ミエゾウ
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ミエゾウ |
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ミエゾウの全身骨格(三重県総合博物館収蔵)。
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地質時代 |
鮮新世 |
分類 |
種
:
ミエゾウ S. miensis
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学名 |
Stegodon miensis Matsumoto, 1941[1] |
シノニム [2] |
Stegodon clifti miensis |
和名 |
ミエゾウ[1] |
ミエゾウ(Stegodon miensis ステゴドン・ミエンシス[3] )は、約300万年前〜400万年前に日本の九州から関東地方にかけて生息していた古代ゾウ。伊勢国 河芸郡 明村(現在の三重県 津市ないし亀山市)で初めて発見されたのでミエゾウと名づけられた[3] 。なお、本種を記載した松本彦七郎が当初命名した和名は「ミヘステゴドン」であったが、後にミエゾウと改名された。全長8メートル、高さ4メートルの大型のゾウで、日本国内で見つかっている哺乳類の中では最大である[4] 。中国のコウガゾウとは同種もしくは近縁とされている。三重県内十数か所で化石(臼歯や切歯)が発掘されているが、全身骨格はまだ発見されていない。2009年4月30日から5月9日にかけて、三重県鈴鹿市の御幣川で三重県立博物館による足跡の発掘調査が行われた。
2014年(平成26年)に開館した三重県総合博物館では、日本各地で見つかったミエゾウ化石を収集して全身骨格を展示している[4] 。また、同博物館の建設現場からは、2011年5月2日にミエゾウの足跡化石45点が見つかったと発表され[5] 、鈴木英敬 三重県知事も視察に訪れている。
2016年(平成28年)5月、日本地質学会は47都道府県の「県の石」を選定し、ミエゾウを「三重県の化石」に選定した[3] 。
発掘記録
[編集 ]脚注
[編集 ]参考文献
[編集 ]- 松本彦七郎「陸中國東磐井郡松川村及其他本邦産ステゴドン及パラステゴドンに就て」動物学雑誌53,1941
- 高木梨恵"大きいゾ〜"2011年5月28日付、中日新聞 朝刊ジュニア中日みえ、21ページ
- 宿谷紀子"ミエゾウの息吹くっきり 新県立博物館建設現場の地層で"2011年5月3日付、中日新聞朝刊、三重版、18ページ
- 三重県広聴広報課 編『県政だよりみえ 平成28年8月号』No.385、三重県広聴広報課、2016年8月7日、4p.
関連項目
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