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恋のフーガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「恋のフーガ」
ザ・ピーナッツ シングル
B面 離れないで
リリース
規格 7インチシングル盤
ジャンル 歌謡曲
レーベル キングレコード
作詞・作曲 作詞:なかにし礼
作曲:すぎやまこういち
編曲:宮川泰
チャート最高順位
  • 最高20位(オリコン)[注 1]
  • 12位(レコード・マンスリー歌謡曲ベストセラーランキング/1968年1月)
ザ・ピーナッツ シングル 年表
東京ブルー・レイン
(1967年) 恋のフーガ
(1967年) 恋のオフェリア
(1968年)
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恋のフーガ」(こいのフーガ)は、1967年に発表されたザ・ピーナッツの楽曲。「恋のオフェリア」/「恋のロンド」などの「恋」シリーズの楽曲の一つであった。

2003年8月に小柳ゆき2005年2月にはW(ダブルユー)カバーした。このため本項では便宜上それらのカバーバージョンについても記述する。

概要

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本曲はタイトルに「フーガ」とあるが、音楽学上の定義ではフーガの形式を採っていない。編曲を担当した宮川泰は当初、フーガのイメージを出すアレンジを試みたが行き詰ってしまい、吹っ切って「少し怖い感じ」にアレンジした。

イントロダクションの演奏にティンパニを使用したことによる切れのいい音と、これにピーナッツの伸びのあるダイナミックな歌唱が加わった結果、恋に破れた悲しい歌詞の情景をズタズタに「破壊」してしまうまでに至った。

本曲を作曲したすぎやまこういちもこの功績を認め、すぎやまは作曲で得た印税の一部を宮川に分けた。通常、日本で編曲のみ手がけた場合は、契約で一定の報酬額しかもらえないため、このような事例は異例である。また作詞のなかにし礼はこの年、この作品の功績で1967年の日本レコード大賞作詞賞を受賞する。

ザ・ピーナッツ盤には英語バージョンも存在していた。これは2004年6月にキングレコードより発売されたザ・ピーナッツ レア・コレクションなどに収録されている。

ザ・ピーナッツ盤は1967年の『第18回NHK紅白歌合戦』でも歌われ、その映像はNHKにモノクロ映像が保管されており、特別番組でその部分が放送されたこともあった。

お笑いコンビ吉田たちの出囃子に使われている

収録曲

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  1. 恋のフーガ
  2. 離れないで

小柳ゆきバージョン

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「恋のフーガ」
小柳ゆき シングル
初出アルバム『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2
B面 愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜
J
リリース
ジャンル J-POP
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン
チャート最高順位
小柳ゆき シングル 年表
ON THE RADIO
(2003年) 恋のフーガ/会いたい
(2003年) Love knot 〜愛の絆〜
(2004年)
ミュージックビデオ
「恋のフーガ」 - YouTube
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恋のフーガ/会いたい』は日本の歌手小柳ゆきの15枚目のシングル。

収録曲

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  1. 恋のフーガ
  2. 会いたい
    作詞:沢ちひろ 作曲:財津和夫
  3. 愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜
  4. J
  5. 恋のフーガ -Instrumental-
  6. 会いたい -Instrumental-
  7. 愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜 -Instrumental-
  8. J -Instrumental-

収録アルバム

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恋のフーガ
会いたい
愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜
  • 『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』
J
  • 『KOYANAGI the COVERS PRODUCT 2』
シングル
小柳ゆき名義
1990年代
99年
2000年代
00年
01年
02年

11.HIT ON - 12.Endless - 13.Lovin' you

03年
04年
05年
06年

19.Fair Wind - 20.誓い

08年
2010年代
12年
13年
15年
配信限定
別名義
アルバム
オリジナル
ミニ
ベスト
バラードベスト
カバー
ライブ
コラボレーション
映像作品

1.KOYANAGI THE MOVIES PRODUCT 1 - 2.KOYANAGI THE MOVIES PRODUCT 2 - 3.KOYANAGI THE BUDOKAN KOYANAGI THE LIVE IN JAPAN

その他

Snake Eater - 元気ですか

W(ダブルユー)バージョン

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「恋のフーガ」
W (ダブルユー) シングル
初出アルバム『2nd W
B面 ふりむかないで
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
レーベル zetima
作詞・作曲 作詞:なかにし礼
作曲:すぎやまこういち
プロデュース つんく♂
チャート最高順位
W (ダブルユー) シングル 年表
ミュージックビデオ
「恋のフーガ」
- YouTube
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W (ダブルユー)の4枚目のシングル。カップリング曲は同じくザ・ピーナッツの楽曲である「ふりむかないで」。ハロー!プロジェクトが発売したシングルA面曲の中で再生時間が最も短い。

収録曲

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  1. 恋のフーガ
    作詞:なかにし礼 作曲:すぎやまこういち 編曲:馬飼野康二
  2. ふりむかないで
    作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰 編曲:馬飼野康二・田中直
  3. 恋のフーガ (Instrumental)

外部リンク

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その他のカヴァー

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劇中で英語バージョンを歌唱。オリジナル版発売直後の、ほぼリアルタイムでのカヴァーとなった。

近似曲

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1967年11月23日付/オリコンが正式に開始する以前の非公式のチャート
  2. ^ 後にカイリー・ミノーグWinkもヒットさせた

出典

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  1. ^ "WのCDシングルランキング". オリコン芸能人事典-ORICON STYLE . 2014年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月12日閲覧。
  2. ^ "相田翔子&森高千里 ピーナッツを歌う 女性歌手12組がデュエット". ORICON STYLE. (2016年8月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2076648/full/ 2016年8月12日閲覧。 

参考文献

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  • ザ・ピーナッツ メモリーズBOX(キングレコード、2004年11月26日発売)解説書
  • ザ・ピーナッツ レア・コレクション(キングレコード、2004年6月発売)解説書
先代
ローマの雨
ザ・ピーナッツ
NHK紅白歌合戦歌唱楽曲
1967年・第18回
次代
ガラスの城
伊藤エミ (姉) - 伊藤ユミ (妹)
シングル

可愛い花 - 南京豆売り - キサス・キサス - 情熱の花 - 乙女の祈り - モスラの歌 - 悲しき16才 - 心の窓にともし灯を - マイ・ホーム・タウン - ルナ・ナポリターナ - スター・ダスト - 月影のキューバ - スク・スク - ヘロー・メリー・ルー - コーヒー・ルンバ - ふりむかないで - 私と私 - ジョニー・エンジェル - レモンのキッス - 恋のバカンス - ポカンポカン - 東京たそがれ/ウナ・セラ・ディ東京 - ジューン・ブライド - スーヴェニール東京 - ドンナ・ドンナ - 明日になれば - ローマの雨 - 銀色の道 - 東京ブルー・レイン - 恋のフーガ - 恋のロンド - 愛への祈り - ガラスの城 - 東京の女 - 大阪の女 - リオの女 - サンフランシスコの女 - 情熱の砂漠 - さよならは突然に - 浮気なあいつ - よこがお

アルバム
トリビュート
楽曲
CM・番組
みんなのうた
その他
出演
番組
映画
コンサート

ピーナッツ・ホリディ - 世界を駆ける可愛い花(10周年記念コンサート「ザ・ピーナッツ・フェスティバル」) - ザ・ピーナッツ さよなら公演

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