ジェリー・スタッブス
ジェリー・スタッブス | |
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ジェリー・スタッブスの画像 ミスター・オリンピア(1985年) | |
プロフィール | |
リングネーム |
ジェリー・スタッブス ミスター・オリンピア ア・シーク ザ・マタドール |
本名 | ジェリー・スタッブス |
ニックネーム | ミスター・パーフェクト[1] |
身長 | 185cm[2] - 186cm[3] |
体重 | 108kg[2] - 112kg[3] |
誕生日 | (1952年09月13日) 1952年 9月13日(72歳)[4] |
出身地 |
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ジョージア州の旗 ジョージア州 フルトン郡 アトランタ [2] |
デビュー | 1975年 [2] (1970年ともされる[3] [4] ) |
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ジェリー・スタッブス(Jerry Stubbs、1952年 9月13日 [4] - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラー。ジョージア州 アトランタ出身[2] 。
ルイジアナやミシシッピなどのミッドサウス・エリアやアラバマを主戦場に、覆面レスラーのミスター・オリンピア(Mr. Olympia)としても活躍した。
来歴
[編集 ]ボブ・アームストロングにスカウトされ、1975年にアラバマでデビューしたとされる[2] 。本名のジェリー・スタッブス(Jerry Stubbs)をリングネームに、ベビーフェイスのポジションでジョージアやミッドアトランティック、ミッドサウスのトライステート地区など、NWAの南部テリトリーを転戦。1978年11月6日にはトライステート地区におけるトーナメントの決勝でアーニー・ラッドを破り、8年ぶりに復活したNWAミシシッピ・ヘビー級王座を獲得、1979年5月5日にマイク・ジョージに奪取されるまで戴冠していた[5] 。
1980年、ロン・フラーが主宰していたアラバマのSECW(サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング)にて覆面レスラーのザ・マタドール(The Matador)に変身、マイク・スターリングスをパートナーにデビッド・シュルツ&デニス・コンドリーからNWAサウスイースタン・タッグ王座を奪取した[6] 。その後は素顔に戻り、1981年1月26日にはレス・ソントンを破ってNWA世界ジュニアヘビー級王者となっている[7] 。同年はノーベル・オースチン、ブラッド・アームストロング、スタン・レーンらを下して、SECW認定のNWA USジュニアヘビー級王座も再三獲得した[8] 。
1981年下期からは再び覆面を被り、その肉体美を活かしたキャラクターのミスター・オリンピア(Mr. Olympia)に再変身。6月30日にはミスター・サイトーからNWAサウスイースタン・ヘビー級王座を奪取、11月3日にモンゴリアン・ストンパーに明け渡すまで保持した[9] 。1982年1月より、トライステート地区の後継団体であるビル・ワット主宰のMSWAに登場[10] 。デビュー早々の同月20日にボブ・オートン・ジュニアを破ってミシシッピ・ヘビー級王座を獲得[5] 、5月5日にはジャンクヤード・ドッグと組んでワイルド・サモアンズからミッドサウス・タッグ王座を奪取[11] 。9月26日にもキラー・カーンを下してミシシッピ王座に返り咲くなどの活躍を果たす[5] [12] 。古巣のSECWでも1983年3月14日と翌15日、リック・フレアーのNWA世界ヘビー級王座に連続挑戦[13] 。久々に現れたベビーフェイスの覆面レスラーとして注目を集めたが、同年4月よりMSWAにおいてヒールに転向[12] 。以後、タッグパートナーだったジャンクヤード・ドッグとの遺恨戦や、ミスター・レスリング2号とのマスクマン抗争を展開した[14] 。
1983年8月からはベビーフェイスに戻ってSECWに復帰し、8月22日にリック・ハリスを破ってNWAアラバマ・ヘビー級王者となるが、戴冠中にスーパー・オリンピア(正体はアーン・アンダーソン)との覆面剥ぎマッチに敗れ、再び素顔のジェリー・スタッブスとして活動[15] 。再度のヒールターンも行い、ミスター・パーフェクト(Mr. Perfect)を自称するエゴイスト系ヒールとなって活動[1] 。旧敵アンダーソンとも共闘して、1984年1月15日にはトーナメントの決勝でジャック・ルージョー&ジミー・ゴールデンを破り、空位となっていたNWAサウスイースタン・タッグ王座を獲得した[6] 。以降もアラバマ地区に定着して、SECWから改称したCCW(コンチネンタル・チャンピオンシップ・レスリング)およびCWF(コンチネンタル・レスリング・フェデレーション)にも参戦、1986年5月12日にはロバート・フラーからNWAコンチネンタル・ヘビー級王座を奪取している[16] 。
1986年10月、ミスター・オリンピアとして全日本プロレスの『ジャイアント・シリーズ』に初来日[12] [17] 。10月16日の下関大会では、当時ヒロ斎藤が保持していた世界ジュニアヘビー級王座への挑戦権をかけて小林邦昭と対戦した[18] 。全日本プロレスには翌1987年1月の『新春ジャイアント・シリーズ』にも、ア・シーク(A Sheik)なるアラブ人 ギミックのヒールに変身して再来日し、タイガー・ジェット・シンのパートナーを務めている[2] [19] 。同シリーズには後にWWFで「ミスター・パーフェクト」を名乗るカート・ヘニングも参戦していたが、元祖ミスター・パーフェクトであるスタッブスは、ジャックダニエルのボトルと引き替えに、このニックネームをヘニングが使用することを了承したという[1] 。
主戦場のアラバマではダーティ・ホワイト・ボーイことトニー・アンソニーを新パートナーに、1986年11月から1988年12月にかけて、NWAコンチネンタル・タッグ王座および後継タイトルのCWFタッグ王座を再三獲得[20] 。王座を巡りボブ&ブラッドのアームストロング親子とも抗争したが、1989年のCWFの活動停止に伴い、自身も現役を引退した。
