安田淳一
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やすだ じゅんいち 安田 淳一 | |||||
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本名 | 安田 淳一 | ||||
生年月日 | 1967年 | ||||
出生地 | 日本の旗 日本・京都府 城陽市 | ||||
国籍 | 日本の旗 日本 | ||||
職業 |
映画監督 脚本家 米農家 | ||||
ジャンル | アクション映画など | ||||
活動期間 | 2014年 - | ||||
活動内容 | 映画監督 | ||||
事務所 | 未来映画社 | ||||
主な作品 | |||||
映画 『侍タイムスリッパー』 | |||||
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安田 淳一(やすだじゅんいち、1967年 - )は日本の映画監督、プロデューサー、脚本家 [1] 、米農家。
人物
[編集 ]「拳銃と目玉焼」でオリジナル映画作品監督デビュー。それ以前から企画・イベントムービー等の制作を行っていた[2] 。
2017年、米作りを取り巻く問題点にも触れた2作目「ごはん」は、日本映画史上最も美しく水田風景を描き、最もリアルに現代の米作農家を描いた米作りエンタテイメントムービーとしてリリース。38カ月続くロングヒット作となった。
2023年、父の逝去により、米作り農家を継ぎ、米農家と映画監督の兼業の生活をしている。 シネマ・ロサでの単館上映から始まった新作「侍タイムスリッパー」が、全国300館以上で上映される異例の大ヒット公開中。安田監督が、脚本、原作など1人11役を務めたオリジナル作品で、会津藩士の武士が時代劇撮影所にタイムスリップして「斬られ役」として現代を生きる姿を描いた。 田植えと稲刈りの時期を外して撮影した本作には、江戸時代から現代にタイムスリップした侍が、白米を見て驚くシーンがあり、監督が自ら育てた米を炊いて撮影している。本作はシネマ・ロサでの上映からスタートし、全国展開した点が共通することから、映画ファンからは上田慎一郎監督作品である「カメ止めの再来」とも騒がれており、安田監督自身も『カメラを止めるな!』のストーリーテリングや展開方法から影響を受け、リスペクトする形で本作を制作していることを公言している[3] 。
来歴
[編集 ]- 1967年、京都府生まれ
- 2014年、自主映画「拳銃と目玉焼」でオリジナル映画監督デビュー。宣伝配給を行う未来映画社を設立。
- 2023年、父親の逝去を機に、米作り農家を継ぐ。
- 2024年、映画「侍タイムスリッパー」で、2024年度新藤兼人賞 銀賞と第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 監督賞を受賞[4] [5] 。
- 2025年、映画「侍タイムスリッパー」で、第48回日本アカデミー賞 優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀編集賞を受賞[6] 、おおさかシネマフェスティバル2025 監督賞を受賞[7] 、第44回藤本賞 奨励賞を受賞した[8] 。
作品
[編集 ]主な監督作品
[編集 ]- 未来映画社作品
- 未来映画社以外
- 新世界歌謡道(2006年、森千紗花事務所)
- 新世界歌謡道パートII(2014年、森千紗花事務所)[9]
監督以外での参加作品
[編集 ]- Wende(ヴェンデ)〜光と水のエネルギー〜(2022年、Wende製作委員会) - 撮影・録音[10]
- Wende2〜未来へのアプローチ〜(2024年、Wende製作委員会) - 撮影・録音[11]
- ネペンテスの森(2022年) - 監修・撮影・編集[12]
- 華の季節(とき)(2023年) - 監修・撮影監督[13]
- 短編映画
- 想いのこり(2018年) - 撮影・編集
- アナログ・タイムス(2019年) - 企画・照明 ※(注記)未来映画社GO NEXT PROJECT
脚注
[編集 ]- ^ "異例の大ヒット『侍タイムスリッパー』で話題の監督「安田淳一」がブレイクするまでの「10年間の足跡」". 現代ビジネス . 講談社. 23 November 2024. 2024年11月23日閲覧。
- ^ "【インタビュー】『侍タイムスリッパー』安田淳一監督&ヒロイン・沙倉ゆうのが語る作品の魅力と熱い想い". OTOTOY . オトトイ株式会社. 2 October 2024. 2025年1月3日閲覧。
- ^ 小田和正 (2024年10月11日). "WEB特集 "危機"の時代劇終わらせない!救世主は自主制作映画". NHK NEWS WEB . 日本放送協会. 2024年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月14日閲覧。
- ^ "新藤兼人賞の金賞は「ナミビアの砂漠」山中瑶子、銀賞は「侍タイムスリッパー」安田淳一". 映画ナタリー. ナターシャ (2024年11月26日). 2024年11月26日閲覧。
- ^ "【映画大賞】安田淳一監督、初の監督賞「侍タイムスリッパー」で1人11役以上「感慨深いわ」". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。
- ^ "『日本アカデミー賞』優秀主演男優賞を発表 山崎賢人、横浜流星ら5人". ORICON NEWS. oricon ME (2025年1月21日). 2025年1月21日閲覧。
- ^ "2025年受賞者". おおさかシネマフェスティバル 公式サイト. 2025年2月6日閲覧。
- ^ "「ラストマイル」製作陣が第44回藤本賞に、「ルックバック」「侍タイムスリッパー」も受賞". 映画ナタリー. ナターシャ (2025年2月17日). 2025年2月17日閲覧。
- ^ "映像劇団テンアンツ 新着ニュース 2014". 映像劇団テンアンツ公式サイト. 26 April 2014. 2025年1月3日閲覧。
- ^ "Wende". 「Wende」公式サイト. 京都映画センター. 2025年1月3日閲覧。
- ^ "Wende2". 「Wende」公式サイト. 京都映画センター. 2025年1月3日閲覧。
- ^ "作品ぺージ ネペンテスの森". シアターセブン. 第七藝術劇場 . 2025年1月3日閲覧。
- ^ "華の季節". 「華の季節」公式サイト. ワンウェイフィルム. 29 August 2023. 2025年1月3日閲覧。
新藤兼人賞 金賞・銀賞 | |||||||||
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金賞 |
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銀賞 |
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1999年度まで「最優秀新人監督賞」、銀賞は2000年度開始 金賞・銀賞・プロデューサー賞 |
日刊スポーツ映画大賞 監督賞 | |
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1980年代 | |
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