用いられていた。
のりば
[編集 ]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■しかく京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[16] |
2 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[16] |
利用状況
[編集 ]2021年(令和3年)度のある特定日における1日の乗降人員は15,660人(乗車人員:8,036人、降車人員:7,624人)である。
近年の特定日における1日乗降・乗車人員は下表のとおりである。
年度 | 特定日 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1990年(平成02年) | 11月06日 | 32,153 | 16,257 | [統計 1] |
1991年(平成03年) | - | |||
1992年(平成04年) | 11月10日 | 29,155 | 14,799 | [統計 2] |
1993年(平成05年) | - | |||
1994年(平成06年) | - | |||
1995年(平成07年) | 11月21日 | 26,731 | 13,588 | [統計 3] |
1996年(平成08年) | - | |||
1997年(平成09年) | - | |||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 20,985 | 10,513 | [統計 4] |
1999年(平成11年) | - | |||
2000年(平成12年) | 11月07日 | 24,896 | 12,580 | [統計 5] |
2001年(平成13年) | - | |||
2002年(平成14年) | 12月10日 | 20,401 | 10,377 | [統計 6] |
2003年(平成15年) | 10月28日 | 21,265 | 10,811 | [統計 7] |
2004年(平成16年) | 11月09日 | 23,427 | 11,765 | [統計 8] |
2005年(平成17年) | 11月08日 | 30,490 | 15,286 | [統計 9] |
2006年(平成18年) | 11月07日 | 19,353 | 9,770 | [統計 10] |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 18,601 | 9,385 | [統計 11] |
2008年(平成20年) | 11月11日 | 18,767 | 9,504 | [統計 12] |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 18,424 | 9,289 | [統計 13] |
2010年(平成22年) | 11月09日 | 18,371 | 9,288 | [統計 14] |
2011年(平成23年) | 11月01日 | 17,838 | 9,083 | [統計 15] |
2012年(平成24年) | 10月31日 | 19,000 | 9,615 | [統計 16] |
2013年(平成25年) | 11月12日 | 17,828 | 9,065 | [統計 17] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 18,459 | 9,383 | [統計 18] |
2015年(平成27年) | 11月10日 | 18,449 | 9,395 | [統計 19] |
2016年(平成28年) | 11月08日 | 18,506 | 9,402 | [統計 20] |
2017年(平成29年) | 11月07日 | 18,649 | 9,507 | [統計 21] |
2018年(平成30年) | 11月06日 | 18,427 | 9,431 | [統計 22] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 20,741 | 10,357 | [統計 23] |
2020年(令和02年) | 16,074 | 8,153 | [統計 24] | |
2021年(令和03年) | 15,660 | 8,036 | [統計 25] |
駅周辺
[編集 ]京阪電鉄子会社の京阪レジャーサービスが運営する遊園地・ひらかたパーク(通称:ひらパー)の最寄り駅で、東口から400メートルほどの距離にあり徒歩5分程度でアクセス可能[17] 。
ひらかたパーク以外の主な周辺施設は以下の通り。
- 淀川河川公園枚方地区
- 国道1号(枚方バイパス)
- 国道170号(大阪外環状線)
- 大阪府道6号枚方亀岡線
- 大阪府道13号京都守口線
- 大阪府道21号八尾枚方線
- 大阪府道139号枚方茨木線
- 大阪府道804号北河内自転車道線
- 枚方大橋
- 枚方公園駅前郵便局
- 枚方市立枚方小学校
- 枚方市立枚方宿鍵屋資料館
- 枚方市立図書館 枚方公園分室
- 枚方公園青少年センター
バス路線
[編集 ]駅前ロータリーに京阪バスが発着。全て交野営業所管轄で、停留所名は「枚方公園駅前」。ただしバス車両の行先表示機では「枚方公園駅」と表示される。
6号経路の一部便が藤田川止まりであることを除き全て枚方市駅南口行き。このため行先は省略する。
路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|
香里団地線 | 4号経路:新香里・公孫樹通 | 夕方以降と土休日朝のみ |
5号経路:開成小学校前 | 朝と土休日夜間のみ | |
6号経路:新香里・藤田川 | 平日の1本を除く全便と土休日の一部は藤田川止まり。朝夕のみ | |
