北島兄弟
北島兄弟(きたじまきょうだい)は、日本の演歌デュオである。メンバーは北島音楽事務所所属の歌手、北山たけしと大江裕。
経緯
[編集 ]2018年、翌2019年は北山にとって歌手生活15周年、大江にとって歌手生活10周年という節目の年であり、2人で「全国を回りたい」と話し合い、師匠である北島三郎に相談を持ち掛けたところ、「いいじゃないか。お前たちは北島ファミリーの兄弟。『北島兄弟』という名前をあげるから、誠(=大地土子、本名は北島の次男である大野誠)にデュエット曲をお願いしてみろ」と背中を押されたことが結成の発端である[1] 。
2人からの依頼を受けた誠は2018年に楽曲を完成させるも、アレンジをする直前の同年3月に他界。誠の遺作となった[2] 。 楽曲はのちに「兄弟」に由来して「ブラザー」と名付けられ、北島兄弟のデビュー曲とされた。
「ブラザー」は大江がソロ曲を出している日本クラウン(クラウン徳間ミュージック)と北山がソロ曲を出しているテイチクエンタテインメントの2レーベルから同時発売の販売方式が採られた[3] 。
北山、大江の歌手生活の節目として結成されたユニット。
北山は「一度『北島』の名前をもらったらこっちのもんです」と笑わせ、「(北島)師匠の背中を見ながら兄弟で頑張りたい。年末に向けて良い結果を残して恩返ししたい」と発言した[2] 。
2018年12月、輝く!日本レコード大賞で「企画賞」受賞。
2018年12月、同月大晦日に開催される「第69回NHK紅白歌合戦」の特別枠として、北島が「まつり」で5年ぶりに出演することが決まり、北島と共に北島兄弟も「ブラザー」で出演することが決まり[4] 、12月31日に歌唱した。
2019年2月25日、第2弾シングル「兄弟連歌」(上述の「ブラザー」の大江版のサブタイトルとは別曲)が発表された。今回も北山版(テイチク)、大江版(クラウン)が同時発売され、カップリングにはそれぞれのソロ曲が入る。尚、北山版のカップリング曲「手紙」では、北山が「TAKESHI」名義で作曲した。
ディスコグラフィー
[編集 ]- シングル
ブラザー c/w ごきげんソング♪(大江ソロ) 日本クラウン(クラウン徳間ミュージック)版(CRCN-8174、2018年8月15日)
ブラザー c/w 篝火(北山ソロ) テイチクエンタテインメント版(TECA-13865、2018年8月15日)
兄弟連歌 c/w ガラスの街(大江ソロ) 日本クラウン(クラウン徳間ミュージック)版(CRCN-8230、2019年2月25日)
兄弟連歌 c/w 手紙(北山ソロ) テイチクエンタテインメント版(TECA-13913、2019年2月25日)
※(注記)「手紙」の作曲のみTAKESHI(=北山たけし)、それ以外の全曲、作詞・作曲は大地土子(大野誠)
出典
[編集 ]- ^ 北山たけしと大江裕の「北島兄弟」サブちゃん命名ユニットで紅白狙う 東スポweb2018年7月7日 (2018年12月27日 閲覧)
- ^ a b 北山たけし&大江裕で「北島兄弟」 師匠・サブちゃん次男の遺作を熱唱 スポーツ報知2018年7月6日 (2018年12月27日 閲覧)
- ^ カップリングは日本クラウン版には大江のソロ、テイチク版には北山のソロが入っている。また、大江版には「兄弟連歌」のサブタイトルが付く。
- ^ 「夢を歌おう」特別企画 "紅白に、サブちゃんが帰ってきた!" 北島三郎、「平成最後の紅白」に出演決定! そして、北島兄弟に演歌の心をつなぐ第69回NHK紅白歌合戦 公式サイト内
外部リンク
[編集 ]- 北島音楽事務所 - プロフィール
- ブラザー - クラウン徳間ミュージック
- ブラザー - テイチクエンタテイメント
- 北島兄弟Instagram
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