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ヒゴタイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒゴタイ
ヒゴタイ公園のヒゴタイの花
ヒゴタイ公園のヒゴタイの花
保全状況評価
絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)
分類
: ヒゴタイ E. setifer
学名
Echinops setifer Iljin
和名
ヒゴタイ(平江帯、肥後躰)

ヒゴタイ(Echinops setifer)は、キク科 ヒゴタイ属多年生植物

和名漢字表示については「平江帯」(貝原益軒大和本草)または「肥後躰」(肥後細川家写生帖)などがある。

特徴

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ヒゴタイの全体像(ヒゴタイ公園)

日当たりの良い山野に生える。アザミに似て切れ込みがあり、を有する。

花期は8月から9月。花茎が1〜1.5m程度直立し、その先に直径5cm程の青い球形のが咲く。これは瑠璃色の小さな花が球状にかたまって咲いたもので、写真のように一株に複数咲く。

分布

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朝鮮半島の南部から、西日本の所々に咲く。日本では愛知県岐阜県広島県九州の特定箇所で見られる。九州中部の九重山から阿蘇山周辺の草原では、元々自生していたが、今では野生以外にを蒔いて増やした株も見られる。

保護状態

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絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)

2007年8月レッドリスト。以前の環境省 レッドデータブックでは、絶滅危惧IB(EN)に分類されていた。

象徴

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広島県 神石高原町熊本県 産山村がそれぞれ町の花、村の花に定めている。

関連項目

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ウィキスピーシーズにヒゴタイ に関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、ヒゴタイ に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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