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平成23年台風第11号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
台風第11号(Nanmadol、ナンマドル)
カテゴリー5の スーパー・タイフーン (SSHWS)
台風第11号
台風第11号
発生期間 2011年 8月23日 21:00
- 8月31日 15:00(JST)
寿命 7日間18時間
最低気圧 925hPa
最大風速
(日気象庁解析)
50m/s (100kt)
最大風速
(米海軍解析)
140kt
死傷者数 フィリピン
死亡 : 35人 行方不明 : 8人
中国
死亡 : 2人 行方不明 : 4人
被害地域 フィリピン
台湾
中国
プロジェクト : 気象と気候/災害
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平成23年台風第11号(へいせい23ねんたいふうだい11ごう、アジア名:ナンマドル)は、2011年 8月に発生し、フィリピンや中国、台湾などに被害を出した台風である。

進路の経過

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進路図

8月21日21時にパラオの北部の海域(北緯12度24分・東経128度36分)で熱帯低気圧が発生し[1] 、2日後の23日21時に台風に発達したため、アジア名「ナンマドル(Nanmadol)」と命名された[1] 。命名国はミクロネシアで、ナンマトル遺跡に由来する。なお、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「ミナ(Mina)」と命名している。台風は25日から26日にかけて急激に発達し、25日9時に強い台風、26日3時に非常に強い台風となった[1] 。急発達した理由の1つは、フィリピンの東を非常にゆっくりとしたスピードで進行したことである。そして27日にフィリピン北部を通過し、29日に台湾 台東県 大武郷付近に上陸[2] 。31日9時に中国華南で熱帯低気圧に変わり、9月1日に消滅して低圧部となった(天気図上の低気圧は事後解析により温帯低気圧扱いせず)[1] 。この低圧部は2日18時に天気図上から消滅している。この台風により、フィリピンでは2人の漁師が行方不明となった[3]

影響・被害

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フィリピン

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パンガシナン州では台風による地すべりで2人が死亡するなど[4] 、35人が死亡し、8人が行方不明となった[5]

台湾

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中国

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福建省では台風による大雨により、2人が死亡し、4人が行方不明となった[6]

脚注

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  1. ^ a b c d "台風1111号(1111 NANMADOL)位置表" (PDF). 気象庁. 2017年11月12日閲覧。
  2. ^ "「スーパー台風」11号が台湾上陸、フィリピンで13人死亡". AFP (2011年8月29日). 2011年8月30日閲覧。
  3. ^ Two fishermen missing as Philippines braces for Typhoon Nanmadol (archive.is) - http://www.monstersandcritics.com/news/asiapacific/news/article_1659254.php/Two-fishermen-missing-as-Philippines-braces-for-Typhoon-Nanmadol [リンク切れ ]
  4. ^ "台風による地滑りで5歳児と6歳児が犠牲に フィリピン". CNN (2011年8月27日). 2011年8月28日閲覧。
  5. ^ National Disaster Risk Reduction and Management Council Archived 2012年3月20日, at the Wayback Machine.
  6. ^ "福建省で50年ぶりの豪雨、2人死亡4人行方不明―中国". Searchina (2011年9月4日). 2011年9月12日閲覧。

外部リンク

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2011年の台風
各年の台風
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
関連ページ
プロジェクト:気象と気候/プロジェクト:災害

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