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ノート:サッポロ 開拓使麦酒仕立て

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開拓使麦酒醸造所はレンガ造りだったか

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缶に描かれていたイラストは、現在サッポロガーデンパーク内にある、サッポロビール博物館およびサッポロビール園開拓使館として使われている赤レンガの建物です。「開拓使館」という名前が付いていますが、この建物は、1890年(明治23年)に札幌製糖株式会社の工場として建てられ、1903年〈明治36年)に札幌麦酒が買収し、製麦工場として使うようになったものです[1] 。開拓使時代にはまだありませんでした。このページに載っている「1906年ごろの札幌ビール製麦所」の写真を使ったものと考えられます。

これに対し、開拓使麦酒醸造所は、現在のサッポロファクトリーの場所に1876年(明治9年)に木造で建てられ(開業日の写真が残っています)、1882(明治15)年、開拓使の廃止に伴い農商務省へ移管、1886年(明治19年)北海道庁へ移管の後、同年民間に払い下げられています[2]

そして、現在、サッポロファクトリーのレンガ館に「札幌開拓使麦酒醸造所」というのがありますが、これは、1998年(平成10年)に開業したものです[3] 。また、この建物は、民営化後の1892年(明治25年)に建てられたものです[4] [5] 。レンガの壁に大きく「札幌開拓使麦酒醸造所」と隷書体の右横書きで書いてあるので、これが開拓使時代の麦酒醸造所の建物であるという誤解や、開拓使時代から麦酒醸造所はレンガ造りだったという誤解を生む元になっていると思います。

結論としては、開拓使時代の「開拓使麦酒醸造所」はレンガ造りではなかったし、サッポロ 開拓使麦酒仕立ての缶に描かれていた建物は開拓使麦酒醸造所ではないということです。--C2BK(会話) 2021年5月7日 (金) 09:41 (UTC)--C2BK(会話) 2021年7月21日 (水) 07:00 (UTC) [返信 ]

しばらく経ちましたので、上の考察を踏まえて書き直しました。--C2BK(会話) 2021年6月24日 (木) 08:46 (UTC) [返信 ]

読み方

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日本国語大辞典には、「麦酒」の読み方として「ビール」「ばくしゅ」「むぎざけ」の3通り掲載されています[6] 。この商品名を正式にはどう読むのか、検証が必要です。--C2BK(会話) 2021年7月11日 (日) 18:36 (UTC) [返信 ]

コメント 公式サイトのアドレスが "kaitakushibakusyu" なのですから、「ばくしゅ」で決まりでしょう。--禁樹なずな(会話) 2021年7月12日 (月) 10:24 (UTC) [返信 ]
  1. ^ www.sapporobeer.jp. "1987年 サッポロビール博物館開館 | 歴史・沿革 | サッポロビール". サッポロビール株式会社. 2021年5月7日閲覧。
  2. ^ www.sapporobeer.jp. "歴史紹介 | 歴史・沿革 | サッポロビール". サッポロビール株式会社. 2021年5月7日閲覧。
  3. ^ "地ビール生産増強へ 能力1.5倍 人気ぶりに対応 サッポロファクトリー". 北海道新聞. (1998年8月4日)
  4. ^ 『新札幌市史 第3巻 通史3』札幌市、1994年3月28日、135頁。
  5. ^ "ADEAC(アデアック):デジタルアーカイブシステム". adeac.jp. 2021年5月7日閲覧。
  6. ^ 日本国語大辞典,デジタル大辞泉, 飲み物がわかる辞典,精選版. "麦酒とは". コトバンク. 2021年7月11日閲覧。

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