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パヤータイ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パヤータイ駅
駅全景
พญาไท
Phaya Thai
所在地 タイ王国の旗 バンコク都 ラーチャテーウィー区
所属事業者 タイ国有鉄道(SRT・駅詳細)
エアポート・レール・リンク(ARL・駅詳細)
バンコク・スカイトレイン(BTS・駅詳細)
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パヤータイ駅(パヤータイえき)はタイ王国バンコク都 ラーチャテーウィー区にある、タイ国有鉄道(SRT)、エアポート・レール・リンク(ARL)及びバンコク・スカイトレイン(BTS)のである。

乗り入れ路線

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タイ国鉄の東本線、エアポート・レール・リンクの路線、バンコク・スカイトレインのスクムウィット線の合計3路線が乗り入れ、接続駅となっている。スクムウィット線の駅には「N2」、エアポート・レール・リンクの駅には「A8」の駅番号が付与されている。

タイ国有鉄道

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SRT パヤータイ停車場
พญาไท
Phaya Thai
ウルポン停車場 (1.03 km)
地図
所在地 タイ王国の旗 バンコク都 ラーチャテーウィー区
駅番号 3103
所属事業者 タイ国有鉄道(SRT)
等級 停車場
所属路線 しかく東本線
キロ程 3.67 km(フワランポーン起点)
電報略号 ญท.
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1908年 1月24日
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概要

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タイ国鉄による正式分類上では「駅」より格下の「停車場」である。このためパヤータイ停車場が正式名称となる。旅客線としては東本線が乗り入れており、ホームが設置されている。このほか、当駅の西方で北本線の駅に短絡する貨物線が乗り入れており、デルタ線となっている。

当駅を含めた周辺区間は複線で敷設されたが、エアポート・レール・リンクの建設に際しては、マッカサン駅の西方で本線から短絡線が分岐するように改められ、並行していた二線のうち一線分がフアマーク駅まで撤去され、撤去により空いた用地を利用してエアポート・レール・リンクの高架橋が建設されている。そのため、当駅の旅客線は単線で、上り列車と下り列車が同一ホームに発着している。

歴史

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1908年 1月24日、当駅付近を含むタイ国鉄東本線第1期区間バンコク(クルンテープ駅) - チャチューンサオ間が開通。1936年には、当駅の東方のマッカサン駅と、西方の北本線チットラッダー王室駅との間を短絡する貨物線が開通し[1] 、当駅付近では東線の本線と短絡線が並行して敷設されていた。

  • 1908年1月24日 【開業】クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅 (60.99km)

駅構造

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単式ホーム1面2線の地上駅である。かつては相対式ホーム2面2線であったが、エアポート・レール・リンクの建設に伴い縮小され、貨物線側のホームは撤去されている。上屋は無くホーム上に待合室がある[2]

隣の駅

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タイ国有鉄道
しかく東本線
ウルポン停車場 - パヤータイ停車場 - ラーチャプラーロップ停車場

エアポート・レール・リンク

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ARL パヤータイ駅
พญาไท
Phaya Thai
地図
所在地 タイ王国の旗 バンコク都 ラーチャテーウィー区
駅番号 A8
所属事業者 エアポート・レール・リンク(ARL)
所属路線 しかくエアポート・レール・リンク
キロ程 28.6 km(スワンナプーム起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 2010年 8月23日
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概要

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2010年 8月23日に正式開業。バンコク都内からスワンナプーム国際空港へ向かう始発駅である。開業当初は各駅停車の SA City Line のみが発着していたが、2011年 6月1日より当駅発着のSA Expressが追加された[3] 。ただし2014年に休止し、その後事実上廃止となった。

歴史

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  • 2010年8月23日 【開業】スワンナプーム駅 - パヤータイ駅 (28.6km)
  • 2011年6月1日 【列車種別追加】当駅発着のSA Expressが運用開始。
  • 2014年4月14日 【列車種別休止・廃止】SA Express休止。その後再開されることなく廃止。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。スカイトレインの高架橋のさらに上をエアポートリンクの高架橋が直交して乗り越すオーバークロス構造になっている。当駅からチャオプラヤ川以東まで延伸される計画があるため、終端部はホームの少し先に設置されている。

SA Expressが設けられていた時期はSA ExpressとSA City Lineは改札入口直後で分岐し、SA Express利用者は改札直後に待合スペースが設けられていた。尚、改札には係員が常時待機して誤入場をチェックしていた。

バンコク・スカイトレインの駅との間には二階に連絡通路が整備されており、雨天時等の連絡に配慮されている。この連絡通路は開業時にはなく、開業後に建設された。

のりば

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番線 路線 行先
1・2 しかくエアポート・レール・リンク マッカサンスワンナプーム方面

隣の駅

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エアポート・レール・リンク
しかくエアポート・レール・リンク
ラーチャプラーロップ駅 (A7) - パヤータイ駅 (A8)

バンコク・スカイトレイン

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BTS パヤータイ駅
BTSの駅舎
พญาไท
Phaya Thai
地図
所在地 タイ王国の旗 バンコク都 ラーチャテーウィー区
駅番号 N2
所属事業者 バンコク・スカイトレイン(BTS)
所属路線 しかくスクムウィット線
キロ程 ? km(クーコット起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1999年 12月5日
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歴史

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  • 1999年 12月5日 - スクムウィット線1期区間として、駅が開業。

駅構造

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パヤータイ通り(北へ行くとパホンヨーティン通りに繋がる)の直上にある高架駅。U2階がコンコース・改札階、U3階がホーム階である。ホームは相対式2面2線を有している。2014年より可動式ホーム柵(ホームドア)の使用を開始した。

のりば

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番線 路線 行先
1 しかくスクムウィット線 サイアムアソークエカマイケーハ方面
2 アヌサーワリーチャイサモーラプームモーチットワット・プラシーマハタートクーコット方面

隣の駅

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バンコク・スカイトレイン
しかくスクムウィット線
アヌサーワリーチャイサモーラプーム駅 (N3) - パヤータイ駅 (N2) - ラーチャテーウィー駅 (N1)

駅周辺

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パヤータイ通り

脚注

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  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.147
  2. ^ 『タイ国鉄4000キロの旅』 p.518 - 519
  3. ^ SARL Express Line to open new route Phaya Thai-Suvarnbhumi, plus a free single trip (May 6, 2011)(エアポート・レール・リンクウェブサイト、英語)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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本線
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