山野駅
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山野駅 | |
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やまの Yamano | |
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地図 | |
所在地 | 鹿児島県 大口市小木原870番地 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 山野線 |
キロ程 | 32.3 km(水俣起点) |
電報略号 | マノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1921年(大正10年)9月11日 [1] |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)2月1日 |
備考 | |
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山野駅(やまのえき)は、かつて鹿児島県 大口市小木原870番地(現・伊佐市大口小木原)に設置されていた、九州旅客鉄道(JR九州)山野線の駅(廃駅)である。
山野線の廃止に伴い、1988年(昭和63年)2月1日に廃駅となった。1972年(昭和47年)までは宮崎 - 出水間で運行されていた急行「からくに」の停車駅であった。
歴史
[編集 ]- 1921年(大正10年)9月11日:山野軽便線の開通に伴い、開業[1] [2] 。
- 1947年(昭和22年)6月1日:小手荷物の取扱を開始[3] 。
- 1963年(昭和38年)6月1日:貨物取扱を薩摩大口駅に統合する[2] 。
- 1965年(昭和40年)9月30日:交換設備を撤去する。
- 1971年(昭和46年)2月20日:荷物扱い廃止[4] 。無人化される[2] [5] 。
- 1978年(昭和53年)3月:鉄骨平屋建ての駅舎に改築[6] [7] 。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR九州が承継[8] 。
- 1988年(昭和63年)2月1日:山野線の全線廃止に伴い、廃駅となる[8] 。
駅構造
[編集 ]単式ホーム1面1線と側線1本を有する地上駅で、ホーム上に待合所を併設する無人駅であるが、駅舎は無かった。1965年(昭和40年)までは相対式ホーム2面2線を有し、列車交換をすることができた。
現在の状況
[編集 ]地元の集会所になっており、建物裏には踏切警報機と「山野駅跡之碑」の記念碑と「山野駅」の駅名標がある。
隣の駅
[編集 ]脚注
[編集 ][脚注の使い方]
- ^ a b 「鉄道省告示第120号」『官報』1921年9月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 『大口市郷土史 下巻』 p.367 大口市
- ^ 「運輸省告示第139号」『官報』1947年5月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ "日本国有鉄道公示第60号". 官報 . (1971年2月20日)
- ^ 「通報 ●くろまる山野線山野駅、宮之城線樋脇駅及び薩摩求名駅並びに吉都線日向前田駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年2月20日、2面。
- ^ 「今年度中に四無人駅舎新築」『交通新聞』交通協力会、1978年1月26日、2面。
- ^ 「キュートな駅舎が誕生」『交通新聞』交通協力会、1978年4月19日、2面。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年、705頁。ISBN 978-4-533-02980-6。