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テルプシコラー

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ジャン=マルク・ナティエの1739年の絵画『テルプシコラー』。サンフランシスコ美術館 (英語版)所蔵。

テルプシコラー(Τερψιχόρα(アッティカ方言), Terpsichorā)またはテルプシコレー[注 1] (Τερψιχόρη(イオニア方言), Terpsichore, 「踊りの楽しみ」の意)は、ギリシア神話に登場する女神で、文芸を司るムーサたち(ムーサイ)の1柱である。

概要

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すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスムネーモシュネーの娘で、カリオペークレイオーメルポメネーエウテルペーエラトーウーラニアータレイアポリュムニアーと姉妹[2] [3] [4]

「合唱」「舞踊」を司る。絵画等に描かれる際の持ち物は、竪琴だが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。

河神 アケローオスとの間にセイレーンたちをもうけたとする説があるが[5] 、通常はメルポメネーとされる[6] 。またリノス (英語版)[7] レーソスの母とされることもある[8]

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 『神統記』にはこの形で現れる[1] ラテン語形もTerpsichoreで、近代西洋諸言語の形も多くこれにもとづく。

出典

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  1. ^ Hesiod, Theogony lines 63-103 , http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.01.0129%3Acard%3D63   (ペルセウス電子図書館)
  2. ^ ヘーシオドス、76行-79行。
  3. ^ ヘーシオドス、915行-917行。
  4. ^ アポロドーロス、1巻3・1。
  5. ^ ロドスのアポローニオスアルゴナウティカ』4巻892行-896行。
  6. ^ アポロドーロス、1巻3・4。
  7. ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.170b。
  8. ^ ビューザンティオンのアリストパネース(ワルター・F・オットー、p.114。)

参考文献

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関連項目

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