コンテンツにスキップ
Wikipedia

パラチンタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?"パラチンタ" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2014年5月)
パラチンタ
デザートのパラチンタ
テンプレートを表示
ハンガリーのホルトバージ・パラチンタ

パラチンタ(ハンガリー語: palacsintaドイツ語(オーストリアドイツ語):パラチンケ(die Palatschinke)、チェコ語: パラチンキ(palačinky))は、ルーマニアハンガリーオーストリアブルガリアチェコクロアチアスロバキアなどで食べられる料理で、薄く焼いたクレープ状のパンケーキジャムなどを包んだもの。

歴史

[編集 ]

古代ギリシャ・ローマ世界を発祥とする料理[1] 。紀元前350年、古代ギリシャの詩人であるアルケストラトスアンティファネスが記したのが最古の言及である[1]

また、マルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウス(大カト)の著作である『農業論』には紀元前160年当時のパラチンタについての詳細なレシピが掲載されている[1]

語源

[編集 ]

ラテン語で「平たいケーキ」を意味する「プラケンタ」(Placenta)である。

ルーマニア語でケーキやパイを意味するプラチンタ(plăcintă)がハンガリーを経てパラチンタとなり、ウィーンに入り、パラチンケと呼ばれるようになった。

特徴

[編集 ]

パラチンタはバリエーションが豊富な料理である。最初のうちはシンプルにジャムを挟んで食べていたが、オーストリア=ハンガリー帝国の宮廷料理となってから洗練された料理となった。

オーストリアではアンズ(アプリコット)ジャム入りの大きめのクレープが好まれ、主食にもなるほどである。

ハンガリーでは子牛肉やハムを包んで主菜とすることもある。何枚ものパラチンタを重ねて厚みをもたせ、切り分ける供し方もある。

ポーランド料理ではナレスニキ(Naleśniki)と呼ばれる。ウクライナロシアにも同名の料理があるが、ポーランドではパラチンタをナレスニキと呼ぶのに対し、ウクライナやロシアのナレスニキは肉を包んでいてフライパンで焼いたりするので春巻きに近い。

脚注

[編集 ]
  1. ^ a b c Goldstein 2015, p. 12.

参考文献

[編集 ]

関連項目

[編集 ]

外部リンク

[編集 ]
  • [1](レシピ、写真)
  • [2](ホットケーキタイプ)
  • semix(jpg、チェコのパラチンキ palačinky)(チェコ語)(ロシア語)(英語)(ポーランド語)(ハンガリー語)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /