掛田崇寛
人物情報 | |
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居住 | 日本の旗 日本 |
出身校 |
川崎医療福祉大学 医療福祉学部卒業 岡山大学大学院保健学研究科博士前期課程修了 山口大学大学院医学系研究科博士後期課程修了 |
学問 | |
研究分野 |
看護学 保健学 |
研究機関 |
国立がんセンター 山口大学 川崎医療福祉大学 静岡県立大学 |
学位 | 博士(保健学) |
主な業績 |
疼痛に対する鎮痛ケアの開発に関する研究 情動に着目した疼痛管理に関する研究 |
主な受賞歴 |
日本疼痛学会 学術集会優秀演題(2007年) 日本看護研究学会 奨学研究表彰(2009年) 山口大学大学院医学系研究科 奨励賞(2011年) 日本私立看護系大学協会 看護学研究奨励賞(2011年) |
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掛田 崇寛(かけだ たかひろ)は、日本の看護師、保健師、看護学者、保健学者(基礎看護学・疼痛 看護学)。学位は博士(保健学)(2011年、山口大学にて取得)。
経歴・人物
[編集 ]生い立ち
[編集 ]川崎医療福祉大学に進学し、医療福祉学部の保健看護学科にて学んだ[1] [2] 。1999年3月、川崎医療福祉大学を卒業した[1] [2] 。それにともない、学士(保健看護学)の学位を取得した[3] 。同年4月、国立がんセンター(国立がん研究センターの前身)に採用され、国立がんセンター東病院(国立がん研究センター東病院の前身)の看護部に配属された[1] [4] 。2003年3月、国立がんセンター東病院の看護部を退職した[1] 。その後、岡山大学の大学院に進学し、保健学研究科にて学んだ[1] [2] 。2005年3月、岡山大学における大学院の博士前期課程を修了した[1] [2] 。それにともない、修士(看護学)の学位を取得した[3] 。
研究者として
[編集 ]大学院の博士前期課程修了後、2005年4月より山口大学に勤務することになり、医学部の助手に就任した[1] [4] 。医学部においては、主として保健学科の看護学専攻の職務を担当した[4] 。学校教育法の改正にともない、2007年4月より、山口大学の大学院にて医学系研究科の助教に就任した[1] [4] 。医学系研究科においては、主として保健学系学域の講義を担当した[1] 。同年9月、母校である川崎医療福祉大学に転じ、医療福祉学部にて講師に就任した[1] [4] 。医療福祉学部においては、主として保健看護学科の講義を担当した[1] [4] 。その間、並行して古巣である山口大学の大学院に在籍し、医学系研究科の保健学専攻にて学んだ[1] [2] 。2011年3月、山口大学における大学院の博士後期課程を修了した[1] [2] 。それにともない、博士(保健学)の学位を取得した[3] [5] 。論文名は「甘味刺激は痛覚-情動系神経活動を抑止してヒト成人における急性痛を緩和する (Sweet stimulus reduces acute pain in human adults via prevention of neuronal activation in sensory-limbic systems)」[6] 。翌年4月には、川崎医療福祉大学にて医療福祉学部の准教授に昇任した[1] [4] 。なお、医療福祉学部においては、引き続き保健看護学科の講義を担当した[1] [4] 。2013年4月には、保健看護学科の副学科長に就任した[4] 。また、川崎医療福祉大学の大学院においては、医療福祉学研究科の指導教員補佐を兼務した[7] 。医療福祉学研究科においては、主として保健看護学専攻の講義を担当した[7] 。2015年4月、静岡県立大学に転じ、看護学部の教授に就任した[4] 。看護学部においては、主として看護学科の講義を担当した[8] 。また、静岡県立大学の大学院においては、看護学研究科の講義を担当した[8] 。看護学研究科においては、主として看護学専攻の講義を担当した。2016年3月31日、静岡県立大学の看護学部の教授を退任した[9] 。
研究
[編集 ]専門は看護学や保健学だが、特に基礎看護学や疼痛 看護学といった分野の研究に取り組んでいる[10] 。具体的には、疼痛に対処するために鎮痛ケアの技法の開発に取り組むとともに、患者の情動という側面から疼痛の管理を試みるなど[11] 、患者の感じる「痛み」と看護に纏わるさまざまな研究に従事している[12] [13] 。また、それに関する専門書なども執筆している[14] [15] [16] 。これらの研究業績により、日本疼痛学会学術集会優秀演題[17] 、日本看護研究学会奨学研究表彰[17] 、山口大学大学院医学系研究科奨励賞 [17] 、日本私立看護系大学協会看護学研究奨励賞[17] [18] 、といった各賞が授与されている。なお、看護師や保健師の資格も持つ[3] 。
学術団体としては、日本看護科学学会、日本看護研究学会、日本看護技術学会、日本疼痛学会、シグマシータタウ国際名誉看護学会、日本家族看護学会などに所属している[19] 。日本看護科学学会では代議員を務め[20] [21] 、日本看護研究学会では評議員や査読委員を務め[21] [22] 、日本疼痛看護研究会では代表世話人に就任するなど[21] 、各団体の役職を歴任した。
エピソード
[編集 ]略歴
[編集 ]- 1999年 - 川崎医療福祉大学 医療福祉学部卒業。
- 1999年 - 国立がんセンター東病院入職。
