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中島元彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中島 元彦
名前
愛称 もっくん
カタカナ ナカジマ モトヒコ
ラテン文字 NAKAJIMA Motohiko
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1999年04月18日) 1999年 4月18日(25歳)
出身地 大阪府 大阪市 東淀川区
身長 170cm
体重 66kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 セレッソ大阪
ポジション FW / MF
背番号 13
利き足 両足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018- セレッソ大阪 12 (2)
2016-2020 セレッソ大阪U-23 78 (19)
2020 アルビレックス新潟(loan) 35 (5)
2022-2024 ベガルタ仙台(loan) 103 (23)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年11月10日現在。
しかくテンプレート(しかくノート しかく解説)しかくサッカー選手pj

中島 元彦(なかじま もとひこ、1999年 4月18日 - )は、大阪府 大阪市 東淀川区出身のプロサッカー選手Jリーグセレッソ大阪所属。ポジションはフォワードミッドフィールダー

来歴

2008年からセレッソ大阪のアカデミーで育ち[1] 、U-12、西U-15を経て、U-18に所属していた2016年5月に2種登録選手に登録されると[1] 、C大阪U-23としてJ3リーグ出場を経験した[2]

2017年には第18節の鹿児島ユナイテッドFC戦でJ3リーグ初先発すると初ゴールを決めた[3] 。2017年9月に翌シーズンのトップチーム昇格が発表された[1] [4]

2018年よりトップチームに昇格を果たした。J3第3節のカターレ富山戦ではチーム事情により、中学生以来となるボランチでプレーした[5] 。最終節、アウェイ開催のG大阪U-23との大阪ダービーでは、1ゴール1アシストで2-0の勝利に貢献[6]

2019年、第28節、アウェイ開催のG大阪U-23との大阪ダービーでは、後半アディショナルタイムに、直接フリーキックで決勝点を決めて2-1の勝利に貢献[7]

2020年7月20日からJ2に在籍するアルビレックス新潟へ育成型期限付き移籍で加入[8] [9] 。主力として活躍し、35試合に出場。シーズン終了後、セレッソ大阪に復帰を果たした[10]

2021年J1第9節で、新型コロナウイルスの影響でレヴィー・クルピ監督が不在の中、暫定的に指揮をとっていた小菊昭雄コーチによって出場機会を得た。「ミドルシュートに期待して投入した」という小菊コーチの期待に応えるペナルティエリア手前からのカーブのかかった左足ミドルシュートでJ1初ゴールを記録[11] 。ガンバ大阪との大阪ダービーでも得点を決め、U23時代と同様にダービーマッチでの勝負強さをみせた。

2022年4月6日、ベガルタ仙台へ育成型期限付き移籍[12] 。途中加入であったが、最初の試合から即ボランチのレギュラーに定着した[13] 。リーグ戦33試合4得点7アシスト。途中加入かつ育成型期限付き移籍だったが、「サポーターが選ぶ年間MVP賞」に選ばれた[14]

2023年、移籍期間を延長。育成型期限付き移籍選手にもかかわらず、ベガルタの歴代レジェンドが着用した背番号「7」を着用。5月13日、「Jリーグ30周年記念マッチ」の一試合として開催された第15節のモンテディオ山形とのみちのくダービーでは後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを叩き込んだ[15]

2024年、育成型期限付き移籍から期限付き移籍へ移行し、移籍期間を延長。5月には仙台に来て初めての複数得点を含めた、5試合4得点の活躍で初の月間MVPを受賞[16] 。第29節のいわきFCとの東北ダービーでは2得点の活躍でシーズン自己最高得点記録となる2桁台に乗せた[17] 。セカンドトップで起用されることが多く、リーグ戦では38試合出場で13得点5アシストを記録、得点アシスト共にチーム内最多。枠内シュート数はリーグ3位、スルーパス総数はリーグ2位[18] 。リーグ戦終了後にサポーターが選ぶ年間MVPを2年振り2度目に受賞した。J1昇格プレーオフ準決勝で、引き分け以下で敗退が決まる状況下、2得点を決めチームを4-1の勝利に導き、幾度となく発揮してきた大舞台での勝負強さをみせた[19]

