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ママコチャ (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は現役競走馬を扱っています。 今後の動向で情報や評価が大きく変動する可能性があります。
ママコチャ
2023年12月23日 阪神競馬場
欧字表記 Mama Cocha[1]
品種 サラブレッド [1]
性別 [1]
毛色 鹿毛 [1]
生誕 2019年 4月5日(5歳)[1]
クロフネ [1]
ブチコ [1]
母の父 キングカメハメハ [1]
生国 日本の旗 日本(北海道 安平町)[1]
生産者 ノーザンファーム [1]
馬主 金子真人ホールディングス(株)[1]
調教師 池江泰寿(栗東)[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀スプリンター(2023年)[1]
生涯成績 16戦6勝[1]
獲得賞金 3億1550万9000円[1]
(2024年9月8日現在)
勝ち鞍
Listed 安土城ステークス 2023年
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ママコチャ(欧字名:Mama Cocha2019年 4月5日 - )は、日本競走馬 [1] 2023年スプリンターズステークスの勝ち馬である。

2023年度のJRA賞最優秀スプリンターである。

戦績

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ノーザンファームの生産で、父クロフネ・母ブチコと同様に金子真人ホールディングスの所有馬となった。インカ神話の海の女神(ママ・コチャ)から採って「ママコチャ」と命名され、栗東トレーニングセンター池江泰寿厩舎に預けられた[2]

2歳(2021年)

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6月26日阪神芝1400mの2歳新馬戦で福永祐一を背に2番人気で出走。道中中団のやや後ろでレースを進めるも直線で伸び切れず8着に敗れる。なお、この新馬戦には後に重賞を勝利するドンフランキーアグリも出走していた。9月18日中京芝1600mの2歳未勝利戦3着を挟み、10月24日阪神芝1400mの2歳未勝利戦では2番手追走から直線で抜け出すと後続に2馬身半差をつけ3戦目で初勝利を挙げる。重賞初挑戦となったファンタジーステークスでは道中4番手追走から直線で懸命に脚を伸ばしたがウォーターナビレラの3着に敗れ、2歳シーズンを終えた[3]

3歳(2022年)

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2月5日のエルフィンステークスでは4番手追走から脚を伸ばすも先に抜け出したアルーリングウェイを捕えられず2着。その後、6月19日阪神芝1400mの3歳上1勝クラスでは3番手追走から最後の直線で逃げ粘るエイシンピクセルをクビ差かわして2勝目を挙げる。7月30日の豊栄特別では好位追走から直線で抜け出すと後続に3馬身半差をつけ快勝。続く納屋橋ステークスでは道中2・3番手追走から直線で内を突いて抜け出し3連勝となり、オープン入りする。12月17日のターコイズステークスでは好位追走も伸びあぐねて5着に終わる[4]

4歳(2023年)

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4月8日の阪神牝馬ステークスではスタートでの出遅れが響いて9着に敗れる[5] 。続く5月28日のリステッド・安土城ステークスでは好位追走から直線で抜け出すと最後はビーアストニッシドに3馬身差をつけ、タイレコードで快勝してオープン特別初勝利となった[6] 。8月20日の北九州記念では中団追走から直線で鋭く脚を伸ばすも、逃げるジャスパークローネを捕えきれず2着に敗れた[7] 。10月1日のスプリンターズステークスでは好位の3番手追走から直線で抜け出すと最後は内から伸びてきたマッドクールとの叩き合いをハナ差で制し、G1初制覇を果たした[8] 。年内最終戦の阪神カップは1番人気に支持されたが、伸びきれず5着に敗れた。

