ダニイル・バランツェフ
ダニイル・バランツェフ Daniil Barantsev
フィギュアスケート選手
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2007ネーベルホルン杯でのウェスターとバランツェフ | |||||||||||||||||||||||||
生誕 |
(1982年03月10日) 1982年 3月10日(42歳) ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国、スヴェルドロフスク | ||||||||||||||||||||||||
身長 | 177 cm | ||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||
パートナー | ジェニファー・ウェスター | ||||||||||||||||||||||||
コーチ |
アンジェリカ・クリロワ パスカーレ・カメレンゴ | ||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | ダラスFSC | ||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||||||||||||||
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獲得メダル | |||||||||||||||||||||||||
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ダニイル・セルゲーエヴィチ・バランツェフ(ロシア語: Даниил Сергеевич Баранцев[1] 、1982年 3月10日 - )は、ロシア出身の男性 フィギュアスケート アイスダンス選手。2000年、2001年世界ジュニア選手権優勝。1999-2000シーズンJGPファイナル優勝。パートナーはナタリア・ロマニウタと妻でもあるジェニファー・ウェスター。
経歴
[編集 ]ロシアのエカテリンブルクに生まれ、4歳でスケートを始めた。1996年、ナタリア・ロマニウタとカップルを結成。1997-1998シーズンよりISUジュニアグランプリ(当時の名称はISUジュニアシリーズ)が創設され、国際大会へデビューを飾る。翌1998-1999シーズンには全ての大会で表彰台に上った。1999-2000シーズン、ISUジュニアグランプリのJGPサルコウ杯およびJGPハーグ、JGPファイナルの3大会連続優勝を果たし、世界ジュニア選手権でも優勝。ジュニアクラスの大会を完全制覇を達成する。2000-2001シーズンからはシニアクラスのISUグランプリシリーズにも参戦し、世界ジュニア選手権では2連覇を達成した。
ソルトレークシティオリンピックを控えた2001-2002シーズンは、GPスパルカッセン杯でシニア初表彰台の3位となったが、オリンピックロシア代表の2枠を賭けたロシア選手権では3位となり、代表に選出されなかった。直後の2002年欧州選手権ではダニイル・バランツェフの体調が思わしくなく途中棄権。のちにカップルの解散を発表した。
ナタリア・ロマニウタとのカップル解散後は、アメリカへ渡りニコライ・モロゾフに師事。2003年よりジェニファー・ウェスターとカップルを結成しアメリカ所属選手として活動を始め、2人は2006年に結婚。全米選手権にも出場を果たし、入賞するまでになったが、国際大会への出場はロシア側が拒否したために2007-2008シーズンまで待たなければならなかった。2007-2008シーズン、ネーベルホルン杯で優勝。2008年全米選手権では5位に終わったものの、初選出の2008年四大陸選手権では4位入賞を果たした。
主な戦績
[編集 ]- 2001-02まではナタリア・ロマニウタとのカップル。
- 2005-06以降はジェニファー・ウェスターとのカップル。
大会/年 | 1997-98 | 1998-99 | 1999-00 | 2000-01 | 2001-02 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 |
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世界選手権 | 16 | ||||||||
四大陸選手権 | 4 | ||||||||
欧州選手権 | 棄権 | ||||||||
全米選手権 | 7 | 6 | 5 | 棄権 | |||||
ロシア選手権 | 3 | 3 | |||||||
GPエリック杯 | 8 | ||||||||
GPスケートカナダ | 7 | ||||||||
GPロシア杯 | 5 | ||||||||
GPスパルカッセン杯 | 6 | 3 | |||||||
GPNHK杯 | 9 | ||||||||
ネーベルホルン杯 | 1 | ||||||||
フィンランディア杯 | 2 | ||||||||
世界Jr.選手権 | 7 | 3 | 1 | 1 | |||||
JGPファイナル | 5 | 3 | 1 | ||||||
JGPサルコウ杯 | 1 | ||||||||
JGPハーグ | 1 | ||||||||
JGPSNPバンスカー | 1 | ||||||||
JGPソフィア杯 | 2 | ||||||||
JGPウクライナ記念 | 2 | ||||||||
JGPサン・ジェルヴェ | 4 |
詳細
[編集 ]2008-2009 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
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2009年1月18日-25日 | 全米フィギュアスケート選手権(クリーブランド) | 8 29.66 |
9 47.65 |
- | 棄権 |
2008年11月13日-16日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 8 28.02 |
8 45.78 |
8 69.15 |
8 142.95 |
2008年10月31日-11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(オタワ) | 6 28.71 |
7 43.70 |
7 68.65 |
7 141.06 |
2007-2008 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
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2008年2月11日-17日 | 2008年四大陸フィギュアスケート選手権(高陽) | 4 30.95 |
4 55.44 |
5 87.98 |
4 174.37 |
2008年1月20日-27日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 5 30.46 |
6 53.26 |
5 85.65 |
5 169.37 |
2007年9月27日-29日 | 2007年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 1 30.33 |
1 47.46 |
1 79.24 |
1 157.03 |
2006-2007 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
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2007年1月21日-28日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 6 27.81 |
6 47.46 |
7 78.07 |
6 153.34 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | CD | OD | FD | 結果 |
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2006年1月7日-15日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントルイス) | 9 28.85 |
7 50.80 |
8 82.24 |
7 161.89 |
プログラム使用曲
[編集 ]シーズン | OD | FD |
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2008-2009 | Too Darn Hot 作曲:コール・ポーター + Lindy Hop |
Requiem for a Tower + Mythodea 作曲:ヴァンゲリス |
参考文献
[編集 ]- 国際スケート連盟によるウェスター & バランツェフのバイオグラフィー (英語)
- アメリカフィギュアスケート協会 - ウェスター & バランツェフ
- 国際スケート連盟によるロマニウタ & バランツェフのバイオグラフィー (英語)
脚注
[編集 ]外部リンク
[編集 ]1997/98: フェデリカ・ファイエラ & ルチアーノ・ミーロ • 1998/99: ジェイミー・シルバースタイン & ジャスティン・ペカレック • 1999/00: ナタリア・ロマニウタ & ダニイル・バランツェフ • 2000/01: タニス・ベルビン & ベンジャミン・アゴスト • 2001/02: エレーナ・ハリアヴィナ & マキシム・シャバリン • 2002/03: オクサナ・ドムニナ & マキシム・シャバリン • 2003/04: ホフマン・ノーラ & エレク・アティッラ • 2004/05: モーガン・マシューズ & マキシム・ザボジン • 2005/06: テッサ・ヴァーチュ & スコット・モイア • 2006/07: マディソン・ハベル & キーファー・ハベル • 2007/08: マリア・モンコ & イリヤ・トカチェンコ • 2008/09: マディソン・チョック & グレッグ・ズーライン • 2009/10-2010/11: クセニヤ・モンコ & キリル・ハリャヴィン • 2011/12: ヴィクトリヤ・シニツィナ & ルスラン・ジガンシン • 2012/13: アレクサンドラ・ステパノワ & イワン・ブキン • 2013/14-2014/15: アンナ・ヤノフスカヤ & セルゲイ・モズゴフ • 2015/16: ロレイン・マクナマラ & クイン・カーペンター • 2016/17: レイチェル・パーソンズ & マイケル・パーソンズ • 2017/18: アナスタシヤ・スコプツォワ & キリル・アリョーシン • 2018/19: ソフィヤ・シェフチェンコ & イーゴリ・エレメンコ • 2019/20: マリア・カザコワ & ゲオルギー・リビヤ • 2022/23: ナディア・バシンスカ & ピーター・ボーモン • 2023/24: リア・ネセト & アルテム・マルケロフ |