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ムラト・ガシエフ

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(2018年7月)
ムラト・ガシエフ
基本情報
本名 ムラト・ジョルジエヴィチ・ガシエフ
通称 Iron
階級 ヘビー級
身長 189cm
リーチ 193cm
国籍 ロシアの旗 ロシア
誕生日 (1993年10月12日) 1993年 10月12日(32歳)
出身地 ウラジカフカス
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 35
勝ち 32
KO勝ち 25
敗け 2
無効試合 1
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ムラト・ガシエフ(Murat Gassiev、ロシア語: Мурат Гассиевオセット語: Гасситы Мурат1993年 10月12日 - )はロシアプロボクサーウラジカフカス出身。元WBA スーパーIBF世界クルーザー級 統一王者

トレーナーはアベル・サンチェス[1] [2]

来歴

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クルーザー級

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2011年9月21日、ガシエフはアマチュアで25戦戦った実績を引き下げて[3] 、プロデビューし、4回判定勝ち。

2013年6月26日、チェリャビンスクユノスト・スポーツパレス (英語版)でレヴァン・ジョマーダッシュビリとWBC世界クルーザー級 ユース王座決定戦を行い、2回1分10秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[4]

2014年2月1日、チェリャビンスクのトラクトル・アイスアリーナ (英語版)でイスマイル・アブドゥールとIBF東西ヨーロッパクルーザー級王座決定戦を行い、12回3-0(120-108、117-111、115-113)の判定勝ちを収め王座を獲得した[5]

2014年10月31日、ウラジカフカスのマネスにて、エンギン・カラカプランとIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦を行い、初回1分39秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[6]

2015年4月17日、コネチカット州 レッドヤード (英語版)フォックスウッズ・リゾート・カジノ内にあるMGMグランド・アット・フォックスウッズにて、フェリックス・コーラ・ジュニアと対戦し、9回1分10秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[7]

2015年8月18日、トレーナーをデビューから担当していたビタリ・スラロブからアベル・サンチェスに変更した[8]

2015年12月18日、ネバダ州 ラスベガスパームス内ザ・パールにて、アイゼア・トーマスとIBF世界クルーザー級挑戦者決定戦を行うが、3回終了のゴングが鳴らされた直後に2発のパンチを顔面に放つ反則を犯してトーマスが負傷、試合続行不可となり無効試合に終わった[9]

2016年5月17日、ミネソタ州 カールトン (英語版)のブラック・ベア・カジノにて、ジョルダン・シャミールと仕切り直しのIBF世界クルーザー級挑戦者決定戦を行い、初回2分54秒KO勝ちを収め、デニス・レベデフへの挑戦権を獲得した[10]

2016年12月3日、モスクワのメガスポルトにて、WBAスーパー・IBF世界クルーザー級王者のデニス・レベデフと対戦し、12回2-1(116-112、116-111、113-114)の判定勝ちを収めIBF王座のみ獲得した[11] 。尚、当初は2本の王座が懸けられる予定であったが、レベデフ陣営がWBA王座を懸けない特別許可を申請し、WBAがこれを認めたため、この試合はWBA王座は懸けられずに行われた[12]

WBSS出場

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2017年10月21日、ニュージャージー州 ニューアークプルデンシャル・センターで行われたWorld Boxing Super Seriesクルーザー級準々決勝で元WBC・IBF王者でIBF世界クルーザー級1位のクシシュトフ・ヴウォダルチクと対戦し、3回1分57秒KO勝ちを収め初防衛に成功、WBSSの準決勝に進出した[13] [14]

2018年2月3日、ソチのボリショイ・アイス・ドームで行われたWBSSクルーザー級準決勝でWBA世界クルーザー級正規王者のユニエル・ドルティコスと王座統一戦を行い、12回2分52秒TKO勝ちを収め王座統一に成功、IBF王座は2度目の防衛、WBA王座を獲得しWBSSの決勝に進出した[15] [16] [17]

2018年2月28日、WBAはガシエフを2018年2月度の月間優秀選手賞に選出した[18] [19]

2018年5月11日、ジッダにてWBC・WBO世界クルーザー級統一王者オレクサンドル・ウシクとWBSS決勝戦で対戦予定だったが、ウシクがトレーニング中に肘を負傷した為、延期となった[20]

2018年7月21日、ロシアモスクワオリンピック・スタジアムで行われたWBSSクルーザー級決勝でWBC・WBO世界クルーザー級統一王者オレクサンドル・ウシクと4団体統一戦並びにリングマガジン世界クルーザー級王座決定戦を行うも、12回0-3(×ばつ2、108-120)の判定負けを喫し準優勝に終わったと同時に4団体王座統一に失敗し王座から陥落した[21]

