敔
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
敔(ぎょ) |
---|
各言語での名称 |
英
Yu
独
Schraptiger
中
敔
|
分類 |
敔(ぎょ)は、中国の雅楽および朝鮮の雅楽(儒教音楽)において、演奏の最後に用いられる木製打楽器。
概要
[編集 ]古代中国における八音では、柷(しゅく、漢王朝時代以降[1] は奏楽開始の合図として使用)や拍板(はくばん)などと同様に、「木」に区分される。
虎をモチーフにした形状で、その背の部分には「鉏鋙」(そご)[1] という27の鋸状の刻みがある。「木櫟」(もくれき)/「籈」(しん)[2] などと呼ぶ竹のささらで頭を3度軽く叩いてから背を3回なで下ろす[1] ことで、奏楽終了の合図として用いられたという[3] 。なお、敔という漢字は、差し止めるという意味を持つという[1] 。
中国では周代から存在し、朝鮮には高麗王朝時代の1117年(睿宗12年)に宋から伝来したという説がある[2] 。
現在でも、文廟と宗廟の祭礼楽では使用されるという[2] 。
ギャラリー
[編集 ]-
台湾、台南孔子廟の敔
-
韓国の敔
-
韓国の釈奠大祭で使われる敔
脚注
[編集 ]外部リンク
[編集 ]関連項目
[編集 ]- 同様に棒でこする打楽器
スタブアイコン
この項目は、楽器に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 音楽/プロジェクト:楽器)。