サルオガセ
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サルオガセ |
---|
ナガサルオガセ Usnea longissima
|
分類 |
和名 |
サルオガセ |
サルオガセ(猿尾枷、猿麻桛)は、「樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣」(広辞苑)。霧藻、蘿衣ともいう。分類学上では、サルオガセ科サルオガセ属(Usnea)の地衣類の総称。
落葉広葉樹林や針葉樹林など、霧のかかるような森林の樹上に着生する。その形は木の枝のように枝分かれし、下垂する。しかし樹木のない南極に自生するナンキョクサルオガセ(インモウゴケ)は例外で、岩石に着生する。
日本ではヨコワサルオガセやアカサルオガセをはじめ、およそ40種類確認されており、世界では600種以上と言われる。ヨコワサルオガセはリトマス試験紙の原料となる。
南アメリカ原産のサルオガセモドキ(Tillandsia usneoides)は外観がサルオガセに酷似しているが、地衣類ではなくパイナップル科 チランジア属に属する被子植物である。
脚注
[編集 ][脚注の使い方]
ウィキメディア・コモンズには、サルオガセ に関連するカテゴリがあります。
スタブアイコン
この項目は、菌類に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:生き物と自然/PJ生物)。