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三堀将

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三堀 将(みほり しょう、1910年 2月14日 [1] - 1996年 10月7日 [2] )は、日本ジャーナリスト囲碁 観戦記者、囲碁ライター。読売新聞社新聞監査委員長、報知新聞社副社長を歴任。

略歴

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神奈川県出身。本名は将(ただし)[3] 。他の筆名は丘目山人(おかめ-さんじん)[3]

旧制静岡高等学校卒業[4] 東京帝国大学経済学部卒業[2] 1932年、読売新聞社に入社して囲碁担当となる[1] 。1938年から3年間、覆面子(4代目)の名で囲碁観戦記を執筆[1] 呉清源木谷実の「打ち込み十番碁」を取材するなど活躍[1]

戦後、出版部長[2] 、特信部長、新聞監査委員長などを経て1963年、報知新聞副社長[1]

1967年に辞任してフリーの囲碁ライターとして読売新聞社主催の棋聖戦などで健筆を振るい、囲碁界のご意見番的存在だった[1] 。また、1968年秋葉原ラジオ会館に入り、取締役、のち監査役となる[2]

1988年、大倉喜七郎賞を受賞。1993年日本囲碁ジャーナリストクラブ賞を受賞[1] 。囲碁に関する著書のほか、観戦記を集めた「三堀將 名勝負名観戦記」(誠文堂新光社)がある[1]

ナダレ定石の命名者[5] 。また、新聞囲碁欄で、2日目以降に、その日以前の石に番号を書かないのは、三堀がはじめたとされる[5]

著作

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単著

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  • この手ご用心 丘目山人 著 囲碁春秋社
  • 続・この手ご用心 丘目山人 著 囲碁春秋社 1957
  • 碁の勝ち方・楽しみ方 丘目山人 著 ベースボール・マガジン社 1959
  • 続々 この手ご用心 丘目山人 著 囲碁春秋社 1959
  • 楽しい囲碁心理学 三堀将 著 日本棋院 1974 (ゴ・スーパーブックス)
  • 黒白縦横 三堀将 著 東京書籍 1979 (東書選書 ; 47)
  • 囲碁万華鏡 三堀将 著 大陸書房 1980
  • 三堀将 名勝負・名観戦記 誠文堂新光社 1992

共著・編著

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  • 呉清源十番碁集 多賀谷信廼, 三堀将編 読売新聞社 1947
  • 呉清源のこの手ご用心シリーズ 呉清源著, 三堀将編 池田書店刊 1971 のち山海堂から新版
  • 呉清源碁経衆妙三堀将編集、全4巻、池田書店 1974年
  • 日本囲碁大系 第3巻 道策 総編集: 林裕 共著:呉清源、筑摩書房 1975
  • 『鬼手・妙手・魔手』 呉清源著、三堀将編集 日本棋院, 1978
  • 呉清源打込十番碁全集 第1巻〜第5巻 三堀将,山田虎吉 編 講談社 1979
  • 定石の考え方―有段者のための集中講義 呉清源著, 三堀将編、ユージン伝 1991

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 読売人物データベース
  2. ^ a b c d 日外アソシエーツ現代人物情報
  3. ^ a b デジタル版 日本人名大辞典+Plus
  4. ^ 『楽しい囲碁心理学』(日本棋院)著者紹介
  5. ^ a b 三堀将『楽しい囲碁心理学』(日本棋院)P.41

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