小林禮子
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事の項目名には分野により以下のような表記揺れがあります。 (過去の議論)
- 小林禮子
- 小林礼子
小林 禮子(こばやし れいこ、旧姓・木谷 1939年 12月23日 - 1996年 4月16日)は、日本棋院所属の囲碁の女流棋士。神奈川県平塚市出身[1] 、七段。父は木谷實九段、夫は小林光一名誉三冠、女流本因坊などを獲得した小林泉美六段は娘。
来歴
[編集 ]1939年木谷實の三女に生まれる[1] 。平塚市立花水小学校、平塚市立浜岳中学校から神奈川県立平塚江南高等学校に進学[1] 。父の木谷實の道場で大勢の弟子達に混じって腕を磨き、1956年に入段。木谷の子女の中では唯一のプロ入り。1961年三段に昇進[1] 。1963年四段時に、女流選手権戦で伊藤友恵五段を破って初タイトル獲得、以後女流碁界のリーダー的存在として活躍。1964年に囲碁使節団の一員として渡米。1965年に訪中使節団に加わる[1] 。1968年六段。1971年にはプロ十傑戦にファン投票で出場、岩田達明九段、高川秀格 名誉本因坊を破って、女性では唯一となる8位入賞を果たした。1974年に木谷門下の小林光一と結婚[1] 。間に一男一女をもうけ、子育てと夫の支援、木谷門下生の育成、プロアマ交流に労を注ぎ、木谷土曜会、仁風会、鳳凰戦などの運営に力を尽くした。
1996年4月12日に癌が進行し入院、4月16日死去。追贈七段。
タイトル歴
[編集 ]女流棋士タイトル獲得数ランキング | ||
---|---|---|
(2024年12月1日時点) | ||
順位 | 獲得回数 | 棋士名 |
1位 | 27期 | 謝依旻七段* |
2位 | 26期 | 藤沢里菜女流本因坊・女流名人・扇興杯* |
3位 | 15期 | 上野愛咲美女流立葵杯* |
4位 | 12期 | 青木喜久代八段* |
5位 | 11期 | 小林泉美六段* |
6位タイ | 10期 | 杉内寿子八段* | 小林禮子七段 |
8位 | 9期 | 知念かおり六段* |
9位 | 8期 | 伊藤友恵七段 |
10位タイ | 7期 | 本田幸子七段 | 楠光子八段 |
・獲得回数には男女混合棋戦、参加資格限定棋戦も含む。 *は現役棋士。 |
家系
[編集 ] 張心澄 張心治
脚注
[編集 ][脚注の使い方]