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.comの情報[9] およびJBISサーチ[10] の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2021. 06.26 阪神 2歳新馬 芝1400m(良) 17 8 17 004.00(2人) 08着 R1:24.8(34.5) -0.6 0福永祐一 54 タガノフィナーレ 468
0000.09.18 中京 2歳未勝利 芝1600m(不) 13 3 4 004.10(2人) 03着 R1:36.9(35.9) -0.1 0岩田望来 54 ピンクマクフィー 478
0000.10.24 阪神 2歳未勝利 芝1400m(良) 16 5 10 004.10(1人) 01着 R1:20.9(34.9) -0.4 0松山弘平 54 (ジャングロ) 468
0000.11.06 阪神 ファンタジーS GIII 芝1400m(良) 10 8 9 004.40(3人) 03着 R1:21.5(34.8) -0.4 0藤岡佑介 54 ウォーターナビレラ 468
2022. 02.05 中京 エルフィンS L 芝1600m(良) 10 2 2 004.50(3人) 02着 R1:34.2(34.8) -0.2 0岩田望来 54 アルーリングウェイ 466
0000.06.19 阪神 3歳上1勝クラス 芝1400m(良) 13 8 12 001.30(1人) 01着 R1:20.3(34.0) -0.1 0松山弘平 52 (エイシンピクセル) 470
0000.07.30 新潟 豊栄特別 2勝 芝1600m(良) 18 5 9 002.60(1人) 01着 R1:31.7(33.3) -0.6 0松山弘平 52 (ヴァモスロード) 482
0000.09.18 中京 納屋橋S 3勝 芝1600m(良) 13 1 1 001.30(1人) 01着 R1:33.4(33.2) -0.1 0松山弘平 53 (ヴィルヘルム) 484
0000.12.17 中山 ターコイズS GIII 芝1600m(良) 16 1 2 003.20(1人) 05着 R1:33.7(34.7) -0.2 0松山弘平 53 ミスニューヨーク 478
2023. 04.08 阪神 阪神牝馬S GII 芝1600m(稍) 12 5 5 005.00(3人) 09着 R1:34.6(34.7) -0.7 0松山弘平 55 サウンドビバーチェ 484
0000.05.28 京都 安土城S L 芝1400m(良) 18 6 12 003.10(1人) 01着 R1:19.0(33.0) -0.5 0鮫島克駿 54 (ビーアストニッシド) 484
0000.08.20 小倉 北九州記念 GIII 芝1200m(良) 18 5 9 003.00(1人) 02着 R1:07.4(33.9) -0.1 0鮫島克駿 55.5 ジャスパークローネ 492
0000.10.01 中山 スプリンターズS GI 芝1200m(良) 16 3 6 004.90(3人) 01着 R1:08.0(34.5) -0.0 0川田将雅 56 (マッドクール) 490
0000.12.23 阪神 阪神C GII 芝1400m(良) 17 7 13 003.10(1人) 05着 R1:19.5(34.9) -0.2 0川田将雅 56 ウインマーベル 486
2024. 03.24 中京 高松宮記念 GI 芝1200m(重) 18 7 14 008.00(3人) 08着 R1:09.9(34.8) -1.0 0川田将雅 56 マッドクール 488
0000.09.08 中京 セントウルS GII 芝1200m(良) 18 8 18 008.00(4人) 02着 R1:07.8(33.9) -0.1 0鮫島克駿 57 トウシンマカオ 498
  • 競走成績は2024年9月8日現在

血統表

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ママコチャ血統 (血統表の出典)[§ 1]

*クロフネ
アメリカ 芦毛 1998
父の父
*フレンチデピュティ
French Deputy
アメリカ 栗毛 1992 Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Mitterand Hold Your Peace
Laredo Lass
父の母
*ブルーアヴェニュー
Blue Avenue
アメリカ 芦毛 1990 Classic Go Go Pago Pago
Classic Perfection
Eliza Blue Icecapade
*コレラ(USA)
*マンファス
Manfath *ラストタイクーン
Pilot Bird
母の母
シラユキヒメ
白毛 1996 *サンデーサイレンス
Sunday Silence Halo
*ウェイブウインド
Wave Wind Topsider
Storm and Sunshine
5代内の近親交配 Northern Dancer 5x5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [11] , [12]
  2. ^ [12]
  3. ^ [11] , [12]
  4. ^ [11] , [12]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p "ママコチャ". JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年12月23日閲覧。
  2. ^ "競走馬情報 - ママコチャ". jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2023年10月1日閲覧。
  3. ^ 【ファンタジーS】ソダシの全妹ママコチャは3着どまり 藤岡佑介騎手「枠なりの競馬になった」スポーツ報知、2021年11月6日配信・閲覧
  4. ^ 【ターコイズS】ソダシの全妹ママコチャは5着で連勝ストップ 松山「思ったよりはじけませんでした」サンケイスポーツ、2022年12月17日配信・閲覧
  5. ^ 【阪神牝馬S】ママコチャ9着 全姉ソダシとの対決切符獲得逃す 松山弘平騎手「出遅れて厳しい流れに」スポーツ報知、2023年4月8日配信・閲覧
  6. ^ 【安土城S】ソダシの全妹ママコチャがタイレコードの完勝でオープン初Vサンケイスポーツ、2023年5月28日配信・閲覧
  7. ^ 【北九州記念】1番人気のママコチャは半馬身及ばず2着サンケイスポーツ、2023年8月20日配信・閲覧
  8. ^ 【スプリンターズS】ソダシ全妹ママコチャ、鼻差の接戦制してG1初制覇日刊スポーツ、2023年10月1日配信・閲覧
  9. ^ "ママコチャの競走成績 | 競走馬データ - netkeiba". netkeiba.com. 2023年10月2日閲覧。
  10. ^ "ママコチャ 競走成績". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月2日閲覧。
  11. ^ a b c "血統情報:5代血統表|ママコチャ". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月1日閲覧。
  12. ^ a b c d "ママコチャの血統表|競走馬データ - netkeiba". netkeiba.com. 2023年10月1日閲覧。


