マイネルネオスは日本の競走馬。おもな勝ち鞍は2011年 中山グランドジャンプ。馬名は冠名+ギリシャ語で新しい。
2005年 12月10日の中山デビュー(3着)。2006年 1月23日の中山の3歳未勝利戦で3戦目で初勝利を挙げたが、その後勝利が無く障害入りする。
障害入り初戦の障害未勝利戦は7着、続く同クラスの2戦目では7番人気ながら1着馬とクビ差の2着と健闘するも勝利を挙げられず、前走の障害未勝利戦から中2週で2600mの長距離戦となる福島の4歳以上500万下に出走すると、障害帰りながら単勝1桁台の5番人気の支持を受け1着となり約1年ぶりの勝利を収め、1000万クラスに昇級。これにより再び平地競走での活路を見出した。
続いて前走と同一コースの奥の細道特別(1000万下)に出走するとここでも勝利し3勝目を挙げると、次走に格上挑戦の目黒記念を選び出走するも12着と惨敗。しかし、2走前に勝利を挙げた同クラスかつ同一コースの信夫山特別に出走し勝利、4勝目を飾り準オープンに昇級を果たすが、昇級後は10戦して最高でも3着止まりで勝利をあげることが出来ず、2009年 2月28日の阪神の御堂筋ステークス(8着)を最後に平地に見切りをつけ、再度障害入りすることとなった。なお、平地競走での4勝のうち3勝は福島芝2600mの競走で挙げたことになる。
2009年4月4日の中山の障害未勝利戦で2度目の障害入り(1番人気2着)。その後2戦連続で1番人気も2着惜敗となる。11月15日の東京の障害未勝利戦で2度目の障害入りから4戦目で初勝利となる。その後は2度落馬するも障害入りしてから障害オープンで2勝する。そして2011年 7月2日の中山グランドジャンプで逃げるメジロラフィキが最後の直線上の障害で躓き落馬(第3頚椎骨折で即死)。直後にいたメルシーエイタイムをマイネルネオスが差しきり、重賞初制覇がJ・GIのビッグタイトルとなった。鞍上の柴田大知にとっても初のGIタイトルを獲得し、レース後のインタビューでは涙を流した。レース後に右第1指骨剥離骨折を発症した[2] 。5ヶ月休養後、12月3日のイルミネーションジャンプステークスではディアマジェスティの5着に終わった。12月24日の中山大障害では後方待機からポジションを上げ、2周目3コーナーで先頭に並んだが最後の直線で伸びあぐねて4着に敗れた。2012年初戦の春麗ジャンプステークスではスタートで立ち遅れ、63キロの酷量が響いたのか見せ場なく10着に終わった。
2012年2月29日をもって稲葉隆一調教師が定年、厩舎が解散となったため3月1日より田中剛厩舎へ転厩となった。厩舎には2011年中山大障害勝ちのマジェスティバイオが所属しており、2011年のJ・GI優勝馬が同じ厩舎に所属することになった。その後屈腱炎を発症、全治9ヶ月以上と診断された。2012年末の中山大障害に復帰するも13着に敗れた。
2013年の東京の春麗ジャンプステークス、阪神スプリングジャンプ、中山グランドジャンプ、イルミネーションジャンプステークスも精彩を欠いてそれぞれ6着、9着、12着、14着に敗れた。
2014年10月10日付けで競走馬登録を抹消、神奈川県 横浜市 中区の根岸競馬記念公苑にて乗馬となり[3] 、11月16日に根岸競馬記念公苑ポニーセンターでお披露目会が開かれた[4] 。
年月日
競馬場
競走名
格
頭数
オッズ
(人気)
着順
騎手
斤量
距離(馬場)
タイム
(上り3F/平均1F)
タイム
差
勝ち馬/(2着馬)
2005
12.
10
中山
2歳新馬
15
37.5
(9人)
3着
梶晃啓
55
芝1600m(良)
1:37.8 (35.2)
0.3
ウインミッション
12.
25
中山
2歳未勝利
18
44.4
(10人)
3着
梶晃啓
55
芝2000m(良)
2:02.9 (36.1)
0.2
トウショウシロッコ
2006
1.
23
中山
3歳未勝利
16
3.4
(1人)
1着
梶晃啓
56
芝2000m(良)
2:05.2 (35.9)
0.0
(マイネルスバル)
2.
19
東京
3歳500万下
11
55.5
(8人)
7着
梶晃啓
56
芝1800m(良)
1:49.5 (35.6)
1.1
トップオブツヨシ
4.