2019年4月18日、エディー・ハーンマッチルーム・スポーツ・USAと契約を結んだ[22] 。所属していたウラル・ボクシング・プロモーションズとウォリアーズ・ボクシング・プロモーションズの契約期間が切れフリーエージェントになったと発表するが、契約期間は残っているとして両プロモーションから訴訟を起こされた[23]

ヘビー級

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2020年10月31日、約2年3カ月ぶりの復帰戦でヌリ・セフェリとヘビー級契約で対戦し、1回1分33秒TKO勝ちを収めた[24]

2021年7月22日、モスクワのディナモ・バレーボール・アリーナでミッチェル・ワリシュチとWBAアジアヘビー級王座決定戦を行い4回終了TKO勝ちを収め王座を獲得した[25]

2023年9月30日、トルコのレグナム・カリヤ・ホテルでオットー・ヴァリンと対戦し、12回判定負けを喫した。

戦績

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  • プロボクシング:35戦 32勝 (25KO) 2敗 1無効試合
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2011年9月21日 4R 判定3-0 ローマン・ミルゾエフ  ウクライナ プロデビュー戦
2 2011年11月26日 4R 1:27 TKO ウラジミール・チャクリン ロシアの旗 ロシア
3 2012年3月16日 4R 判定3-0 ダニール・ザカレンコ ロシアの旗 ロシア
4 2012年4月8日 6R 判定3-0 イゴール・ピリペンコ  ウクライナ
5 2012年5月31日 1R 2:36 TKO ティムラズ・ケケリーゼ ジョージア (国)の旗 ジョージア
6 2012年7月24日 2R 終了 TKO ピーター・へジェス  ハンガリー
7 2012年10月13日 3R 1:38 TKO ルスラン・セメノフ ロシアの旗 ロシア
8 2012年11月24日 6R 判定3-0 イワン・セルビン ロシアの旗 ロシア
9 2013年3月16日 3R 2:50 TKO デニス・ソロムコ ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
10 2013年5月11日 2R 2:43 KO ファラ・マダミノフ ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
11 2013年5月26日 4R 1:21 TKO イゴール・ピリペンコ  ウクライナ
12 2013年6月26日 2R 1:10 TKO レバン・ジョマーダシュビリ ジョージア (国)の旗 ジョージア WBC世界クルーザー級 ユース王座決定戦
13 2013年9月12日 3R 終了 TKO ローマン・ミルゾエフ  ウクライナ
14 2013年12月13日 10R 判定3-0 イビカ・バクリン クロアチアの旗 クロアチア WBCユース防衛1
15 2014年2月1日 12R 判定3-0 イスマイル・アブドゥル ベルギーの旗 ベルギー IBF東西欧州クルーザー級王座決定戦
16 2014年5月14日 2R 2:00 TKO ジョルジ・テブドラシュビリ ジョージア (国)の旗 ジョージア
17 2014年6月25日 1R 終了 TKO ダニール・ペレチャッコ ロシアの旗 ロシア
18 2014年8月30日 4R 2:46 TKO レオン・ハース アルメニアの旗 アルメニア
19 2014年10月31日 1R 1:39 TKO エンギン・カラカプラン トルコの旗 トルコ IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦
20 2015年1月23日 4R 2:29 TKO テレンス・スミス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
21 2015年4月17日 9R 1:10 TKO フェリックス・コーラ・ジュニア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 IBFインターコンチネンタル防衛1
22 2015年6月13日 2R 1:55 KO ロドニー・ムーア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
23 2015年12月18日 - 3R 3:00 NC アイザイア・トーマス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 IBF世界クルーザー級挑戦者決定戦
24 2016年5月17日 1R 2:54 KO ジョーダン・シメル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
25 2016年12月3日 12R 判定2-1 デニス・レベデフ ロシアの旗 ロシア IBF世界クルーザー級タイトルマッチ
26 2017年10月21日 3R 1:57 KO クシシュトフ・ヴウォダルチク ポーランドの旗 ポーランド IBF防衛1 / WBSS1回戦
27 2018年2月3日 12R 2:52 TKO ユニエル・ドルティコス  キューバ WBA・IBF世界クルーザー級王座統一戦
WBA獲得・IBF防衛2 / WBSS準決勝
28 2018年7月21日 12R 判定0-3 オレクサンドル・ウシク  ウクライナ WBA・WBC・IBF・WBO世界クルーザー級王座統一戦
WBA・IBF陥落 / WBSS決勝戦
29 2020年10月31日 1R 1:33 TKO ヌリ・セフェリ アルバニアの旗 アルバニア
30 2021年7月22日 4R 3:00 TKO ミカエル・ウォリッシュ ドイツの旗 ドイツ WBAアジアヘビー級王座決定戦
31 2022年8月26日 1R 1:27 KO カルロス・ウェルチ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 EBPユーラシアヘビー級王座決定戦
32 2023年3月3日 2R 1:40 KO マイク・バロガン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBAインターコンチネンタルヘビー級王座決定戦
33 2023年9月30日 12R 判定1-2 オットー・ヴァリン  スウェーデン WBAインターコンチネンタル陥落
34 2024年10月26日 5R 2:29 KO ケム・リュングクイスト  デンマーク
35 2025年8月23日 6R 終了 TKO ジェレミア・ミルトン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テンプレート