8号経路:公孫樹通・新香里・藤田川 | 昼間の香里団地線は全てこの経路 | |
東中振山之上線 | ろ号経路:山之上五丁目 | 小型車両による運行 |
他に枚方公園口停留所も利用可能。西口から徒歩5分程度。
主に高槻・茨木方面のバスが発着する。
のりば | 路線名 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
西行き | 枚方高槻線 | 1号経路:JR高槻 | 早朝・夜間は運行されない |
1A号経路:JR高槻 | 早朝・夜間と平日昼間時の運行。阪急高槻経由 | ||
1C号経路:竹ノ内町 | 平日深夜1便のみ運行の深夜バス。阪急高槻・JR高槻経由 | ||
2号経路:阪急高槻 | 夜間は運行されない | ||
枚方茨木線 | 3号経路:JR茨木/阪急茨木 | 朝晩のみ運行。晩は阪急茨木止まり | |
7号経路:JR茨木 | 平日は朝時間帯以外以降の運行。白川三丁目経由 | ||
枚方出口線 | 16号経路:伊加賀小学校方面 | 日中時間帯のみ運行。平日の一部便は伊加賀小学校止まり | |
東行き | 16号経路:枚方市駅南口・イズミヤ前方面 | 平日1本のみ | |
枚方市駅北口 | 1・1A・2・3・7・16号経路の復路 |
その他
[編集 ]企画関係
[編集 ]2014年7月から同年9月まで、ひらかたパークで開催されたアニメ・『黒子のバスケ』イベントに合わせて、出町柳方面の待合室にキャラクターのラッピングがされた。
2016年10月9日から2017年1月7日までひらかたパーク、イベントホールで開催されるドラゴンクエストミュージアムの連動企画として、当駅にある自動改札機のうちの特定の1機をIC乗車券で通ると、通常の応答音の代わりにドラゴンクエストのレベルアップ音が鳴る企画があった。
立体交差事業
[編集 ]当駅前にある踏切は「開かずの踏切」となっている。遮断機をくぐる通行者が続出して問題となったため、実験として構内通行券の発行が行われたことがあった[18] 。
これらの踏切解消のため寝屋川市駅〜枚方市駅間5.5km(枚方市側3.4km・寝屋川市側2.1km)の高架化計画が2013年基本設計がまとめられ、2014年より用地取得を開始、仮線を引き1線ずつ高架化される計画で2028年完成予定。なお枚方公園駅は現在地より大阪側にやや移動される[19] 。
隣の駅
[編集 ]- 京阪電気鉄道
- 京阪本線
- ()内は駅番号を示す。
脚注
[編集 ]注釈
[編集 ]出典
[編集 ]本文中の出典
[編集 ]- ^ "私鉄沿線・いま 京阪電気鉄道枚方公園". 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1996年9月3日)
- ^ "電車をご利用の方 | アクセス". ひらかたパーク. 2022年7月19日閲覧。
- ^ 枚方市史編纂委員会/編 『枚方市史 第5巻』、1984年、281頁
- ^ 『枚方市史 第5巻』283頁
- ^ 京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』、2011年、243頁
- ^ 『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)623頁「全戸バラ園付き住宅を販売(日本初)」
- ^ a b c 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編139頁
- ^ 出典・関西鉄道研究会「車両発達史シリーズ1『京阪電気鉄道』」74ページ
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)171頁「枚方陸軍火薬庫の爆発」
- ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪」1983年11月号[出典無効 ]
- ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪」1986年2月号[出典無効 ]
- ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪」1995年2月号[出典無効 ]
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2002年5月号12面「くらしのなかの京阪」[出典無効 ]
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2012年10月号16面「くらしのなかの京阪」
- ^ 出典・駅置き広報誌『K PRESS 2020年1月号』16面の「くらしのなかの京阪」
- ^ a b "枚方公園駅|駅構内図". 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ "電車をご利用の方 | アクセス". ひらかたパーク. 2023年12月9日閲覧。
- ^ 駅構内通路を利用した「開かずの踏切」対策に関する実証実験について(国土交通省)2009年2月2日
- ^ 出典:「鉄道ピクトリアル」2014年10月号 115-121頁『JR西日本と中京以西の大手私鉄』の119頁の本文と120頁掲載の概略図より
利用状況の出典
[編集 ]- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]- 枚方公園駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:枚方公園駅
(淀屋橋 - 三条間:京阪本線、三条 - 出町柳間:鴨東線) | |
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石清水八幡宮参道ケーブル | |
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