コンテンツにスキップ
Wikipedia

ライアン・マシューズ (アメリカンフットボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ライアン・マシューズ
Ryan Matthews
基本情報
ポジション ランニングバック
生年月日 (1987年10月10日) 1987年 10月10日(37歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州 リバーサイド
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 218 lb =約98.9kg
経歴
大学 カリフォルニア州立大学フレズノ校
NFLドラフト 2010年 / 1巡目全体12位
初出場年 2010年
初出場チーム サンディエゴ・チャージャーズ
所属歴
2010-2014 サンディエゴ・チャージャーズ
2015-2016 フィラデルフィア・イーグルス
NFL 通算成績
ラン獲得ヤード 5,261ヤード
平均獲得ヤード 4.4ヤード
TDラン 37回
レシーブ 179回
レシーブ獲得ヤード 1,371ヤード
TDレシーブ 3回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

ライアン・マシューズ(Ryan Matthews 1987年 10月10日- )はカリフォルニア州 リバーサイド出身のアメリカンフットボール選手。現在フリーエージェント。ポジションはランニングバック

経歴

[編集 ]

プロ入りまで

[編集 ]

黒人の父親と白人の母親の間に生まれた。彼が生まれたとき、母親はまだ16歳であった。父親とは数回しか会うことがなく、彼と母親は最初の4ヶ月を1969年式のオールズモビルで過ごした。彼が子どもの時、母親と共にベイカーズフィールドから南東に35マイルのテハチャッピに引っ越した。そして母親は生活のため、複数の仕事を掛け持ちで行った。5歳の時からライアンはフットボールを始めた。彼女の母親は必ず試合を見に行った。

中学を卒業するとともに、彼はベイカーズフィールドの高校に入学、そこでランニングバック、クォーターバック、ラインバッカーとしてプレーした。2年の時、オフェンスでは1,104ヤードを走って18TD、ディフェンスでは97タックル、16サックをあげた[1] 。3年の時には3,396ヤード(平均9.97ヤード)を走り44TD、QBとしても851ヤードのパスを投げて11TDをあげた[1] 。この年彼は州のファーストチーム、オールアメリカンのセカンドチームに選ばれた[1]

アリゾナ州立大学コロラド大学ネバダ大学ワシントン大学UCLAからのリクルーティングもあったが、彼はカリフォルニア州立大学フレズノ校を選んだ[1]

大学1年次には145回のキャリーで866ヤードを走り、14TDをあげた。平均獲得ヤードとTD数はこの年の全米の1年生トップの数字であった。2年次には開幕から4試合経過したところで、ラン獲得ヤード、TD数で全米のトップ10に入った。開幕から4試合目のUCLA戦では166ヤードを走り2TDをあげたが、この試合でひざを負傷してしまった。その後3試合での出場機会はほとんど無く、最後の5試合は欠場、113回のキャリーで606ヤード、8TDでシーズンを終えた[1]

3年次の2009年には、12試合に出場し、全米トップの1,808ヤード(平均150.67ヤード)[2] 、19TDをあげた[3] 。なお1試合を脳震盪のため欠場している[4] 。この年、CBSスポーツ [5] スポーツ・イラストレイテッド [6] AP通信よりオールアメリカンセカンドチームに選ばれた[7]

12月に大学4年次には進まず、ドラフトアーリーエントリーすることを表明した[8]

ドラフト前のスカウティング・コンバインの40ヤード走では4秒45の記録を出している[9] [10]

NFL

[編集 ]

2010年のNFLドラフトではラダニアン・トムリンソンの後継者を探すサンディエゴ・チャージャーズがトレードアップを行い、1巡12位で彼は指名された[11] 。フレズノからドラフトで指名された選手としては2002年全体1位指名のデビッド・カー1994年全体6位氏名のトレント・ディルファーに次ぐ史上3番目の早さであった。

チームとの契約は遅れて、トレーニングキャンプをホールドアウトし[12] 、8月1日に5年間2,665万ドル(1,500万ドルの保障)で契約を結んだ[13]

第2週のジャクソンビル・ジャガーズ戦で足首を痛めて、翌週の試合に欠場した[14]

2011年、第3週のカンザスシティ・チーフス戦では19回のランで94ヤード、2TDをあげて勝利に貢献した[15] 。11月27日のデンバー・ブロンコス戦では22回のランで137ヤードを獲得したが、チームは6連敗を喫した[16]

この年14試合に出場し、1,091ヤード、6TD、[17] 、レシーブ50回で455ヤードを獲得した。

この年、レイ・ライスの代わりにプロボウルに選ばれた[18]

2012年、7月30日に交通事故を起こし、軽傷を負った[19] [20] 。8月のプレシーズンゲームで鎖骨を骨折[21] 、復帰は10月頃の見込となっている[22]

2013年、キャリアで初めて全16試合に出場、この年NFLトップとなる6試合で100ヤード以上を走り、合計1255ヤードを走った[23] 。オーバータイムにもつれた第17週のカンザスシティ・チーフス戦では24回のランで自己ベストの144ヤードを走り、27-24での勝利に貢献した[24] デンバー・ブロンコスとのディビジョナルプレーオフでは5回のランで26ヤードの獲得にとどまり、チームは17-24で敗れた[25]

2014年、第2週のシアトル・シーホークス戦でMCLを痛めて7試合に欠場[26] 、第14週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で足首を負傷し、シーズン残り試合を欠場した[27]

2015年3月12日、フィラデルフィア・イーグルスと契約を結んだ[28]

人物

[編集 ]

子どもの頃、サンディエゴ・チャージャーズのファンであり、ラダニアン・トムリンソンのランニングスタイルに憧れていた。彼は大学で、トムリンソンの背番号と同じ21番を着けた[29]

