ハッピー・トーク (曲)
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「ハッピー・トーク」 | |
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『南太平洋』から | |
出版 | 1949 |
作詞者 | オスカー・ハマースタイン2世 |
作曲者 | リチャード・ロジャース |
「ハッピー・トーク」(Happy Talk) は、ロジャース&ハマースタイン作の1949年のミュージカル『南太平洋』で使われたショー・チューン。劇中では登場人物のブラッディー・メアリー (英語版)が、自分の娘リアット (Liat) を見初めたアメリカ人のジョー・ケーブル中尉 (lieutenant Joe Cable) に、楽しく生きていこうと歌いかける。メアリーの歌に合わせて、リアットは手のジェスチャーを披露する。
エラ・フィッツジェラルドはこの曲をゴードン・ジェンキンス (英語版)と彼の楽団とともにデッカ・レコードで吹き込み、アルバム『Miss Ella Fitzgerald & Mr Gordon Jenkins Invite You to Listen and Relax 』に収録した。
「ハッピー・トーク」は、『南太平洋』の再演にあたって除去されることがしばしばあるが、これは、この曲の歌詞がニセモノのピジン言語で書かれており人種主義的だとされるためである[要出典 ]。
キャプテン・センシブル
[編集 ]「ハッピー・トーク」 | |
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キャプテン・センシブル の シングル | |
初出アルバム『Women and Captains First (1982)』 | |
リリース | |
規格 | 7", 12 |
録音 | 1982年 |
ジャンル | シンセポップ、ニュー・ウェイヴ [1] |
時間 | |
レーベル | ユニバーサル ミュージック グループ |
作詞・作曲 | リチャード・ロジャース |
キャプテン・センシブル 年表 | |
テンプレートを表示 |
1982年7月、ダムドのギタリストであるキャプテン・センシブル (英語版)が、この曲をカバーし、全英シングルチャートの首位に2週間止まるヒットとしたが[2] 、このバージョンのバッキング・ボーカルにはドリー・ミクスチャー (英語版)がフィーチャーされていた。
この曲のソングルがチャートの首位に達する成功を収めたのを受けて、ダムドは、1982年以降のセットリストに「ハッピー・トーク」をしばしば取り上げている[要出典 ]。
その他のカバー・バージョン
[編集 ]- エラ・フィッツジェラルドはこの曲をゴードン・ジェンキンス (英語版)と彼の楽団とともにデッカ・レコードで「I'm Gonna Wash That Man Right Outa My Hair」とのカップリングによる78回転盤(SPレコード)シングを吹き込んだ。後にこの曲は、1955年のコンピレーション・アルバム『Miss Ella Fitzgerald & Mr Gordon Jenkins Invite You to Listen and Relax 』に収録された。
- ミュリエル・スミス (英語版)は、1951年11月にイギリス・コロムビア・レーベルにこの曲を録音した。(DB2957)
- ドリス・デイは、1960年12月にこの曲を録音して、アルバム『Bright and Shiny』に収録した。
- ナンシー・ウィルソンは、1961年にキャノンボール・アダレイと共作したアルバム『Nancy Wilson/Cannonball Adderley 』に収録した。
- クロディーヌ・ロンジェは、1968年のアルバム『Love is Blue』にこの曲を収録した[3] 。
- ハーパーズ・ビザール (英語版)は、1960年代後半に、この曲をカバーしている。ハーパーズ・ビザールのバージョンは、2014年に日本でファミリーマートのCMに使用された[4] 。
- ダニエル・ジョンストンとジャド・フェア (英語版)は、この曲を1989年のアルバム『It's Spooky 』に収録した。
- フォー・フレッシュメン (英語版)は、この曲を2002年のアルバム『First Affair/Voices in Fun』に収録した。
- カーリン・アリソン (英語版)は、この曲を2015年のアルバム『Many A New Day: Karrin Allyson Sings Rodgers & Hammerstein』にケニー・バロン、ジョン・パティトゥッチとの共演で収録した。
CM
[編集 ]サンプリング
[編集 ]- 2004年、イギリスのグライムMCディジー・ラスカルは、キャプテン・センシブルのバージョンをサンプリングして、シングル「Dream」に使用し、このシングルは全英シングルチャートの14位まで上昇した[12] 。
映画
[編集 ]- 映画『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! (The Wrong Trousers )』では、グルミットがうるさい音楽で寝られないという場面で、この曲のオルガンによる短い演奏が聞かれる。
脚注
[編集 ]- ^ Deming, Mark. "Captain Sensible – Women & Captains First". AllMusic. All Media Network. 2015年5月5日閲覧。
- ^ Roberts, David. British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 410. ISBN 1-904994-10-5
- ^ Автор: Claudine:Released (2008年7月6日). "Claudine:Released: Claudine Longet "Love Is Blue" 1968 US Reel To Reel Tape (AMX 142)". Claudinereleased.blogspot.com. 2012年1月6日閲覧。
- ^ "ファミマCMソングは、名曲「ハッピー・トーク」". BARKS/ジャパンミュージックネットワーク (2014年3月8日). 2017年2月5日閲覧。
- ^ (日本語) キリンラガービール , https://www.youtube.com/watch?v=ABO3U5K_PzA 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) KIRIN LAGER BEER CM(1999) , https://www.youtube.com/watch?v=5UjDEbPTMPQ 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) KIRIN LAGER BEER CM(1999) , https://www.youtube.com/watch?v=KX1yzuPtib4 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) キリンラガー CM 忌野清志郎 1999 , https://www.youtube.com/watch?v=JROSSfjLnf8 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) 1999年頃のCM ダンカン キリンラガービール KIRIN LAGER BEER , https://www.youtube.com/watch?v=nbXNjF3K8cM 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) 志賀國天寿出演 キリンラガービールCM , https://www.youtube.com/watch?v=s1nIjYWQjCg 2022年6月9日閲覧。
- ^ (日本語) 懐かしいCM キリン 「ラガービール」 , https://www.youtube.com/watch?v=vtKN8NOwtFU 2022年6月9日閲覧。
- ^ Roberts, David. British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 158. ISBN 1-904994-10-5