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パーメンジュール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

パーメンジュール (permendur) は、コバルトを1対1の割合で混ぜた合金である。

実用化された軟磁性材料の中で最大の飽和磁束密度を持つことから、電磁石の鉄芯や励磁型のスピーカー電子顕微鏡の磁界レンズ、ドットプリンターヘッド、人工心臓用平板状リニアパルスモータ[1] 等に用いられる。

730 °C付近からの冷却速度が遅いと、規則化によって著しく脆くなる。

組成例(重量%)は、Fe-49Co-2V[2] , Fe-20Co-V[3]

脚注

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  1. ^ 山田一, 苅田充二, 三田村好矩 ほか、リニアパルスモータ駆動型両心式人工心臓の開発 人工臓器 1991年 20巻 3号 p.783-788, doi:10.11392/jsao1972.20.783
  2. ^ パーメンジュールの特徴と用途 大同特殊鋼 (PDF)
  3. ^ パーメンジュール K-MP11 東特興業株式会社

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