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チャンプ・ベイリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャンプ・ベイリー
Champ Bailey
基本情報
ポジション コーナーバック
生年月日 (1978年06月22日) 1978年 6月22日(46歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州 フォークストン
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 196 lb =約88.9kg
経歴
大学 ジョージア大学
NFLドラフト 1999年 / 1巡目全体7位
初出場年 1999年
初出場チーム ワシントン・レッドスキンズ
所属歴
1999-2003 ワシントン・レッドスキンズ
2004-2013 デンバー・ブロンコス
2014* ニューオーリンズ・セインツ
受賞歴・記録
オールプロ選出(6回)
200, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007
プロボウル選出(12回)
2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007年, 2009, 2010, 2011, 2012
その他受賞・記録
  • ナグルスキー賞(1998年)
  • シーズン最多インターセプト(2006年、アサンテ・サミュエルとタイ記録)
  • コーナーバックとしてのプロボウル最多選出記録(12)
  • NFL2000年代オールディケイドチーム
  • デンバー・ブロンコス50周年アニバーサリーチーム
NFL 通算成績
タックル数 925回
インターセプト数 52回
タッチダウン数 4回
QBサック 3回
ファンブルフォース 9回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

チャンプ・ベイリー(Roland "Champ" Bailey、1978年 6月22日 - )はジョージア州 フォークストン出身の元アメリカンフットボール選手。現役時代のポジションはCB。身長183cm、体重87kg。チャンプというニックネームは母親が彼が幼い時につけたものである。弟のボス・ベイリーもデンバー・ブロンコスでLBとして在籍していた。

経歴

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ジョージア大学時代はオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームでそれぞれ活躍した。大学2年次に全試合に出場しサウスイースタン・カンファレンスのファーストチームに選ばれた。また大学に在籍した最終年となった3年次にはディフェンスで52タックル、3インターセプト、7パスブロック、オフェンスではパスレシーブで47キャッチ、744ヤードで5タッチダウンをあげたほか、キックオフリターン、パントリターンにも起用され1試合あたり103.5ヤードを稼ぎオールアメリカやサウスイースタン・カンファレンスファーストチームに選ばれた。カレッジフットボールの年間最優秀守備選手に与えられるブロンコ・ナグルスキー賞は最終学年でなかったものの受賞した。ジョージア大学での3年間で33試合に出場(内24試合に先発出場)し147タックル、2ファンブルリカバー、1ファンブルフォース、8インターセプト、27パスブロックの記録を残した。また大学の走幅跳室内記録を塗り替えた[1]

1999年NFLドラフトでは1巡目全体7位でワシントン・レッドスキンズに指名されて入団した。レッドスキンズに在籍した2003年まで彼は全試合で先発出場し、WR、RB、リターナーとしても器用された。彼はリーグベストのCBと考えられていたダレル・グリーンディオン・サンダースのチームメートとなりどんどん才能を開花していった[2]

1999年に彼は5インターセプト、1タッチダウン、1サックをあげた。2000年、5インターセプトをあげると共に3回のキャッチで78ヤードを獲得、65ヤードのパントリターンも見せた[2] 。プロボウルにもこの年から2007年まで連続で選ばれるようになる[2]

2004年シーズン開始前に彼はドラフト2巡目指名権と共にクリントン・ポーティスとのトレードでデンバー・ブロンコスに移籍して[3] 7年間6300万ドルの契約を結んだ[4]

2005年にはインターセプトリターンTDを2回あげた[2] 。またニューイングランド・ペイトリオッツ戦ではトム・ブレイディのパスをインターセプトし100ヤードリターンした。このプレーはタッチダウンにはならなかったプレーでは最も長いリターンというNFL記録になっている[2]

2006年1月14日のニューイングランド・ペイトリオッツとのディビジョナルプレーオフで彼はトム・ブレイディのパスをエンドゾーンでインターセプトすると100ヤードリターンして敵陣1ヤードまでボールを戻した。このプレイでペイトリオッツのタイトエンド、ベンジャミン・ワトソンのタックルで彼はボールをファンブルしボールはアウトオブバウンズとなったが続くプレイでブロンコスはタッチダウンをあげて試合はブロンコスが勝利しペイトリオッツのスーパーボウル3連覇の夢を奪った。2006年のレギュラーシーズンには10インターセプトをあげて[5] フィラデルフィア・イーグルスアサンテ・サミュエルとシーズンインターセプト記録を分け合った。この年彼はサンディエゴ・チャージャーズRBラダニアン・トムリンソンマイアミ・ドルフィンズDEジェイソン・テイラーと共に満票でオールプロに選出された。この年彼は対峙したレシーバーに1本もタッチダウンを許さなかった[2]

2007年には怪我のため84タックル、3インターセプトに終わったがプロボウルに選出された。シャットダウンコーナーバックとして優れた彼に対しては相手QBはパスを投げないようになり、2007年から2009年までのインターセプトは5回である[2]

2009年、第4週のダラス・カウボーイズ戦で自陣3ヤード地点でのインターセプト、第4Q残り9秒、自陣2ヤードからのパスを2度防ぐ活躍などを見せてAFC週間MVP守備部門に選ばれた[6]

2010年には45タックル、1タックル、2インターセプトをあげて[4] オークランド・レイダースナムディ・アソムーアの代わりにプロボウルに選ばれた[7]