外部リンク

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国際競走指定前:
01回(1967年) オンワードヒル
02回(1968年) スズハヤテ
03回(1969年) タケシバオー
04回(1970年) タマミ
05回(1971年) ケンサチオー
06回(1972年) ノボルトウコウ
07回(1973年) キョウエイグリーン
08回(1974年) サクライワイ
09回(1975年) サクライワイ
第10回(1976年) ジャンボキング
第11回(1977年) メイワキミコ
第12回(1978年) メイワキミコ
第13回(1979年) サニーフラワー
第14回(1980年) サクラゴッド
第15回(1981年) サクラシンゲキ
第16回(1982年) ブロケード
第17回(1983年) シンウルフ
第18回(1984年) ハッピープログレス
第19回(1985年) マルタカストーム

第20回(1986年) ドウカンテスコ
第21回(1987年) キングフローリック
第22回(1988年) ダイナアクトレス
第23回(1989年) ウィニングスマイル
第24回(1990年) バンブーメモリー
第25回(1991年) ダイイチルビー
第26回(1992年) ニシノフラワー
第27回(1993年) サクラバクシンオー

国際競走指定後:
第28回(1994年) 日本の旗 サクラバクシンオー
第29回(1995年) 日本の旗 ヒシアケボノ
第30回(1996年) 日本の旗 フラワーパーク
第31回(1997年) 日本の旗 タイキシャトル
第32回(1998年) 日本の旗 マイネルラヴ
第33回(1999年) 日本の旗 ブラックホーク
第34回(2000年) 日本の旗 ダイタクヤマト
第35回(2001年) 日本の旗 トロットスター
第36回(2002年) 日本の旗 ビリーヴ
第37回(2003年) 日本の旗 デュランダル

第38回(2004年) 日本の旗 カルストンライトオ
第39回(2005年) 香港の旗 サイレントウィットネス
第40回(2006年) オーストラリアの旗 テイクオーバーターゲット
第41回(2007年) 日本の旗 アストンマーチャン
第42回(2008年) 日本の旗 スリープレスナイト
第43回(2009年) 日本の旗 ローレルゲレイロ
第44回(2010年) 香港の旗 ウルトラファンタジー
第45回(2011年) 日本の旗 カレンチャン
第46回(2012年) 日本の旗 ロードカナロア
第47回(2013年) 日本の旗 ロードカナロア
第48回(2014年) 日本の旗 スノードラゴン
第49回(2015年) 日本の旗 ストレイトガール
第50回(2016年) 日本の旗 レッドファルクス
第51回(2017年) 日本の旗 レッドファルクス
第52回(2018年) 日本の旗 ファインニードル
第53回(2019年) 日本の旗 タワーオブロンドン
第54回(2020年) 日本の旗 グランアレグリア
第55回(2021年) 日本の旗 ピクシーナイト
第56回(2022年) 日本の旗 ジャンダルム
第57回(2023年) 日本の旗 ママコチャ

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