実効湿度
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実効湿度(じっこうしつど)とは、過去数日間の湿度の履歴を考慮した湿度のこと。木材の乾燥度を示し、火災の発生率に関係する。記号はHe[1] 。
H0 , H1 , H2 , ...をそれぞれ当日、前日、前々日、・・・の平均相対湿度とすると、実効湿度Heは
- {\displaystyle H_{\mathrm {e} }=(1-r)(H_{0}+rH_{1}+r^{2}H_{2}+r^{3}H_{3}+\cdots )}
と表される。気象予報業務においては通常rは0.7とされ、乾燥注意報を発表する際に最小湿度(1日の相対湿度の最小値)と実効湿度が目安にされている。具体的な基準値は、地域によって異なるが、実効湿度に関しては概ね60%前後である(最小湿度は大きな差がある)。
算出式で用いる湿度の遡上日数は、区切りをつけるため数日間とする場合が多い。最短では、前日のみとする場合もある。
この実効湿度が60〜50%以下になると火災の件数が増えてくるとされている。
脚注
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出典
[編集 ]- 予報用語 気温、湿度 実効湿度 気象庁
- 実効湿度 秋田県湖東地区消防本部
- 消防本部の気象データ 奈良県中吉野広域消防組合
- 乾燥注意報 気象サービス
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