リタイア後は南部のインディー団体に時折出場し、1996年5月10日にはジョージア州のNGWAにミスター・オリンピアとして登場、マスクド・スーパースターとの覆面レスラー同士のレジェンド対決が行われた[21] 。2010年11月19日には、かつての主戦場アラバマ州バーミングハムの "Wrestle Birmingham" で行われたボブ・アームストロング対ジミー・ゴールデン戦の特別レフェリーを務めた[20] 。
得意技
[編集 ]獲得タイトル
[編集 ]- NWAミシシッピ・ヘビー級王座:3回[5]
- NWAルイジアナ・ヘビー級王座:1回[22]
- ミッドサウス・タッグ王座:2回(w / ジャンクヤード・ドッグ、テッド・デビアス)[11]
- NWA世界ジュニアヘビー級王座:1回[7]
- NWA USジュニアヘビー級王座:4回[8]
- NWAアラバマ・ヘビー級王座:4回[15]
- NWAサウスイースタン・ヘビー級王座:1回[9]
- NWAサウスイースタン・タッグ王座:5回(w / マイク・スターリングス、ダッチ・マンテル、アーン・アンダーソン ×ばつ3)[6]
- NWAコンチネンタル・ヘビー級王座:2回[16]
- NWAコンチネンタル・タッグ王座:4回(w / トニー・アンソニー)[23]
- CWFタッグ王座:2回(w / トニー・アンソニー)[24]
脚注
[編集 ]- ^ a b c "Interview with the Original Mr. Perfect: Jerry Stubbs". Worm Wood Chronicles. 2009年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『全日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P83(2002年、日本スポーツ出版社)
- ^ a b c "Jerry Stubbs". Cagematch.net. 2014年3月31日閲覧。
- ^ a b c "Jerry Stubbs". Wrestlingdata.com. 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b c d "NWA Tri-State & MSWA Mississippi Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b c "NWA Southeastern Tag Team Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b "NWA World Junior Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b "NWA United States Junior Heavyweight Title: Southeast/Continental version". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b "NWA Southeastern Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ "The UWF matches fought by Jerry Stubbs in 1982". Wrestlingdata.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ a b "Mid-South Tag Team Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b c 『THE WRESTLER BEST 1000』P268(1996年、日本スポーツ出版社)
- ^ "NWA World Heavyweight Championship Matches 1983". Wrestling-Titles.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ "The UWF matches fought by Jerry Stubbs in 1983". Wrestlingdata.com. 2021年2月8日閲覧。
- ^ a b "NWA Alabama Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ a b "NWA Continental Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ "The AJPW matches fought by Jerry Stubbs in 1986". Wrestlingdata.com. 2015年3月7日閲覧。
- ^ "AJPW Giant Series 1986 - Tag 10". Cagematch.net. 2015年3月7日閲覧。
- ^ "The AJPW matches fought by Jerry Stubbs in 1987". Wrestlingdata.com. 2015年3月7日閲覧。
- ^ a b "Jerry Stubbs". Online World of Wrestling. 2012年1月10日閲覧。
- ^ "NGWA (1996年05月10日)". Cagematch.net. 2014年3月31日閲覧。
- ^ "NWA Tri-State & MSWA Louisiana Heavyweight Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ "NWA Continental Tag Team Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
- ^ "CWF Tag Team Title". Wrestling-Titles.com. 2012年1月10日閲覧。
外部リンク
[編集 ]- Online World of Wrestling
- ジェリー・スタッブスのプロフィール - Cagematch.net, Wrestlingdata.com, Internet Wrestling Database