ハマナデシコ
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハマナデシコ |
---|
ハマナデシコの花
|
分類 |
種
:
ハマナデシコ D. japonicus
|
学名 |
Dianthus japonicus Thunb. |
ハマナデシコ(浜撫子、学名:Dianthus japonicus[1] [2] [3] )は、フジナデシコ(藤撫子)とも呼ばれる[1] ナデシコ科ナデシコ属の多年草で[3] 、切り花あるいは花壇用にベニナデシコの名称で栽培もされる[2] 。海岸の崖や砂地に生育し[4] 、本州(太平洋沿岸、一部日本海側西部の沿岸部[2] )から沖縄および中国に分布する[3] 。
形態
[編集 ]茎は株状の無毛で下部は木質化し、高さは15-50cmになる[3] 。葉は対生し、厚く光沢があって両面とも無毛だが縁に毛がある[3] 。根出葉はロゼット状となる[3] 。花期は6-11月で、茎の頂上に密に着き、花弁は紅紫色で長さ6-7mmの倒3角形[3] 。
栽培種では花色は鮮明な紅色と白色があり、それぞれに早生や晩生がある[2] 。花の大きさは1.5cmになる[2] 。
栽培
[編集 ]自生地が砂地であるため、排水の不良な土壌は栽培に不向きとなる[2] 。また、低温に弱い[2] 。
脚注
[編集 ]参考文献
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、ハマナデシコ に関連するカテゴリがあります。
- 八代嘉昭 「ベニナデシコ」 著、農山漁村文化協会 編『カーネーション(ダイアンサス)』 9巻(初版)、農山漁村文化協会〈花卉園芸第百科〉、2002年、169-170頁。ISBN 4-540-01209-6。
- 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 他『日本の野生植物 草本II離弁花』平凡社、1999年。ISBN 4-582-53502-X。