2
福島
ひめさゆり賞
500万下
10
8.0
(5人)
2着
大西直宏
56
芝1800m(良)
1:48.9 (36.5)
0.2
マグマノーベル
4.
22
東京
新緑賞
500万下
11
13.9
(7人)
11着
田中勝春
56
芝2300m(良)
2:25.5 (36.1)
2.1
ユキノアサカゼ
5.
14
東京
3歳上500万下
13
95.9
(11人)
12着
的場勇人
53
芝1600m(稍)
1:36.8 (36.0)
1.9
サイレントプライド
9.
17
中山
3歳上500万下
15
34.6
(11人)
15着
大西直宏
54
芝1800m(良)
1:53.5 (38.7)
4.7
ドラゴンキャプテン
10.
23
盛岡
オキザリス賞
中央交流
14
13.0
(6人)
9着
佐藤聖也
56
芝1700m(良)
1:48.1 (37.0)
1.1
マイネルホルス
12.
24
中京
3歳上500万下
16
107.6
(13人)
4着
黛弘人
53
芝2000m(良)
2:00.3 (36.1)
0.6
ジョウノエリザベス
2007
7.
14
中山
障害4歳上未勝利
14
10.0
(5人)
7着
宗像徹
59
障2880m(良)
3:20.2 (13.9)
3.5
ユウターアクセス
3.
10
中山
障害4歳上未勝利
14
25.5
(7人)
2着
伊藤直人
59
障2880m(良)
3:13.5 (13.4)
0.1
グランドシャワー
3.
31
福島
4歳上500万下
16
9.3
(5人)
1着
津村明秀
56
芝2600m(良)
2:41.2 (35.4)
-0.4
(ニホンピロビャクヤ)
4.
22
福島
奥の細道特別
1000万下
15
8.8
(4人)
1着
津村明秀
54
芝2600m(稍)
2:41.5 (36.4)
-0.6
(バブルサウンド)
5.
27
東京
目黒記念
GII
18
31.9
(10人)
12着
津村明秀
51
芝2500m(良)
2:32.8 (35.2)
1.4
ポップロック
6.
23
福島
信夫山特別
1000万下
9
2.1
(1人)
1着
石橋脩
56
芝2600m(良)
2:39.5 (36.2)
-0.2
(エキサイトラン)
2008
3.
16
中山
サンシャインS
1600万下
16
50.2
(12人)
6着
津村明秀
55
芝2500m(良)
2:34.4 (36.6)
1.3
ホクトスルタン
4.
13
中山
湾岸S
1600万下
16
16.3
(8人)
3着
津村明秀
57
芝2200m(重)
2:17.5 (37.7)
0.2
トレオウオブキング
5.
18
京都
烏丸S
1600万下
17
10.6
(7人)
12着
津村明秀
55
芝2400m(良)
2:26.1 (34.9)
1.1
エアジパング
6.
15
東京
ジューンS
1600万下
15
69.4
(12人)
5着
津村明秀
57
芝2400m(良)
2:26.8 (35.5)
0.9
ジャガーメイル
7.
5
福島
阿武隈S
1600万下
16
19.1
(6人)
7着
津村明秀
57
芝2000m(良)
1:58.7 (34.7)
0.6
ブレーヴハート
8.
9
函館
みなみ北海道S
OP
12
10.9
(5人)
4着
藤岡佑介
54
芝2600m(良)
2:44.0 (36.0)
0.8
ミレニアムウイング
9.
7
札幌
札幌日経OP
OP
12
14.3
(4人)
8着
秋山真一郎
55
芝2600m(良)
2:43.4 (36.2)
1.4
ビエンナーレ
12.
14
中山
美浦S
1600万下
16
102.4
(15人)
11着
津村明秀
57
芝2200m(稍)
2:17.4 (37.6)
0.6
ドットコム
2009
2.
1
京都
松籟S
1600万下
12
29.8
(9人)
6着
幸英明
55
芝2400m(稍)
2:28.8 (36.1)
0.6
ハギノジョイフル
2.
28
阪神
御堂筋S
1600万下
13
98.7
(11人)
8着
幸英明
57
芝2400m(良)
2:30.0 (35.8)
1.8
アーネストリー
4.
4
中山
障害4歳上未勝利
14
3.3
(1人)
2着
宗像徹
60
障2880m(良)
3:15.1 (13.5)
0.6
スタルカ
5.
2
東京
障害4歳上未勝利
14
1.8
(1人)
2着
宗像徹
60
障3000m(良)
3:22.7 (13.5)
1.5
セイウンエポック
5.
30
東京
障害4歳上未勝利
14
1.8
(1人)
2着
宗像徹
60
障3000m(不)
3:28.0 (13.9)
0.0
ニューヨーカー
11.
