ツル属
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ツル属 |
---|
クロヅル Grus grus
|
保全状況評価 |
(ワシントン条約附属書II) |
分類 |
模式種 |
Grus grus クロヅル |
種 |
ツル属(ツルぞく、Grus)は、鳥綱 ツル目 ツル科に属する属。ツル科およびツル亜科の模式属。模式種はクロヅル。
分布
[編集 ]アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、東南アジア、日本
形態
[編集 ]最大種はオオヅルで全長152cm。最小種はナベヅルで全長96.5 cm。属名Grusは「ツル」の意。
生態
[編集 ]湿地、草原、水田等に生息する。地上に枯草等を積み上げた塚状の巣を作る。
食性は雑食で、草、果実、種子、昆虫類、魚類、両生類等を食べる。
繁殖形態は卵生。
分類
[編集 ]- Grus americana アメリカシロヅル Whooping crane
- Grus antigone オオヅル Sarus crane
- Grus canadensis カナダヅル Sandhill crane
- Grus grus クロヅル Common crane
- Grus japonesis タンチョウ Red-crowned crane
- Grus leucogeranus ソデグロヅル Siberian crane
- Grus monacha ナベヅル Hooded crane
- Grus nigricollis オグロヅル Black-necked crane
- Grus paradisea ハゴロモヅル Blue crane
- Grus rubicunda オーストラリアヅル Brolga
- Grus vipio マナヅル White-naped crane
人間との関係
[編集 ]開発による生息地の破壊等の理由で生息数は激減している。ツル科は科単位でワシントン条約附属書IIに記載されているが、本科に含まれる6種2亜種はワシントン条約附属書Iに記載されている。(他属には2007年現在ワシントン条約附属書Iに記載されている種はいない。)
日本の鹿児島県出水市はツルの飛来地として知られており、国の天然記念物に指定されている。2007年現在までに本属の構成種の半数を上回る6種の飛来が確認されている。
関連項目
[編集 ]ウィキメディア・コモンズには、ツル属 に関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにツル属 に関する情報があります。
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