弓を削るキューピッド
作者 | パルミジャニーノ |
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製作年 | 1533–1535年頃 |
寸法 | 135 c×ばつ 65.3 cm (53 in×ばつ 25.7 in) |
所蔵 | 美術史美術館、ウイーン |
『弓を削るキューピッド』(ゆみをけずるキューピッド、伊: Cupido che fabbrica l'arco、英: Cupid Making His Bow)は、イタリアのマニエリスム期の画家、パルミジャニーノによる1533–1535年頃の絵画である。オーストリア、ウィーンの美術史美術館に所蔵されている。
歴史
[編集 ]絵画は、パルミジャニーノの友人であり後援者でもあったパルマのフランチェスコ・バイアルドの目録に掲載されている。ルネサンス時代後期に『画家・彫刻家・建築家列伝』を著したジョルジョ・ヴァザーリは、バイアルドが『手で弓を作るキューピッド』を依頼したと書いている[1] 。
本作はマルカントニオ・カヴァルカに相続されたが、後にスペインのフェリペ2世の国務長官、アントニオ・ペレスの所有となり、スペインにもたらされた。 1579年にペレスは不名誉な出来事を起こし、絵画を神聖ローマ皇帝ルドルフ 2 世の使節に売却する羽目になった。しかし、スペイン王家により売却は認められず、本作は1603年になって、コレッジョの『ユピテルとイオ 』 、『ガニュメデスの略奪』とともにルドルフ2世による獲得が叶い、プラハに到着した。そして1631 年にウィーンのシャッツカマーに移された[1] 。
キューピッドの頭部の準備素描が、ルーヴル美術館の素描室 (ナンバー1662) に所蔵されている。本作は、数多くの画家によって頻繁に複製され、手本として使用された。ミュンヘンのアルテ・ピナコテークには、ヨーゼフ・ハインツ (父) とルーベンスによる複製がある[1] 。
脚注
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出典
[編集 ]- Di Giampaolo, Mario; Elisabetta Fadda (2002). Parmigianino. Sant'Arcangelo di Romagna: Keybook. p. 145. ISBN 88-18-02236-9
- Viola, Luisa (2007). Parmigianino. Parma: Grafiche Step
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]- 美術史美術館のウェブサイトのページ (ドイツ語)
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