15
東京
障害3歳上未勝利
13
3.3
(2人)
1着
宗像徹
60
障3000m(稍)
3:24.5 (13.6)
0.0
(ボナパルト)
12.
5
中山
イルミネーションJS
OP
16
8.7
(5人)
中止
宗像徹
60
障3570m(稍)
ムーンレスナイト
12.
26
中山
中山大障害
J・GI
14
34.1
(8人)
6着
宗像徹
63
障4100m(良)
4:43.5 (13.8)
1.8
キングジョイ
2010
2.
6
東京
春麗ジャンプS
OP
14
4.9
(3人)
中止
宗像徹
60
障3300m(良)
ハッピーヘイロー
3.
7
中山
障害4歳上OP
11
7.2
(3人)
4着
山本康志
60
障3200m(重)
3:42.1 (13.9)
2.1
トーセンジョーカー
4.
11
中山
障害4歳上OP
14
4.2
(1人)
1着
五十嵐雄祐
60
障3200m(良)
3:37.0 (13.6)
-0.6
(セイウンエポック)
9.
26
中山
障害3歳上OP
14
3.8
(1人)
3着
柴田大知
61
障3210m(稍)
3:36.1 (13.5)
0.4
タマモグレアー
10.
16
東京
東京ハイジャンプ
J・GII
14
12.7
(5人)
7着
五十嵐雄祐
60
障3300m(良)
3:40.0 (13.3)
0.9
イコールパートナー
12.
4
中山
イルミネーションJS
OP
12
6.7
(2人)
2着
柴田大知
60
障3570m(良)
4:00.2 (13.5)
1.3
ランヘランバ
12.
25
中山
中山大障害
J・GI
12
16.3
(5人)
3着
柴田大知
63
障4100m(良)
4:46.8 (14.0)
0.7
バシケーン
2011
2.
5
東京
春麗ジャンプS
OP
14
10.0
(3人)
2着
柴田大知
60
障3300m(良)
3:39.0 (13.3)
1.0
ランヘランバ
3.
6
中山
障害4歳上OP
14
2.3
(1人)
1着
柴田大知
61
障3200m(良)
3:33.5 (13.3)
-0.2
(デアモント)
12.
3
中山
イルミネーションJS
OP
10
3.7
(2人)
5着
柴田大知
63
障3570m(不)
4:15.3 (14.3)
5.3
ディアマジェスティ
12.
24
中山
中山大障害
J・GI
10
3.4
(2人)
4着
柴田大知
63
障4100m(良)
4:45.0 (13.9)
0.8
マジェスティバイオ
2012
2.
4
東京
春麗ジャンプS
OP
14
7.8
(4人)
10着
柴田大知
63
障3100m(良)
3:31.9 (13.7)
2.8
ディアマジェスティ
12.
22
中山
中山大障害
J・GI
15
64.4
(10人)
13着
浜野谷憲尚
63
障4100m(稍)
4:55.2 (14.4)
6.4
マーベラスカイザー
2013
2.
2
東京
春麗ジャンプS
OP
14
51.6
(10人)
6着
浜野谷憲尚
63
障3100m(良)
3:26.6 (13.3)
1.1
セイエイ
4.
13
中山
中山グランドジャンプ
J・GI
16
131.4
(14人)
12着
浜野谷憲尚
63
障4250m(良)
4:56.6 (14.0)
6.1
ブラックステアマウンテン
11.
30
中山
イルミネーションJS
OP
15
66.3
(12人)
14着
江田勇亮
63
障3570m(良)
4:09.4 (14.0)
3.4
メイショウブシドウ
2023年10月25日、それまで繋養されていた根岸競馬記念公苑ポニーセンターを退厩し、カントリーライフ21に移った。[5]
Mountain Flower
Dronic
*ロイヤルサッシュ
Isolt
Valderna
Milan Mill
Nouvelle Star
Luskin Star
- ^ "マイネルネオス引退、乗馬に". netkeiba.com. 2022年4月29日閲覧。
- ^ "マイネルネオス骨折". ラジオNIKKEI. 2022年8月20日閲覧。
- ^ "マイネルネオス号が競走馬登録抹消". 日本中央競馬会 (2014年10月10日). 2014年10月10日閲覧。
- ^ "マイネルネオス号お披露目会(11月16日)". 馬の博物館 ポニーセンター. 公益財団法人 馬事文化財団. 2024年1月30日閲覧。
- ^ "ポニーセンター". www.bajibunka.jrao.ne.jp. 2024年4月13日閲覧。