2025年、セレッソ大阪に3年ぶりに復帰[20] 。背番号は清武弘嗣柿谷曜一朗南野拓実らが着用した13番。開幕戦のアウェイ・ガンバ大阪戦で、ドリブルで2人を交わし得点を決め5-2の勝利に貢献した[21]

人物・エピソード

  • フリーキックを両足で正確に蹴ることが出来る珍しい選手である[22]
  • ボランチとボランチから前の全てのポジションで起用可能。
  • 趣味はモバイル版サッカーゲーム「ウイニングイレブン」であり、全国3位となったこともある実力者である[23]
  • eスポーツ大会「Jリーグ eSports ONLINE」では最終節にセレッソ大阪の代表として登場。ヴィッセル神戸田中順也と対戦し、7-1で圧勝している[23]
  • 仙台時代にNo1"e"Jリーガー選手権[24] の現役Jリーガーが8人参加したゴール争奪戦で、2位に91ゴール差を付けるダントツの423ゴールを奪い優勝する程の実力者。
  • 2022年現在マイナビ仙台レディース所属の矢形海優とはセレッソ時代から親交がある。矢形は「アイス何がうまいか全部知ってるとかしょうもない話で盛り上がってました」と話した[25]
  • eスポーツ大会「Jリーグ efootball 2022シーズン」では解説として参加した。
  • 2023年、セレッソへの復帰や、他クラブからのオファーなど様々な選択肢がある中、ベガルタ仙台をJ1に昇格させること、選手としての価値を高めることを目標にベガルタへの移籍期間を延長した。
  • 2025年の開幕戦で得点した際にはベガルタ仙台について「充実した3年間でした。お父さん、お母さんのような温かみを持って接していただいていたので。恩返しのようなゴールにもなったと思うので、その意味でも嬉しかったです」と話した[26]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 天皇杯 期間通算
2018 C大阪 28 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2019 0 0 0 0 0 0 0 0
2020 0 0 0 0 - 0 0
新潟 13 J2 35 5 - - 35 5
2021 C大阪 28 J1 12 2 2 0 3 0 17 2
2022 13 0 0 1 0 - 1 0
仙台 44 J2 33 4 - 1 0 34 4
2023 7 32 6 - 2 0 34 6
2024 38 13 0 0 0 0 38 13
2025 C大阪 13 J1
通算 日本 J1 12 2 3 0 3 0 19 2
日本 J2 138 28 0 0 3 0 141 28
総通算 150 30 3 0 6 0 160 30
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2016 C大23 44 J3 3 0 3 0
2017 47 10 3 10 3
2018 28 31 7 31 7
2019 34 9 34 9
2020 0 0 0 0
通算 日本 J3 78 19 78 19
総通算 78 19 78 19
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2018 C大阪 28 0 0
2021 C大阪 28 5 0
通算 AFC 5 0
その他の公式戦
出場歴

代表歴

タイトル

クラブ

個人

  • 日本の旗 ベガルタ仙台「サポーターが選ぶ年間MVP賞」:2回(2022年、2024年)
  • 日本の旗 明治安田J2リーグ月間MVP:1回(2024年5月)
  • 日本の旗 JPFAアワード J2ベストイレブン:1回 (2024年)
  • 日本の旗 明治安田J2リーグ優秀選手賞:1回(2024年)[28]

