パスカル・ラミー
パスカル・ラミー(Pascal Lamy、1947年 4月8日 -)は、フランス出身の官僚、国際公務員、実業家。世界貿易機関(WTO)事務局長。元欧州委員会欧州委員(貿易担当)。
人物
[編集 ]HEC経営大学院、パリ政治学院、国立行政学院といったグランゼコールの名門校で学び、エリート官僚として経済財政省で働く。経済・財政大臣となったジャック・ドロールに見出され、ドロールが欧州委員会委員長に就くとその官房長となる。
2005年9月には、欧州委員会での貿易担当委員としての交渉の手腕が評価され、世界貿易機関の第8代事務局長に就任。
略歴
[編集 ]- 1947年4月8日:パリ郊外のルヴァロワ=ペレで生まれる。
- 1975年 - 1979年:経済財政省財務監察部
- 1979年 - 1981年:経済財政省国庫局
- 1981年 - 1982年:経済財政大臣補佐官
- 1982年 - 1983年:経済財政大臣官房次長
- 1983年 - 1984年:首相官房次長
- 1985年 - 1994年:欧州委員会(ドロール委員会)委員長官房長兼シェルパ
- 1994年- :クレディ・リヨネ取締役会メンバー
- 1999年- :クレディ・リヨネ代表取締役
- 1999年9月13日 - 2004年11月22日:欧州委員会(プローディ委員会)欧州委員(貿易担当)
- 2005年9月1日 - 2013年8月31日:世界貿易機関事務局長
世界貿易機関(WTO)と関税及び貿易に関する一般協定(GATT) | |
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条約 | 世界貿易機関を設立するマラケシュ協定 |
ラウンド | |
事務局長 | GATT:エリック・ウィンダム・ホワイト - オリビエ・ロング - アーサー・ダンケル - ピーター・サザーランド |
用語 | ウェーバー条項 - 授権条項 - 協定税率 - 内国民待遇 - 最恵国待遇 - グローバリゼーション - 反グローバリゼーション |