獲得タイトル

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  • WBC世界クルーザー級 ユース王座(防衛1=返上)
  • IBF東西欧州クルーザー級王座(防衛0=返上)
  • IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座(防衛1=返上)
  • WBAアジアヘビー級王座(防衛0=返上)
  • EBPユーラシアヘビー級王座(防衛0=返上)
  • WBAインターコンチネンタルヘビー級王座(防衛0=陥落)
  • IBF世界クルーザー級王座(防衛2=陥落)
  • WBA世界クルーザー級スーパー王座(防衛0=陥落)

脚注

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  1. ^ Abel Sanchez: Gassiev will prove that Lebedev’s time is over Fightnews.com 2016年12月1日
  2. ^ あすレベデフvsガシエフ、トロヤノフスキーも防衛戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月3日
  3. ^ Ringside Seat: The complete guide to Murat Gassiev vs. Krzysztof Wlodarczyk ESPN 2017年10月21日
  4. ^ Ponomarev, Gassiev Win WBC Youth Titles in Chelyabinsk Boxing Scene.com 2013年6月26日
  5. ^ Murat Gassiev Outpoints Imsail Abdul Over Twelve Boxing Scene.com 2014年2月1日
  6. ^ Murat Gassiev Crushes Engin Karakalpan in One Boxing Scene.com 2014年10月31日
  7. ^ Murat Gassiev Breaks Cora in Nine, Ray Robinson Wins Boxing Scene.com 2015年4月17日
  8. ^ Gassiev, Ponomarev Open Camp With Abel Sanchez Boxing Scene.com 2015年8月18日
  9. ^ Murat Gassiev, Isiah Thomas Fight To a No-Contest Boxing Scene.com 2015年12月18日
  10. ^ Gassiev Flattens Shimmell in Frightening 1st Round Knockout Boxing Scene.com 2016年5月17日
  11. ^ ガシエフ2-1でレベデフ攻略、ダウン奪いIBF戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月4日
  12. ^ Lebedev's Manager Explains Why NO WBA Title Shot For Gassiev Boxing Scene.com 2016年12月2日
  13. ^ WBSS: Gassiev destroys Wlodarczyk in three Fightnews.com 2017年10月21日
  14. ^ ガシエフが3回KO勝ち IBFクルーザー級兼WBSS Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月22日
  15. ^ WBSS: Gassiev KOs Dorticos, unifies WBA/IBF Fightnews.com 2018年2月3日
  16. ^ 風太がロシアで殊勲の勝利、ガシエフは王座統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年2月4日
  17. ^ Gassiev knocked out Dorticos and is the new WBA Cruiserweight Champion WBA公式サイト 2018年2月4日
  18. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2018年2月28日
  19. ^ The WBA announces ranking for February WBA公式サイト 2018年2月28日
  20. ^ Promoter: If Usyk is Injured, I'd Love Briedis To Face Gassiev BoxingScene.com 2018年5月14日
  21. ^ ウシクがクルーザー級4冠統一 ガシエフに大差勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年6月20日
  22. ^ "Murat Gassiev Inks Pact With Hearn, Heading To Heavyweight". Boxing Scene.com (2019年4月18日). 2019年7月15日閲覧。
  23. ^ "Murat Gassiev Sued By Warriors, Ural For Breach of Contract". Boxing Scene.com (2020年10月21日). 2020年11月10日閲覧。
  24. ^ "Murat Gassiev Crushes Nuri Seferi in One Round". Boxing Scene.com (2020年10月31日). 2021年9月19日閲覧。
  25. ^ "Murat Gassiev Aims To Fight in 2-3 Months, Says Goal is Heavyweight Title". Boxing Scene.com (2021年7月22日). 2021年9月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
デニス・レベデフ IBF世界クルーザー級王者

2016年12月3日 - 2018年7月21日

次王者
オレクサンドル・ウシク
前WBA正規王者
ユニエル・ドルティコス WBA世界クルーザー級 スーパー王者
2018年2月3日 - 2018年7月21日
次スーパー王者
オレクサンドル・ウシク

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