2011年2月ブロンコスと4年間4300万ドルで契約延長を果たした[8] 。11月6日の第9週、オークランド・レイダース戦では2インターセプト、1ファンブルフォースの活躍を見せて38-24での勝利に貢献した[9]

2000年から2007年までプロボウルに8年連続で選出されており[10] NFCAFCのいずれからも先発出場を果たしている。2012年までに12回プロボウルに選出されており、これはコーナーバックとしてのNFL記録となっている[11]

2013年は足の負傷のため、レギュラーシーズンでの出場は5試合にとどまった。2014年3月5日、ブロンコスから解雇された[11] 。4月4日、ニューオーリンズ・セインツと2年契約を結んだが[12] 、開幕ロースターに残れず8月30日解雇された。 10月18日に引退を発表。11月14日にブロンコスと一日契約を交わし、ブロンコスの選手として引退した。

人物

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脚注

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  1. ^ "Champ Bailey". Denver Broncos Official Website. 2009年2月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g "The 10 Best Washington Redskins 2000-2009". bleacherreport.com (2009年12月22日). 2011年9月19日閲覧。
  3. ^ "ドラフトまであと7日、「7」に関するドラフトトリビア". NFL JAPAN (2011年4月22日). 2011年9月2日閲覧。
  4. ^ a b "エルウェイ氏、プロボウルCBベイリーの契約交渉を再開". NFL JAPAN (2011年2月18日). 2011年9月2日閲覧。
  5. ^ "インターナショナルシリーズ特集". NFL JAPAN. 2011年9月2日閲覧。
  6. ^ "99ヤードリターンTDのシャーパーらが守備部門の週間MVP". NFL JAPAN (2009年10月8日). 2011年9月2日閲覧。
  7. ^ "カウボーイズのWRオースティンらがプロボウル選出". NFL JAPAN (2011年1月28日). 2011年9月2日閲覧。
  8. ^ "プロボウル10度のCBベイリー、4年契約でブロンコス残留へ". NFL JAPAN (2011年2月23日). 2011年9月2日閲覧。
  9. ^ "話題のQB対決はティーボウに軍配、ブロンコス大技連発". NFL JAPAN (2011年11月7日). 2011年11月8日閲覧。
  10. ^ "プロボウル9度のベイリー、CB最高給を要求?". NFL JAPAN (2010年6月28日). 2011年9月2日閲覧。
  11. ^ a b Scooby Axson (2014年3月5日). "Report: Broncos to release CB Champ Bailey". 2014年4月5日閲覧。
  12. ^ "プロボウル12回のCBベイリー、セインツで現役続行". NFL JAPAN (2014年4月5日). 2014年4月5日閲覧。
  13. ^ 近藤祐司 (2008年10月3日). "輝けば輝くほど影になる、そのポジションとは?". NFL JAPAN. 2011年9月2日閲覧。[リンク切れ ]
  14. ^ "プロボウル選手が語るスーパーボウル予想は?". NFL JAPAN (2010年1月29日). 2011年9月2日閲覧。
  15. ^ "WRホワイトがランク付け、手強いCBトップ6". NFL JAPAN (2011年6月21日). 2011年9月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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先代
キナード・ラング
ワシントン・レッドスキンズ
ドラフト1巡指名
1999年
次代
ラヴァー・アリントン
NFL2000年代オールディケードチーム
QB
RB
WR
TE
OL
DL
LB
DB
ST
HC
AP通信 オールプロ ファーストチーム選出(3回)
AP通信 2004 オールプロ ファーストチーム
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブラインマン
ディフェンシブエンド
ディフェンシブタックル
ラインバッカー
コーナーバック
セイフティ
プレースキッカー
パンター
キックリターナー




AP通信 2005 オールプロ ファーストチーム
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブラインマン
ディフェンシブエンド
ディフェンシブタックル
ラインバッカー
コーナーバック
セイフティ
プレースキッカー
パンター
キックリターナー




AP通信 2006 オールプロ ファーストチーム
クォーターバック
ランニングバック
ワイドレシーバー
タイトエンド
オフェンシブラインマン
ディフェンシブエンド
ディフェンシブタックル
ラインバッカー
コーナーバック
セイフティ
プレースキッカー
パンター
キックリターナー




デンバー・ブロンコス 50周年記念チーム(2009)
オフェンス
ディフェンス
スペシャルチーム
  1. ティム・カウチ
  2. ドノバン・マクナブ
  3. アキリ・スミス
  4. エジャリン・ジェームス
  5. リッキー・ウィリアムズ
  6. トリー・ホルト
  7. チャンプ・ベイリー
  8. デビッド・ボストン
  9. クリス・クレイボーン
  10. クリス・マカリスター
  11. ダンテ・カルペッパー
  12. ケイド・マクナウン
  13. トロイ・エドワーズ
  14. ジョン・テイト
  15. アンソニー・マクファーランド
  16. ジェボン・カース
  17. ダミアン・ウッディ
  18. マット・スティンチコム
  19. ルーク・ペティグー
  20. エベネザー・エキュバン
  21. L・J・シェルトン
  22. ラマー・キング
  23. アントワン・ウィンフィールド
  24. レジー・マクグルー
  25. アントワン・エドワーズ
  26. フェルナンド・ブライアント
  27. アーロン・ギブソン
  28. アンディ・カッツェンモイヤー
  29. ディミトリアス・アンダーウッド
  30. パトリック・カーニー
  31. アル・ウィルソン
 
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