コンテンツにスキップ
Wikipedia

天羽優子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
と学会
関連項目
トンデモ本
日本トンデモ本大賞
運営委員
永瀬唯 - 藤倉珊
皆神龍太郎 - 眠田直
一般会員
明木茂夫 - 天羽優子
伊東岳彦 - 江藤巌
開田あや - 開田裕治
- 瀧川鯉朝
立川談之助 - 原田実
稗田おんまゆら - 前野昌弘
元会員
伊藤剛 - 植木不等式
岡田斗司夫
菊池誠 - 柳下毅一郎
鶴岡法斎
物故会員
志水一夫 - 唐沢俊一 - 山本弘 - 横田順彌
公式サイト
www.togakkai.com

天羽 優子(あもう ゆうこ)は、日本物理学者山形大学理学部物質生命化学科准教授ラマン散乱の研究者。Japan Skeptics会員。疑似科学・疑似科学ビジネス批判でも知られる[1] と学会会員。「ニセ科学フォーラム」実行委員。

略歴

[編集 ]

疑似科学についての活動

[編集 ]

疑似科学に関連してサイト「水商売ウォッチング」などで、水に「科学的な根拠のない加工を行った」商品を販売している業者等を批判している[3] BuzzFeed(当時)の石戸諭 は「水にまつわるニセ科学研究の第一人者、山形大学の天羽優子准教授が運営する『水商売ウォッチング』は必見のサイトだ」と評している[1]

天羽は、2008年1月に「水は変わる」の紙媒体とウェブ版でなされた自身への名誉毀損を理由に、「水は変わる」を主催する吉岡英介を提訴した。第一審の判決は被告(吉岡)の全面敗訴で、被告は控訴しなかった[4] [5]

EM菌は環境教育の現場に進出しているが、EM菌をまくと水がきれいになるなどの主張には疑似科学的な面がある。天羽は「環境教育の教材としてのEMはニセ科学であり、教育で使うには不適切であることは明らかである」「大人がEMを使うことを自らの判断で行うのであればそれは自由だが、教材を自分で選ぶことができない児童や生徒に使用させるのは大変良くないこと」として、2015年の夏頃から署名サイト「Change.org」で「小中学校におけるEMの利用を止めてほしい」という署名活動を行った。天羽は、この署名活動によって、「EMによる環境浄化は、面倒な文献調査をしなくても、文部科学省の通知で注意喚起されている教材にあてはまるという判断がしやすくなったと考える」と述べている[6]

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b 石戸諭 (2016年5月19日). "過熱する「水素水」ビジネス うっかりニセ科学にだまされないために". BuzzFeed . https://www.buzzfeed.com/satoruishido/suisosui-mondai  
  2. ^ a b "What is apj?". www.cml-office.org. 2023年1月13日閲覧。
  3. ^ 天羽優子. "水商売ウォッチング". Y.Amo(apj) Lab. 2012年2月8日閲覧。
  4. ^ "東京地裁の判決 1 2010年09月01日". 2012年2月8日閲覧。
  5. ^ "「水商売ウォッチング」裁判の一審判決が出る". スラド. (2009年3月4日). https://srad.jp/story/09/03/03/166252/  
  6. ^ "EM汚染". Y.Amo(apj) Lab. 2023年1月13日閲覧。

関連項目

[編集 ]

外部リンク

[編集 ]

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /