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ヤブニンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤブニンジン
福島県会津地方 2011年5月
分類
: ヤブニンジン O. aristata
学名
Osmorhiza aristata (Thunb. ) Rydb.
シノニム
  • Uraspermum aristatum (Thunb.) Kuntze
和名
ヤブニンジン(藪人参)
ウィキメディア・コモンズには、ヤブニンジン に関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズにヤブニンジン に関する情報があります。

ヤブニンジン(藪人参、学名:Osmorhiza aristata )はセリ科 ヤブニンジン属多年草新潟県 直江津市ではウマゼリ とも呼ぶ[1] 。野胡蘿蔔(ナガジラミ)[2] とも呼ばれる。

特徴

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は直立し、長い枝を分け、高さは30-60cmになる。茎との両面に毛がある。葉は長さ7-30cmになり、2回3出羽状複葉で、小葉は卵形になり、縁に鋸歯がある。

花期は4-5月。枝先に複散形花序をつけ、小花序に少数の白色の5弁花をつける。花序の下の総苞片はあり、小花序の下にある小総苞片は下を向く。果実は細長く、上部がふくれ、下部が細まり、隆条に上を向く刺毛がある。

分布と生育環境

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日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の日陰になる藪などに生育する。世界では、朝鮮中国アムールウスリーシベリアカフカズインドに分布する。

下位分類

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  • ミヤマヤブニンジン Osmorhiza aristata (Thunb.) Rydb. var. montana Makino -葉の裂片が狭く、葉の先端がとがり、全体に毛が少ない。深山に生育する。別名、オナガヤブニンジン。

脚注

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  1. ^ 八坂書房 (2001).
  2. ^ 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年。 

参考文献

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