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b c d e "Profile". gobulldogs.com. 2012年9月16日閲覧。
  2. ^ Rob Rang (2010年2月22日). "Overlooked Mathews ready to claim respect he deserves". CBSスポーツ. 2012年9月16日閲覧。
  3. ^ "憧れの"L・T"後継者に、新人RBマシューズ". NFL JAPAN (2010年8月31日). 2012年9月16日閲覧。
  4. ^ "Mathews out vs. Louisiana Tech". ESPN (2009年11月17日). 2012年9月16日閲覧。
  5. ^ "CBSSports.com 2009 All-America Team". CBSスポーツ (2009年12月8日). 2012年9月16日閲覧。
  6. ^ "SI.com's 2009 All-Americas". スポーツ・イラストレイテッド (2009年12月15日). 2012年9月16日閲覧。
  7. ^ "2009 Associated Press All-America Team". AP通信 (2009年12月15日). 2012年9月16日閲覧。
  8. ^ Joe Schad (2009年12月21日). "Sources: Fresno State tailback to go pro". ESPN. 2012年9月16日閲覧。
  9. ^ "2010 NFL Combine Results". ESPN (2010年). 2012年9月16日閲覧。
  10. ^ "ドラフトまで1カ月、現時点での1巡指名予想 -後編-". NFL JAPAN (2010年3月21日). 2012年9月16日閲覧。
  11. ^ "2010年ドラフト通信簿 -AFC西地区-". NFL JAPAN (2010年4月27日). 2012年9月16日閲覧。
  12. ^ "チャージャース、ドラ1新人RBもホールドアウト". NFL JAPAN (2010年7月27日). 2012年9月16日閲覧。
  13. ^ "Chargers sign 12th overall pick RB Ryan Mathews". USAトゥデイ (2010年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
  14. ^ "チャージャース、TマクニールとRBマシューズが練習復帰". NFL JAPAN (2010年9月30日). 2012年9月16日閲覧。
  15. ^ "RBマシューズ2TDラン、チャージャースを勝利に導く". NFL JAPAN (2011年9月26日). 2012年9月16日閲覧。
  16. ^ "ブロンコス4連勝で貯金1、OT終了間際で勝利つかむ". NFL JAPAN (2011年11月28日). 2012年9月16日閲覧。
  17. ^ "チャージャース、エースRBマシューズが開幕戦欠場". NFL JAPAN (2012年9月9日). 2012年9月16日閲覧。
  18. ^ Bill Williamson (2012年1月23日). "Two Chargers added to Pro Bowl team". ESPN. 2012年9月16日閲覧。
  19. ^ "Chargers' Mathews suffers minor injuries in crash". Yahoo! (2012年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
  20. ^ "チャージャース、RBマシューズが交通事故で軽傷". NFL JAPAN (2012年8月1日). 2012年9月16日閲覧。
  21. ^ "プレシーズン第1週で起きた悪い出来事". NFL JAPAN (2012年8月14日). 2012年9月16日閲覧。
  22. ^ "鎖骨骨折のRBマシューズ、復帰は10月以降か". NFL JAPAN (2012年8月17日). 2012年9月16日閲覧。
  23. ^ David White (2014年1月11日). "Ryan Mathews' body keeps cutting into building of his NFL body of work". The Fresno Bee. 2015年3月14日閲覧。
  24. ^ Michael Gehlken (2013年12月30日). "MATHEWS’ STELLAR SEASON CONTINUES". utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
  25. ^ Kevin Acee (2014年1月12日). "Mathews finishes season on sideline". utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
  26. ^ Gregg Rosenthal (2014年9月15日). "Injury roundup: Ryan Mathews out 4-5 weeks". nfl.com. 2015年3月14日閲覧。
  27. ^ Tom Krasovic (2014年12月26日). "Ryan Mathews: will return 'as fast as I can'". utsandiego.com. 2015年3月14日閲覧。
  28. ^ "RB Ryan Mathews Signs Three-Year Deal". philadelphiaeagles.com (2015年3月12日). 2015年3月14日閲覧。
  29. ^ "Countdown to Kickoff: 4 Days". gobulldogs.com (2008年8月28日). 2012年9月16日閲覧。

外部リンク

[編集 ]
ウィキメディア・コモンズには、ライアン・マシューズ (アメリカンフットボール) に関連するメディアがあります。
先代
ラリー・イングリッシュ
サンディエゴ・チャージャーズドラフト1巡指名
2010年
次代
コーリー・リウゲット
  1. サム・ブラッドフォード
  2. エンダムカン・スー
  3. ジェラルド・マッコイ
  4. トレント・ウィリアムズ
  5. エリック・ベリー
  6. ラッセル・オクン
  7. ジョー・ヘイデン
  8. ローランド・マクレイン
  9. C・J.・スピラー
  10. タイソン・アルアル
  11. アンソニー・デービス
  12. ライアン・マシューズ
  13. ブランドン・グラハム
  14. アール・トーマス
  15. ジェイソン・ピエール=ポール
  16. デリック・モーガン
  17. マイク・イウパーティー
  18. マーキス・パウンシー
  19. ショーン・ウェザースプーン
  20. カリーム・ジャクソン
  21. ジャーメイン・グリシャム
  22. デマリアス・トーマス
  23. ブライアン・ブラガ
  24. デズ・ブライアント
  25. ティム・ティーボウ
  26. ダン・ウィリアムス
  27. デビン・マッコーティ
  28. ジャレッド・オドリック
  29. カイル・ウィルソン
  30. ジャビッド・ベスト
  31. ジェリー・ヒューズ
  32. パトリック・ロビンソン
 
各年のNFLドラフト

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /