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ヒガイ (貝)

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(2017年9月)
ヒガイ
分類
: ヒガイ V.volva habei
学名
Volva volva habei (Oyama, 1961 )
シノニム
Ovulum volva G.B. (Sowerby, I, 1830 )
Volva habei (Oyama, 1961 )
和名
ヒガイ
英名
elongated egg cowry

ヒガイ(杼貝梭貝、学名:Volva volva habei)は、ウミウサギガイ科 (英語版)ヒガイ属に分類される巻貝の一種。広義にはヒガイ属全般や一部ウミウサギガイ科の別属の種を指す。

貝殻の水管部が管状に伸びた姿が織機の杼(シャトル)の形に似ることから命名された。 ヒガイを含むタカラガイ上科(超科)の貝の共通の特徴として殻の一部または大部分を外套膜に覆われている[1]

一般に食用とされないが、貝殻の収集家のコレクションとして重宝されている。

ヒガイと名のつく貝

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ウミウサギガイ科に属するヒガイ

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  • ヒガイ属
    • ヒガイ Volva volva habei
      • ホソヤヒガイ V.v.hosoyai
      • キルバーンヒガイ V.v.kilburni
    • ツマベニヒガイ Volva volva volva
  • クチオレマメヒガイ属
    • ニシクチオレマメヒガイ Simniarena rufa
    • トガリクチオレマメヒガイ Simniarena acuminata
    • テキサスクチオレマメヒガイ Simniarena marferula
    • ヒガシクチオレマメヒガイ Simniarena uniplicata
    • ルビークチオレマメヒガイ Simniarena ilhabelaensis
  • シロオビキヌヅツミ属
    • ホンカクジヒガイ Phenacovolva honkakujiana
貝寺の通称で呼ばれる本覚寺(白浜町)が名前の由来になっている。
本種をアヤメケボリ属 Crenavolva に分類する説もある。
  • ウチマキマメヒガイ属
    • ウチマキマメヒガイ(ソリカーキヌヅツミ) Naviclavolva deflexa
    • アフリカウチマキマメヒガイ Naviclavolva massierorum
    • コメツブウチマキマメヒガイ Naviclavolva malaita
    • ツマリウチマキマメヒガイ Naviclavolva kurziana
    • Naviclavolva deberius
これらの種をカヌーキヌヅツミ属 Cymbovula に分類する説もある。

ウミウサギガイ科に属しないヒガイ

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  • Rhizorus属
    • マメヒガイ Rhizorus eburneus
    • アオモリマメヒガイ Rhizorus radiorus
    • トクナガマメヒガイ Rhizorus tokunagai
    • タマゴマメヒガイ Rhizorus ovulinus
漢字表記こそ豆杼貝と表記するが、分類は異鰓類というウミウシの属するグループである。

なお、ツキヒガイは漢字で月貝と表記する、全く関係のない二枚貝である。

脚注

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外部リンク

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