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ハンダ・テロリズム・ポリティカルバイオレンス研究センター

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ハンダ・テロリズム・ポリティカルバイオレンス研究センター(英語: The Handa Centre for the Study of Terrorism and Political Violence、略:CSTPV)は、1994年に設立された、イギリススコットランドセント・アンドリューズ大学に所属する、ヨーロッパ最古の国際テロリズム研究機関である。テロリズム・ポリティカルバイオレンス研究センターとして設立され、半田晴久(神道新宗教 ワールドメイト教祖・深見東州)が総裁を務める世界開発協力機構(WSD)から莫大な寄付を受けて研究と教育活動を拡大し、彼の姓を冠してハンダ・テロリズム・ポリティカルバイオレンス研究センターに名称を変更した[1] [いつ? ]

概要

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厳密な証拠に基づく学術的分析により、テロリズム政治暴力の原因、原動力、特性や影響について研究しており、政策に関連しながらも政府関連機関から独立した機関である[1] 。また、紛争で政治暴力状態におかれている国家市民社会国際機関の対応についても研究している[2] デモ、テロの結果など、政治暴力に関する情報をデータベース化して保持している[3]

沿革

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1994年、ポール・ウィルキンソン (英語版)ブルース・ホフマン (英語版)[4] により設立され、ランド-セント・アンドルーズテロリズム事件データベースが開発された[5]

1985年、アバディーン大学国際関係学部部長であったポール・ウィルキンソンが、学部内にテロリズム研究室を開設し、ランド研究所と協力してテロリズムのデータベースを開発した。当時、ランド研究所のテロリズム・データベースは、ブライアン・ジェンキンス (英語版)が統括しており、1989年に後任のブルース・ホフマン (英語版)が継承した。ホフマンは、その後ランド研究所を退職し、1994年の設立に携わることになる。

1998年、ブルース・ホフマンはランド研究所に戻り、ポール・ウィルキンソンが所長兼会長となった。ウィルキンソンの退任後、2005年の初頭から翌年半ばまで、マグナス・ランストープ (英語版)が所長に就任した。 2006年5月、アレックス・シュミッド (英語版)が後任の所長となる。同年秋にニューアーツビル西棟の2階に移転した。

学術プログラム

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テロリズム研究に関する大学院文学修士号取得コースのほか、遠隔でのeラーニングコースもある。

eラーニングコースは、インフォーマ社と共に運営するオンライン・テロリズム・ディプロマコースと、テロリズム研究に関するeラーニング大学院文学修士号取得コースの2つに分かれている。このプログラムは、テロリズム研究プログラム委員会が開発し、監修している。

脚注

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  1. ^ a b "About the Centre". The Handa Centre for the Study of Terrorism and Political Violence. 2014年11月9日閲覧。
  2. ^ ルパート・ハーバート-バーンズ、サム・ベイトマン、ピーター・レーア共著『ロイドのMIU海事安全保障ハンドブック』(アウアーバッハ出版、2008 p19)ISBN:9781420054804。
  3. ^ 『ロイドのMIU海事安全保障ハンドブック』
  4. ^ "Professor Bruce Hoffman Joins CSTPV". The Handa Centre for the Study of Terrorism and Political Violence. 2014年11月9日閲覧。
  5. ^ シンチュン・チェン、エドナ・ライド、ジョシュア・サイナイ、アンドリュー・シルキ、ボアズ・ガノア共著『テロリズム情報学:国土安全保障のための知識管理とデータ発掘』、シュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディア、2008年、p15、ISBN:9781402065842。

外部リンク

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