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一酸化二塩素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一酸化二塩素
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識別情報
特性
化学式 Cl2O
モル質量 86.9054 g mol−1
融点

−120.6 °C

沸点

22 °C

構造
双極子モーメント 0.78 ± 0.08 D
熱化学
標準生成熱 ΔfH(削除) o (削除ここまで) +80.3 kJ mol−1
標準モルエントロピー S(削除) o (削除ここまで) 265.9 J K−1 mol−1
関連する物質
関連する酸化物 H2O
F2O
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一酸化二塩素(いっさんかにえんそ)は、分子式 Cl2O で表される塩素酸化物の一種である。Clの酸化数は+1。かつては亜酸化塩素とも呼ばれたが、この語は現在は非推奨名称である。

酸素原子 (O) 上に2個の塩素原子が結びついた構造を持つ。

反応

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次亜塩素酸 (HClO) の酸無水物に相当し、水と反応させると次亜塩素酸に変わる。このことから、この化合物は無水次亜塩素酸とも呼ばれる。

Cl 2 O   + H 2 O 2 HClO {\displaystyle {\ce {Cl2O\ + H2O -> 2HClO}}} {\displaystyle {\ce {Cl2O\ + H2O -> 2HClO}}}

一酸化二塩素を嗅ぐと独特のハロゲン臭(一般に塩素臭、カルキ臭と呼ばれるもの)を呈する。

酸化数により分類。
混合酸化状態
酸化数+1
酸化数+2
酸化数+3
酸化数+4
酸化数+5
酸化数+6
酸化数+7
酸化数+8
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