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サンカヨウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サンカヨウ
サンカヨウ(両白山地 ニノ峰・2009年6月撮影)
分類
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
: サンカヨウ D. grayi
学名
Diphylleia grayi
和名
サンカヨウ(山荷葉)

サンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi )は、メギ科 サンカヨウ属多年草

分布と生育環境

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本州中部以北から北海道大山サハリンに分布し、深山のやや湿った場所に生える[1]

特徴

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高さは30〜70cm。花期は5〜7月。茎の先に直径2cmほどの白色のを数個つける。大小2枚つくフキのような形をしており、花は小さい葉につき、葉の上に乗っているように見える。大きい葉には花がつかない。花が枯れたあと、濃い青紫色の白い粉を帯びた実をつける。実は食用になり甘い。 雨に濡れると花びらが透明になる。花びらは乾くと白色に戻る。

解説画像

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花と葉
2006年07月・富良野岳
2006年8月・尾瀬 大小2枚の葉と花
2008年6月・帝釈山 群落
2011年5月・伊吹山

脚注

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  1. ^ 『日本の高山植物』山溪カラー名鑑〈山溪カラー名鑑〉、1988年8月、p.431頁。ISBN 4635090191 
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