ルース・エドガー
ルース・エドガー | |
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Luce | |
監督 | ジュリアス・オナー (英語版) |
脚本 |
ジュリアス・オナー J・C・リー |
原作 | J・C・リー『Luce』 |
製作 |
ジョン・ベイカー アンドリュー・ヤング ジュリアス・オナー |
製作総指揮 |
ロブ・フェン アンバー・ワン J・C・リー |
出演者 |
ケルヴィン・ハリソン・Jr オクタヴィア・スペンサー ナオミ・ワッツ ティム・ロス |
音楽 |
ジェフ・バーロウ (英語版) ベン・ソールズベリー (英語版) |
撮影 | ラーキン・サイプル (英語版) |
編集 | マドレーヌ・ギャヴィン |
製作会社 |
ドリーム・ファクトリー・グループ シネティック・メディア アルトナ・フィルムハウス |
配給 |
アメリカ合衆国の旗 ネオン/トピック・スタジオズ 日本の旗 キノフィルムズ/東京テアトル |
公開 |
アメリカ合衆国の旗 2019年8月2日 日本の旗 2020年6月5日 |
上映時間 | 108分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | 世界の旗 2,268,375ドル[2] |
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『ルース・エドガー』(Luce)は2019年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はジュリアス・オナー (英語版)、出演はケルヴィン・ハリソン・Jr、オクタヴィア・スペンサー、ナオミ・ワッツ、ティム・ロスなど。過激思想に染まるなど意外な横顔を隠し持つと疑われた優等生の少年の姿を通して米国の理想と現実を描いた社会派サスペンスである[3] 。原作はJ・C・リーの戯曲『Luce』。
ストーリー
[編集 ]エドガー夫妻(ピーターとエイミー)は紛争が続くエリトリアから子供を一人養子に取った。それから10年後、ルース・エドガーは学業とスポーツの両面で優れた成績を収める高校生へと成長した。ルースはその人柄の良さもあって近所の人たちから愛されていた。ルースが通う高校で教鞭を執るハリエットは「ルースの活躍によって、アフリカ系の同級生たちは良い刺激を受けることだろう」と確信していた。そんなある日、ハリエットが宿題を採点していると、ルースの出してきたレポートにフランツ・ファノンにまつわる急進的な思想が見え隠れしていることに気が付いた。ハリエットは「青年には良くあることだ」と思ったが、どうにも不安になったため、ルースのロッカーをチェックすることにした。最悪なことに、ハリエットの嫌な予感は的中してしまったのである。
キャスト
[編集 ]- ルース・エドガー: ケルヴィン・ハリソン・Jr
- ハリエット・ウィルソン: オクタヴィア・スペンサー
- エイミー・エドガー: ナオミ・ワッツ
- ピーター・エドガー: ティム・ロス
- デショーン・ミークス: ブライアン・ブラッドリー
- ステファニー・キム: アンドレア・バン (英語版)
- ダン・トーソン: ノーバート・レオ・バッツ (英語版)
- ローズマリー・ウィルソン: マーシャ・ステファニー・ブレイク (英語版)
- ケニー: ノア・ゲイナー
- コーリイ・ジョンソン: オマール・ブランソン
製作
[編集 ]2017年11月9日、ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ケルヴィン・ハリソン・Jr、ティム・ロスがジュリアス・オナー監督の新作映画に出演するとの報道があった[4] 。12月12日、ブライアン・ブラッドリーがキャスト入りした[5] 。
マーケティング・興行収入
[編集 ]2019年1月27日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[6] 。30日、ネオンとトピック・スタジオズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[7] 。6月4日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8] 。
2019年8月2日、本作は全米5館で限定公開され、公開初週末に13万2987ドル(1館当たり2万6597ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場20位となった[9] 。
当初、本作は2020年5月15日に日本で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受けて、8日、配給元の東京テアトルとキノフィルムズは本作の公開延期を発表した[10] 。
評価
[編集 ]本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには162件のレビューがあり、批評家支持率は90%、平均点は10点満点で7.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ルース・エドガー』は複雑かつ見事なストーリーを展開するために一流の俳優たちを揃えている。同作は観客の思考を喚起するようなやり方でタイムリーなテーマを扱っている。」となっている[11] 。また、Metacriticには31件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている[12] 。
出典
[編集 ]- ^ "ルース・エドガー". 映画.com . 2020年2月19日閲覧。
- ^ "Luce (2019)" (英語). The Numbers . 2020年2月6日閲覧。
- ^ "ルース・エドガー". WOWOW. 2021年6月29日閲覧。
- ^ Fleming, Mike Jr (2017年11月9日). "Dream Factory Launches With ‘Luce’: Naomi Watts, Octavia Spencer, Tim Roth Kelvin Harrison Jr. Head Cast" (英語). Deadline.com . https://deadline.com/2017/11/luce-movie-dream-factory-launch-naomi-watts-octavia-spencer-tim-roth-1202204924/ 2019年8月9日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2017年12月12日). "Ian Chen & Jovan Armand Join ‘Shazam!’, Brian ‘Astro’ Bradley Jr. Cast In ‘Luce’" (英語). Deadline.com . https://deadline.com/2017/12/ian-chen-jovan-armand-shazam-brian-astro-bradley-jr-luce-1202225185/ 2019年8月9日閲覧。
- ^ Siegel, Tatiana (2018年11月28日). "Sundance Unveils Politics-Heavy Lineup Featuring Ocasio-Cortez Doc, Feinstein Drama" (英語). The Hollywood Reporter . https://www.hollywoodreporter.com/news/alexandria-ocasio-cortez-doc-dianne-feinstein-drama-sundance-2019-lineup-1164468 2019年8月9日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2019年1月30日). "Julius Onah’s Thriller ‘Luce’ Sells To NEON & Topic Studios – Sundance" (英語). Deadline.com . https://deadline.com/2019/01/sundance-naomi-watts-tim-roth-luce-thriller-sells-to-neon-topic-studios-1202545939/ 2019年8月9日閲覧。
- ^ Schaefer, Sandy (2019年6月4日). "Luce Trailer: Octavia Spencer's Star Pupil Isn't What They Seem" (英語). Screen Rant. https://screenrant.com/luce-movie-2019-trailer-octavia-spencer/ 2019年8月9日閲覧。
- ^ "Domestic 2019 Weekend 31 / August 2-4, 2019" (英語). Box Office Mojo. 2019年8月9日閲覧。
- ^ "『ルース・エドガー』公開延期が決定". THE RIVER. (2020年5月8日). https://theriver.jp/luce-edgar-postponed/ 2020年5月8日閲覧。
- ^ "Luce (2019)" (英語). Rotten Tomatoes. 2021年6月29日閲覧。
- ^ "Luce Reviews" (英語). Metacritic. 2021年6月29日閲覧。