セルヒオ・ガルシア
Sergio García | |
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基本情報 | |
名前 | セルヒオ・ガルシア |
生年月日 | (1980年01月09日) 1980年 1月9日(45歳) |
国籍 | スペインの旗 スペイン |
出身地 |
スペイン・カステリョン・ デ・ラ・プラナ |
経歴 | |
成績 | |
優勝回数 | 欧州16・米国9・日本1・アジア6 |
初優勝 | 1999年アイリッシュ・オープン |
世界ランク最高位 | 2位 |
2014年1月26日現在 | |
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セルヒオ・ガルシア・フェルナンデス(Sergio García Fernández, 1980年 1月9日 - )は、スペイン・カステリョン・デ・ラ・プラナ出身のプロゴルファーである。El Niño(エルニーニョ)というニックネームでよく知られている。なお、英訳すると定冠詞付きの The Boy となることから、日本語訳で「神の子」と呼ばれる。世界ランキング自己最高位は2位。
プロフィール
[編集 ]3歳からゴルフを始め、父親の手ほどきを受ける。1999年のマスターズでベスト・アマチュアに入り、同年5月にプロ転向。すぐにヨーロッパツアーの「アイリッシュ・オープン」でプロ初優勝を挙げる。同年8月の全米プロゴルフ選手権でいきなり2位入賞を果たし、世界の注目を浴びる。優勝したタイガー・ウッズと1打差につけ(ガルシアのスコア:-10, 278 ストローク/ウッズの優勝スコア:-11, 277 ストローク)、19歳の早熟ゴルファーとして旋風を沸き起こした。この後ヨーロッパツアーの「リンデ・ドイツ・マスターズ」で2勝目を挙げる。アメリカ代表チームとヨーロッパ選抜チームによる団体戦「ライダーカップ」でも、史上最年少の19歳でヨーロッパ選抜の代表選手に選ばれた。この年は日本ゴルフツアーの「住友VISA太平洋マスターズ」や「ダンロップフェニックストーナメント」でもプレーしている。これらの活躍により、ガルシアは2000年5月に第1回「ローレウス・スポーツ賞」の「最優秀新人賞」を授与された。2001年5月第3週の「マスターカード・コロニアル」でアメリカPGAツアー初優勝を果たす。
2005年度はアメリカで「ブーズアレン・クラシック」、ヨーロッパで「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で優勝があったが、その後3年間両ツアーとも優勝から遠ざかっていた。2007年の全英オープンでは、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)とのプレーオフに敗れて2位に終わる。2008年5月の「ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ」で3年ぶりの米国ツアー優勝を果たし、彼のゴルフは再び復調に向かう。その後全米プロゴルフ選手権で、初出場の1999年以来9年ぶりの2位に入ったが、優勝したハリントンに2打差をつけられて敗れた。この後ヨーロッパツアーで2つの優勝を加え、ガルシアは2008年11月9日付の世界ランキングで、ヨーロッパのゴルファーとしてコリン・モンゴメリー(スコットランド)以来12年ぶりの「2位」に食い込んだ。[1]
2017年のマスターズでは、最終日に9アンダーで並んだジャスティン・ローズとのプレーオフを制し、メジャー74試合目にして悲願のメジャー初制覇を達成した。
メジャー大会の自己最高成績は、全米オープンが3位(2005年)、全英オープンが2位(2007年)、全米プロゴルフ選手権が2位(1999年・2008年)である。
ガルシアのゴルフ・スイングは、以前は構えてから打つまでの間に時間を取りすぎるところが難点だったが、最近は大幅な改善が見られる。2018年には日本ツアー初優勝を飾ったSMBCシンガポール・オープンで2位に5打差をつけ、圧巻の優勝。
ツアー優勝歴
[編集 ]PGAツアー優勝 (10)
[編集 ]No. | Date | Tournament | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 20 May 2001 | MasterCard Colonial | −13 (69-69-66-63=267) | 2 strokes | アメリカ合衆国の旗 ブライアン・ガイ (英語版), アメリカ合衆国の旗 フィル・ミケルソン |
2 | 24 Jun 2001 | Buick Classic | −16 (68-67-66-67=268) | 3 strokes | アメリカ合衆国の旗 スコット・ホーク (英語版) |
3 | 6 Jan 2002 | Mercedes Championships | −18 (73-69-68-64=274) | Playoff | アメリカ合衆国の旗 デビッド・トムズ |
4 | 16 May 2004 | EDS Byron Nelson Championship | −10 (66-68-65-71=270) | Playoff | アメリカ合衆国の旗 ロバート・ダムロン (英語版), アメリカ合衆国の旗 ダドリー・ハート (英語版) |
5 | 13 Jun 2004 | Buick Classic (2) | −12 (70-67-68-67=272) | Playoff | アイルランドの旗 パドレイグ・ハリントン, 南アフリカ共和国の旗 ロリー・サバティーニ (英語版) |
6 | 12 Jun 2005 | ブーツ・アレン・クラシック (英語版) | −14 (71-68-66-65=270) | 2 strokes | アメリカ合衆国の旗 ベン・クレーン (英語版), アメリカ合衆国の旗 デービス・ラブ3世, オーストラリアの旗 Adam Scott |
7 | 11 May 2008 | ザ・プレーヤーズ選手権 | −5 (66-73-73-71=283) | Playoff | アメリカ合衆国の旗 ポール・ゴイドス (英語版) |
8 | 20 Aug 2012 | ウィンダム選手権 | −18 (67-63-66-66=262) | 2 strokes | 南アフリカ共和国の旗 ティム・クラーク (英語版) |
9 | 9 Apr 2017 | マスターズ・トーナメント | −9 (71-69-70-69=279) | Playoff | イングランドの旗 ジャスティン・ローズ |
