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ヒメカブト

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(2024年3月)
ヒメカブト
タイヒメカブト
タイヒメカブト Xylotrupes gideon siamensis
分類
: ヒメカブト X. gideon
学名
Xylotrupes gideon
Linneaus, 1767
亜種

本文参照

ヒメカブト (Xylotrupes gideon) は、昆虫綱 甲虫目 コガネムシ科 カブトムシ亜科 カブトムシ族 ヒメカブト属に属するカブトムシの一種。日本のカブトムシの胸角を引き伸ばした様態で、相手をがっちりと挟み込むことができる。生態的にも近いものがある。繁殖力や環境への適応力があり、東南アジア一帯に普通種として広く分布し、15もの亜種を持っている。

成虫がサトウキビの茎の内部にトンネルを掘って潜み、その中で吸汁・摂食を行うため、サトウキビの重要な害虫であるという説もあるが、奄美・沖縄でのさとうきびの被害は報告されていない。輸入は植物防疫法によって禁止されている。ただし厳密に守られているわけではなく、検疫体制の網の目をくぐって容易に購入されてしまっている。

同属の他の種と区別するために、ギデオンヒメカブトと呼ぶこともある。

バグームなどでは食用にもなっている。

メンクワン

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タイ王国北西部の都市チェンマイでは、古くからヒメカブトを戦わせる昆虫相撲行事(メンクワン)が行われている。

分類学上ヒメカブトは日本カブトムシと近縁であり、闘争心も強い(ただしこれはメンクワンの影響で闘争心が強いイメージを持たれただけで、実際にはそれほどでもないという説もある。)。生息域を同じくして、ヒメカブトより大型のゴホンツノカブトが存在するが、ゴホンツノカブトは大人しいため、使用されることはない。

バルサの丸太の中をくり貫き、そこにメスをいれ、顔をのぞかせるようにする。その丸太の上にオスを置き、戦わせるのである。肢が全て丸太から離れたら負け。優勝者には賞金があるほか、そのカブトムシは高値で取引されるため盛り上がる。

その行事の前には胸角を紐でサトウキビに括り付け、売られる姿が見られる。

現在、メンクワンによるオスの乱獲で個体数減少が危ぶまれたが、現地でヒメカブトを飼育して増やそうという団体も発生した

亜種

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外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、ヒメカブト に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにヒメカブト に関する情報があります。

https://www.petippai.com/beetle/catalog/011.html

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