倶利伽羅
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倶利伽羅(くりから 倶梨迦羅とも表記)は、サンスクリット「kulihah」に由来する不動明王の化身とされる竜(竜王)の名。剣(倶利伽羅剣)に絡みついた黒い竜の姿で表される。倶利伽羅竜王。
地名
[編集 ]石川県 津幡町に存在する地名。旧倶利伽羅村。現在、道の駅倶利伽羅 源平の郷がある。
- 718年(養老2年)、元正天皇の勅願により善無畏が倶利迦羅不動明王像を奉安したと伝えられる倶利迦羅不動寺が建立される。
- 近辺の加賀国と越中国の国境の峠が倶利伽羅峠と呼称され、1183年(寿永2年)に、源義仲軍と平維盛率いる平家軍との間で戦われた合戦倶利伽羅峠の戦いがなされ、平家物語などにより、全国的に著名となる。
- 1889年(明治22年)、 町村制施行により倶利伽羅村が成立。
- 1909年(明治42年)、北陸本線の駅として倶利伽羅駅が開設。
- 1957年(昭和32年)、津幡町に編入される。
関連項目
[編集 ]- 日本号
- 倶利伽羅紋紋 - 刺青の意匠のひとつ。その姿が江戸時代に好んで入れ墨の図案とされ、現代でもこれを博徒が好んで入れ、刺青の別称ともなっている。略されて「紋々」とも呼ばれる。
- 倶利伽羅 (漫画家)
- 倶利伽羅峠
- 倶利伽羅不動寺
- 倶利伽羅剣
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