10 | 4 Oct 2020 | サンダーソン・ファームズ選手権 | –19 (68-68-66-67=269) | 1 stroke | アメリカ合衆国の旗 Peter Malnati |
欧州ツアー優勝 (16)
[編集 ]No. | Date | Tournament | 優勝スコア | 2位との差 | 2位(タイ) |
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1 | 4 Jul 1999 | Murphy's Irish Open | −16 (69-68-67-64=268) | 3打差 | アルゼンチンの旗 アンヘル・カブレラ |
2 | 3 Oct 1999 | Linde German Masters (英語版) | −11 (68-69-72-68=277) | Playoff | アイルランドの旗 パドレイグ・ハリントン, ウェールズの旗 イアン・ウーズナム |
3 | 23 Sep 2001 | Trophée Lancôme (英語版) | −18 (68-65-68-65=266) | 1打差 | 南アフリカ共和国の旗 レティーフ・グーセン |
4 | 28 Apr 2002 | Canarias Open de España | −13 (67-68-67-73=275) | 4 strokes | イタリアの旗 エマヌエーレ・カノーニカ (英語版) |
5 | 17 Oct 2004 | Mallorca Classic | −12 (66-67-68-67=268) | 4打差 | イングランドの旗 サイモン・カーン (英語版) |
6 | 4 Sep 2005 | Omega European Masters | −14 (66-65-71-68=270) | 1打差 | スウェーデンの旗 ピーター・グスタフソン (英語版) |
7 | 26 Oct 2008 | Castelló Masters Costa Azahar | −20 (66-65-66-67=264) | 3打差 | スウェーデンの旗 ピーター・ヘドブロム (英語版) |
8 | 9 Nov 2008 | HSBCチャンピオンズ 1 | −14 (66-68-72-68=274) | Playoff | イングランドの旗 オリバー・ウィルソン (英語版) |
9 | 23 Oct 2011 | Castelló Masters | −27 (67-63-64-63=257) | 11打差 | スペインの旗 ゴンサロ・フェルナンデス=カスタノ (英語版) |
10 | 30 Oct 2011 | Andalucía Masters | −6 (70-70-67-71=278) | 1打差 | スペインの旗 ミゲル・アンヘル・ヒメネス |
11 | 25 Jan 2014 | Commercial Bank Qatar Masters | −16 (71-67-69-65-272) | Playoff | フィンランドの旗 ミッコ・イロネン (英語版) |
12 | 5 Feb 2017 | オメガ・ドバイ・デザート・クラシック | −19 (65-67-68-69-269) | 3打差 | スウェーデンの旗 ヘンリク・ステンソン |
13 | 9 Apr 2017 | マスターズ・トーナメント | −9 (71-69-70-69=279) | Playoff | イングランドの旗 ジャスティン・ローズ |
14 | 22 Oct 2017 | Andalucía Valderrama Masters (2) | −12 (66-71-68-67=272) | 1打差 | オランダの旗 ヨースト・ルイテン |
14 | 22 Oct 2018 | Andalucía Valderrama Masters (2) | −12 (68-64-69=201)* | 4 strokes | アイルランドの旗 シェーン・ローリー |
16 | 15 Sep 2019 | KLMオープン | −18 (68-67-66-69=270) | 1 stroke | デンマークの旗 Nicolai Højgård |
1 アジアンツアー共催
* 悪天候のため54ホールに短縮
アジアンツアー優勝 (6)
[編集 ]- 2002 コロン杯韓国オープン (英語版)
- 2008 HSBCチャンピオンズ 1
- 2012 Iskandar Johor Open
- 2013 タイ・ゴルフ選手権
- 2015 ホートラム・オープン
- 2018 SMBCシンガポール・オープン 2
1 欧州ツアー共催
2 日本ツアー共催
日本ツアー優勝 (1)
[編集 ]- 2018 SMBCシンガポール・オープン 1
1 アジアンツアー共催
その他優勝 (5)
[編集 ]- 1997 Catalonian Open Championship (Spain – not a European Tour event)
- 2001 ネッドバンク・ゴルフチャレンジ (South Africa – unofficial event)
- 2002 Telus World Skins Game (Canada - unofficial event)
- 2003 ネッドバンク・ゴルフチャレンジ (South Africa – unofficial event)
- 2010 ゲーリー・プレーヤー招待 (with ジョン・クック)
関連項目
[編集 ]外部リンク
[編集 ]- 公式ウェブサイト
- セルヒオ・ガルシア - ヨーロピアンツアー公式サイト
- セルヒオ・ガルシア - PGA Tour.com
- セルヒオ・ガルシア - ワールドゴルフランキング
マスターズ・トーナメント 歴代優勝者 | |
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† プレーオフでの優勝; ‡ 完全優勝 |
HSBCチャンピオンズ 優勝者 | |
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2000年代 | |
2010年代 |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
2020年代 |
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※(注記)2006年までは年間最優秀新人選手 |