脚注

  1. ^ a b c セレッソ大阪U-18 中島元彦選手、山田寛人選手 加入内定のお知らせ』(プレスリリース)セレッソ大阪、2017年9月29日https://www.cerezo.jp/news/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BD%E5%A4%A7%E9%98%AA%EF%BD%95%EF%BC%8D%EF%BC%91%EF%BC%98%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E5%85%83%E5%BD%A6%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%80%81%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%AF%9B%E4%BA%BA/ 2018年8月12日閲覧 
  2. ^ プレミアリーグWEST J3で経験積む世代最高クラスのアタッカー、C大阪U-18MF中島元彦ゲキサカ(2017年4月6日)
  3. ^ 【C大23 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:頼もしき『決め彦』3試合連続ゴールなるか/中島元彦 J's GOAL(2017年8月26日)
  4. ^ C大阪がU-17W杯日本代表FW山田寛人、FW中島元彦のトップ昇格内定を発表ゲキサカ(2017年9月27日)
  5. ^ 【C大23 vs 相模原】 ウォーミングアップコラム:C大阪U-23に今季初勝利をもたらした"ボランチ"中島元彦。若き桜の中心にJ.goal(2018年3月24日)
  6. ^ "最終節!"大阪ダービー"は中島元彦の1G1A!C大阪23が制す!|レビューJ3第34節G大阪U-23vsC大阪U-23". 2022年6月19日閲覧。
  7. ^ "2019明治安田生命J3リーグ 第28節". 2022年6月19日閲覧。
  8. ^ セレッソ大阪から 中島 元彦 選手 育成型期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)アルビレックス新潟、2020年7月20日https://www.albirex.co.jp/news/59313/ 2020年7月21日閲覧 
  9. ^ 中島元彦選手 アルビレックス新潟へ育成型期限付き移籍のお知らせ』(プレスリリース)セレッソ大阪]、2020年7月20日https://www.cerezo.jp/news/2020-07-20-15-00/ 2020年7月21日閲覧 
  10. ^ 新潟に武者修行のMF中島元彦がC大阪に復帰「強い覚悟を持って新シーズンに臨みます」ゲキサカ(2021年1月8日)2021年5月8日閲覧。
  11. ^ "C大阪FW中島元彦がJ1初ゴール 鮮やかミドル J屈指の「ウイイレ」凄腕". 2022年7月11日閲覧。
  12. ^ セレッソ大阪 中島元彦選手 育成型期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ベガルタ仙台、2022年4月6日https://www.vegalta.co.jp/news-team/2022/04/post-188.html 2022年4月6日閲覧 
  13. ^ "中島 元彦". 2022年5月15日閲覧。
  14. ^ "10月16日(日)、2022明治安田生命J2 第41節 ロアッソ熊本戦にて2022シーズンホーム最終戦セレモニーを開催いたしました。". 2022年10月19日閲覧。
  15. ^ "⚽️G🟠🟡🟠🟡AL!". X. 2023年12月27日閲覧。
  16. ^ "🏆2024明治安田Jリーグ KONAMI 月間MVP🏆". X. 2024年6月11日閲覧。
  17. ^ "昇格に向けて". X (2024年8月31日). 2024年9月3日閲覧。
  18. ^ "枠内シュート総数 2024シーズン ". 2024年12月6日閲覧。
  19. ^ "長崎vs仙台の試合結果・データ(J1昇格プレーオフ:2024年12月1日)". 2024年12月1日閲覧。
  20. ^ 中島 元彦選手 ベガルタ仙台より復帰について』(プレスリリース)セレッソ大阪、2024年12月21日https://www.cerezo.jp/news/2024-1221-1600/ 2024年12月21日閲覧 
  21. ^ "C大阪逸材が大阪ダービーで圧巻弾". 2025年2月14日閲覧。
  22. ^ "C大阪・クルピ監督がMF中島元彦を絶賛「FKを両足で完璧に蹴られる選手」". 2023年12月4日閲覧。
  23. ^ a b 【C大阪】都倉7発!「ウイイレ全国3位」の中島が神戸・田中を圧倒スポーツ報知(2020年5月16日)
  24. ^ "jleague e-football 2022シーズン No1"e"Jリーガー選手権". 2022年9月22日閲覧。
  25. ^ "×ばつマイナビ SNSコラボdays". 2022年9月24日閲覧。
  26. ^ "2025明治安田J1リーグ 2025年2月14日金". 2025年2月15日閲覧。
  27. ^ セレッソ大阪 サクラ咲ケ 中島元彦 4年目の飛躍へ「一発屋で終わるのか、それとも...」 スポニチ 2021年4月20日 2024年5月26日閲覧。
  28. ^ "優秀選手賞(J2)を新設 2024シーズンの優秀選手賞(J2)受賞選手が決定". 2024年12月19日閲覧。

関連項目

外部リンク

スタッフ
選手
GK
DF
MF
FW
-
  • 12 サポーター
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