ドーパミン作動性ニューロン
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
脳: ドーパミン作動性ニューロン | |
---|---|
ドーパミン経路の一部 | |
名称 | |
日本語 | ドーパミン作動性ニューロン |
英語 | dopaminergic neuron |
関連情報 | |
NIF | 総合検索 |
テンプレートを表示 |
ドーパミン作動性ニューロン(—さどうせい—、dopaminergic neuron)は神経伝達物質としてドーパミンを放出するニューロンである。
哺乳類のドーパミン作動性ニューロン
[編集 ]以下のような分類整理がなされている[1] 。
- A8細胞群
- 赤核後方部 (RRF) の中脳辺縁系投射をするドーパミン作動性ニューロン。A10とともに大脳辺縁系に投射し、中脳辺縁系を構成する。
- A9細胞群
- 黒質緻密部 (SNc) の中脳線条体投射をするドーパミン作動性ニューロン。一部はA10とともに前頭前皮質に投射し、中脳皮質系を構成する。
- A10細胞群
- 腹側被蓋野 (VTA) の中脳辺縁系投射をするドーパミン作動性ニューロン。
- A11細胞群
- 尾側中脳間脳水道周囲灰白質 (caudal mesodiencephalic periaqueductal gray, PAG) のドーパミン作動性ニューロン。A13, A14とともに視床下部に投射、また脊髄側角に投射し、視床下部脊髄路を構成する。
- A12細胞群
- 弓状核から正中隆起、下垂体中間葉、下垂体後葉に終わり、隆起漏斗ドーパミン作動系を構成する。
- A13細胞群
- 不確帯 (zona incerta, ZI) のドーパミン作動性ニューロン。A11の一部とともに視床下部に投射し、不確帯視床下部ドーパミン作動系を構成する。
- A14細胞群
- 視床下部のドーパミン作動性ニューロン。A11の一部とともに視床下部に投射し、不確帯視床下部ドーパミン作動系を構成する。
- A15細胞群
- 視床下部のドーパミン作動性ニューロン。
- A16細胞群
- 嗅球の periglomerular cell。
- A17細胞群
- 網膜のドーパミン作動性ニューロン。
脚注
[編集 ]- ^ Dahlstroem, A; Fuxe, K (1964). "Evidence for the existence of monoamine-containing neurons in the central nervous system. I. Demonstration of monoamines in the cell bodies of brain stem neurons". Acta Physiol Scand Suppl SUPPL 232: 1-55. PMID 14229500.
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]- 痛みと鎮痛の基礎知識-ドーパミン神経系 - 滋賀医科大学 生理学講座 小山なつ
- BrainInfo検索結果
- Dopamine anatomy (英語) - スカラーペディア百科事典「ドーパミン系の解剖」の項目。
スタブアイコン
この項目は、医学に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。