- 1999年 - 国立がんセンター東病院看護部配属。
- 2003年 - 国立がんセンター東病院退職。
- 2005年 - 岡山大学大学院保健学研究科博士前期課程修了。
- 2005年 - 山口大学 医学部助手。
- 2007年 - 山口大学大学院医学系研究科助教。
- 2007年 - 川崎医療福祉大学医療福祉学部講師。
- 2011年 - 山口大学大学院医学系研究科博士後期課程修了。
- 2012年 - 川崎医療福祉大学医療福祉学部准教授。
- 2013年 - 川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科副学科長。
- 2015年 - 静岡県立大学看護学部教授。
- 2015年 - 静岡県立大学大学院看護学研究科教授。
栄典
[編集 ]- 2007年 - 日本疼痛学会学術集会優秀演題。
- 2009年 - 日本看護研究学会奨学研究表彰。
- 2011年 - 山口大学大学院医学系研究科奨励賞。
- 2011年 - 日本私立看護系大学協会看護学研究奨励賞。
書籍
[編集 ]共著
[編集 ]- 深井喜代子・佐伯由香・福田博之編『新・看護生理学テキスト――看護技術の根拠と臨床への応用』南江堂、2008年。ISBN 9784524247035
- 新見明子・塚原貴子編『基礎看護学』3版、ふくろう出版、2010年。ISBN 9784861864216
- 新見明子編『根拠がわかる疾患別看護過程――病態生理と実践がみえる関連図と事例展開』南江堂、2010年。ISBN 9784524243655
- 寺田喜平監修、中西啓子・津島ひろ江編集『看護学生・新人のための看護ケアに活かす感染対策入門ガイド』診断と治療社、2013年。ISBN 9784787820570
- 百田武司・森山美知子編集『エビデンスに基づく脳神経看護ケア関連図』2版、中央法規出版、2014年。ISBN 9784805839089
- 深井喜代子編集『ケア技術のエビデンス』3巻、へるす出版、2015年。ISBN 9784892698545
共訳
[編集 ]- ナンシー・バーンズ・スーザン・K・グローブ著、黒田裕子ほか監訳『バーンズ&グローブ看護研究入門』エルゼビア・ジャパン、2007年。ISBN 9784860348601
関連項目
[編集 ]脚注
[編集 ]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「略歴」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
- ^ a b c d e f 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ a b c d 「学位・主な資格」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
- ^ a b c d e f g h i j 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 博士論文書誌データベースより
- ^ a b 「教員紹介」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
- ^ a b 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「教員人事」『はばたき』132号、静岡県立大学広報委員会、2016年7月1日、18頁。
- ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「専門分野・研究テーマ」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
- ^ 「教育・研究に対する考え方」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「頭痛」百田武司・森山美知子編集『エビデンスに基づく脳神経看護ケア関連図』2版、中央法規出版、2014年、28-36頁。
- ^ 「痛みの測定に関するエビデンス」深井喜代子編集『ケア技術のエビデンス』3巻、へるす出版、2015年、187-201頁。
- ^ 「味覚による鎮痛ケアのエビデンス」深井喜代子編集『ケア技術のエビデンス』3巻、へるす出版、2015年、231-245頁。
- ^ a b c d 「受賞歴」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
- ^ 「掛田崇寛講師日本私立看護系大学協会看護学研究奨励賞を受賞」『川崎医療福祉大学 保健看護学科』川崎医療福祉大学保健看護学科、2011年10月1日。
- ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「公益社団法人日本看護科学学会(平成27-31年)代議員名簿」『日本看護科学学会 --評議員名簿--』日本看護科学学会、2015年2月27日。(「評議員」との表記は原文ママ。)
- ^ a b c 「主な社会活動」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「評議員一覧」『評議員一覧|組織|学会案内|一般社団法人日本看護研究学会』日本看護研究学会。
- ^ 「自己紹介」『川崎医療福祉大学 > 大学案内-教員紹介』川崎医療福祉大学。
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