常念寺 (むつ市)
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常念寺 | |
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所在地 | 青森県 むつ市田名部町4-8 |
位置 | 北緯41度17分39.793秒 東経141度12分56.286秒 / 北緯41.29438694度 東経141.21563500度 / 41.29438694; 141.21563500 座標: 北緯41度17分39.793秒 東経141度12分56.286秒 / 北緯41.29438694度 東経141.21563500度 / 41.29438694; 141.21563500 |
山号 | 不退山 |
宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 慶長元年(1596年) |
開山 | 良翁竜山 [1] |
中興年 | 貞享3年(1686年) |
中興 | 良法弁意 |
文化財 |
『木造阿弥陀如来坐像』(国指定重要文化財)[2] 『一ノ谷屋島合戦図屏風』(市指定有形文化財)[2] |
法人番号 | 9420005006330 ウィキデータを編集 |
常念寺 (むつ市)の位置(青森県内) 常念寺 (むつ市) | |
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常念寺(じょうねんじ)は、青森県 むつ市田名部町にある浄土宗の寺院。本尊の阿弥陀如来像は、恵心僧都の作[3] 。
歴史
[編集 ]江戸時代の延宝3年(1675年)、三世・良故円鶴の時に大火に遭い、全記録を焼失した[1] 。
貞享3年(1686年)、四世・良法弁意が再建した[1] 。元禄年間、京都の清浄華院より阿弥陀如来像を貰い受けて本尊とした[1] 。
明治23年(1890年)10月に田名部町が大火に見舞われた時、山門や鐘楼などを焼失した[4] 。
秩父宮家の御成
[編集 ]昭和11年(1936年)10月20日、秩父宮雍仁親王と勢津子妃が小憩のために御成[5] 。
秩父宮は屋島の戦いが描かれた寺宝『一ノ谷屋島合戦図屏風』の由来伝説について説明された後、「そんなこともあるかネ」と微笑んだという[6] 。
当時の住職・関信応は、夫妻が使用した九谷焼の湯飲み2個を寺宝として永久保存する意向を示した[7] 。また、秩父宮が生まれた寅年の守本尊である虚空蔵菩薩を勧請する計画を立てている[7] 。
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ a b c d むつ市史 近世編 1988, p. 621.
- ^ a b むつ市文化財調査報告 第7集(昭和55年度) 1981, p. 77.
- ^ a b 下北郡地方誌 訂正2版 1926, p. 113.
- ^ 下北郡地方誌 訂正2版 1926, p. 112.
- ^ 秩父宮殿下御在県記念誌 1941, p. 295.
- ^ 秩父宮両殿下御高徳録 1937, p. 91.
- ^ a b 秩父宮両殿下御高徳録 1937, p. 95.
参考文献
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、常念寺 (むつ市) に関連するカテゴリがあります。