ホワイトベッセル
ホワイトベッセル | |
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欧字表記 | White Vessel |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡→騸 |
毛色 | 白毛 |
生誕 | 2004年 3月18日 |
死没 | 2017年 1月3日 |
登録日 | 2006年 4月26日 |
抹消日 | 2011年 1月26日 |
父 | クロフネ |
母 | シラユキヒメ |
母の父 | サンデーサイレンス |
生国 | 日本の旗 日本(北海道 勇払郡 早来町) |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 金子真人ホールディングス(株) |
調教師 | 安田隆行(栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 | 17戦3勝 |
獲得賞金 | 2890万円 |
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ホワイトベッセル(英語: White Vessel[1] )は、日本の競走馬。白毛の馬として初めて中央競馬で勝利を挙げた。「ホワイトベッセル」とは「白い大型船」を意味し、父・クロフネと母・シラユキヒメにちなんでつけられた。
白毛馬
[編集 ]白毛馬が生まれる確率は非常に低く[2] 、日本国内において白毛の競走馬は数えるほどしかいない。また本馬以前に中央競馬において勝利をあげた馬は存在しなかったが本馬は良血馬であるため、史上初の白毛馬による中央競馬での勝利を期待され見事それに応えた。
厩務員も本馬とともに注目されており、パドックに全身白い格好や背番号つきで登場するパフォーマンスで人気に一役買っている。なお1歳年下の全妹・ユキチャンも白毛でこちらは美浦の後藤由之 厩舎所属で兄に続く2頭目の白毛馬による中央競馬勝利を挙げ、交流重賞の関東オークスで史上初めて重賞を勝利した。
戦績
[編集 ]2007年 2月に競走馬デビューを果たしたホワイトベッセルはその初戦で3着に入り母・シラユキヒメに次いで史上2頭目の中央競馬で馬券対象馬(3着以内)となる。
2戦目で初勝利を記録し中央競馬史上初の白毛馬の勝利を挙げ(騎乗した川田将雅は未勝利戦ながらゴールの瞬間ガッツポーズを見せた)、この勝ち星を含め3勝をマークした。15戦目の檜山特別(1000万下)では香港のトップジョッキーダグラス・ホワイトが騎乗し「ダブルホワイト」として話題になったが7着に敗れている[3] 。
重賞勝利などの実績は挙げられず2011年 1月の平場競走を最後に現役を引退、17戦3勝という競走成績に終わった。
引退後は京都競馬場で乗馬となり、2013年 2月16日に誘導馬デビュー。それに伴い、引退からまもなくして去勢手術を施されてせん馬となっている[4] 。全弟のシロベエも京都競馬場の誘導馬(デビューは弟の方が若干早かった)。
2017年1月3日、京都競馬場の馬房にて、頚椎損傷により死亡した。13歳没[5] 。
競走成績
[編集 ]血統表
[編集 ]Blue Avenue
1990 芦毛 アメリカ Classic Go Go Pago Pago
3代母・Storm and SunshineはアメリカG2勝ち馬。
脚注
[編集 ]- ^ "ホワイトベッセル". JBISサーチ. 2022年5月1日閲覧。
- ^ 2007年 4月2日放送の『報道ステーション』よると2万分の1。ただしこれは突然変異による確率であり本馬のように親が白毛遺伝子を持っていた場合、優性遺伝でかなりの確率で白毛が誕生する。
- ^ 檜山特別ホワイトがホワイトに乗る
- ^ 白毛のWベッセル引退、京都で誘導馬に
- ^ ホワイトベッセル死ぬ、JRA初の白毛馬V
- ^ a b c "血統情報:5代血統表|ホワイトベッセル". JBISサーチ(JBIS-Search). 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年8月19日閲覧。
- ^ "ホワイトベッセルの血統詳細|競走馬データ". netkeiba.com. 2015年8月19日閲覧。