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ショウキラン属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ショウキラン属
分類 (クロンキスト体系)
: ショウキラン属 Yoania
学名
Yoania Maxim.
  • 本文参照
ウィキメディア・コモンズには、ショウキラン属 に関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズにショウキラン属 に関する情報があります。

ショウキラン属(ショウキランぞく、学名:Yoania、和名漢字表記:鍾馗蘭属)は、ラン科に属する

この属名 Yoania は、江戸時代末期の蘭学者である宇田川 榕菴(うだがわ ようあん)の名前にちなむ。

特徴

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光合成を行わず、葉緑素を持たない、地生の腐生植物多年草根茎は肥厚し、よく分枝する。は直立し多肉質、は鱗片状に退化した鱗片葉で、茎の上部にはまばらに、基部にはやや密につく。も肉質で花柄が長く、まばらに、またはやや密に総状花序につく。

萼片(外花被片)は長楕円形で半開または多少開出し、側花弁は卵形で萼片より短く、唇弁はやや長楕円形で側花弁と同じ長さ。

日本では3種が知られる。

日本に分布する種

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  • ショウキラン Yoania japonica Maxim. -北海道西南部、本州、四国、九州、屋久島に分布する。
  • キバナノショウキラン Yoania amagiensis Nakai et F.Maek. -本州の関東地方から紀伊半島まで、四国、九州に分布する。環境省の絶滅危惧IB類(EN)。
  • シナノショウキラン Yoania flava K.Inoue et T.Yukawa -長野県に分布する。2002年に新種記載された。環境省の絶滅危惧IB類(EN)。

参考文献

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