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ライジングサン (漫画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ライジングサン
ジャンル 青年漫画
漫画:ライジングサン
作者 藤原さとし
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクション
レーベル アクションコミックス
発表号 2012年5号 - 2018年7号
巻数 全15巻
話数 全121話
漫画:ライジングサンR
作者 藤原さとし
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクション
レーベル アクションコミックス
発表号 2018年18号 -
巻数 既刊15巻(2024年6月27日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ライジングサン』は、藤原さとしによる日本漫画作品。双葉社発行の『漫画アクション』にて、2012年5号から2018年7号まで連載。その後、新章『ライジングサンR』が同誌にて、2018年18号から連載中。陸上自衛隊の新隊員の訓練生活が題材となっており、作者の実際の自衛隊経験と取材に基づいて描かれている。2023年7月時点でシリーズ累計発行部数は190万部を突破している[1]

あらすじ

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自衛隊に入隊してから3か月間の教育訓練を受ける、まだ階級を持たない「自衛官のタマゴ」である自衛官候補生

主人公の甲斐一気をはじめ、生い立ちや入隊目的が異なる自衛官候補生たちが、一つの教育隊で厳しい訓練を受ける中で友情を育み成長していく。

主な登場人物

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自衛官候補生

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甲斐 一気(かい いっき)
煮え切らない日々を送っていた高校3年生のときに、陸上自衛官の伊達と出会い、自衛隊を志す。明るい性格だが、登山事故で父親を亡くした経験が影を落とすことがある。
来嶋 誠(くるしま まこと)
一気の生活や訓練におけるペアを務めるバディ。クールな性格でフンという口癖をよく言う。ボクシングオリンピック出場を目指すために、自衛隊体育学校に入ることが入隊の目的。
広瀬 優香(ひろせ ゆうか)
おっとりとした性格の女性自衛官候補生。親にすすめられるがままに公務員を目指したが、自衛隊にだけしか合格しなかったためということもあり、自衛隊のことを入隊するまでよく知らなかった。巨乳
神崎 涼子(かんざき りょうこ)
バディの広瀬とは対照的に、父親が陸上自衛官でレンジャーバッジ保持者だったこともあり、自衛隊の知識に秀でている女性自衛官候補生。男性に対して強い対抗意識を抱いている。
犬井 亮(いぬい りょう)
荒々しい性格で、とくにバディの吉永に対してはあたりが厳しい。
吉永 信也(よしなが しんや)
眼鏡をかけた太った容姿をしている。陰気な性格で口数も少ない。
浜岡 雄介(はまおか ゆうすけ)
一気たちの班の最年長。サラリーマン経験がある妻子持ちで、家は栃木県宇都宮市にある。
石田 圭吾(いしだ けいご)
浜岡のバディの関西人。よく格言や名言を引用する。和歌山県出身で7人兄弟の長男。

自衛官

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新海(しんかい)
3等陸曹。一気たち第3営内班班長(担当教官)。過酷な訓練を修了した者のみに与えられるレンジャーバッジを保持している。
伊達(だて)
1等陸曹。数年前の災害派遣時までは新海が所属する部隊の分隊長であり、新海がレンジャー課程へ入校した際には教官を務めた。「自衛官の何たるか」を教えた者として新海から尊敬されている。また、自主訓練中の山の中で一気に出会い、自衛隊入りのきっかけを作った。レンジャー有資格者だが、前述の災害派遣の際にレンジャー課程で学んだことを一切発揮できなかったと感じ、あえてレンジャーバッジを着用していない。
永山(ながやま)
3等陸曹。新海の同期で、2班の班長。
立花(たちばな)
2等陸尉。教育隊の区隊長。元々は機甲科戦車乗員であった。
丹羽 太郎(にわ たろう)
陸曹長。自衛官歴20年のベテランで立花区隊の区隊付[2] を務める。立花を「オヤジ」と呼び慕っている。
更科(さらしな)
2等陸曹。立花区隊の先任班長。

現実の自衛隊との相違点

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  • 本作品の自衛官候補生たちは男女混合で教育訓練を受けるが、実際の自衛官候補生の教育隊は男女別である。[3]
  • 作中、「構え銃(かまえつつ)」という号令がかかるシーンがあるが、自衛隊にこのような号令は存在しない。[4]

書誌情報

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 原作コミックス『ライジングサンR』第12巻帯の表記より。
  2. ^ 区隊長の補佐を行う役職。
  3. ^ 但し、航空自衛隊では一部の訓練を男女混合で行っている。
  4. ^ 実際には「控え銃(ひかえつつ)」である。
漫画アクション連載中の漫画作品 (2024年8月20日現在)
通常連載
不定期連載
休載中

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