コンテンツにスキップ
Wikipedia

コンゴ共和国の音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

コンゴ共和国(もしくはコンゴ=ブラザヴィル)は、隣国であるコンゴ民主共和国(DRC,コンゴ=キンシャサ)と密接な音楽的繋がりを持ったアフリカのネイション(国民/国家/民族)である。コンゴ共和国は旧フランス領であり、コンゴ民主共和国(旧ザイール)は旧ベルギー領だった。

歴史

[編集 ]

コンゴ(俗称・西コンゴ)にもサブ・サハラ・アフリカ音楽の伝統があり、また人口比ではコンゴ48%、サングハ20%、ウボチ12%、テケ7%、ヨーロッパとその他が3%、コンゴの人口はアメリカ合衆国のデータでは約449万2千人(2013年)である[1]

コンゴ民主共和国で生まれたポピュラー音楽であるスークースは国境を越えてポピュラーであり、ニノ・マラプジャン・セルジュ・エッスーのような両国のミュージシャンはこの地域全体を流動的に移動してよく似た様式の音楽を演奏している。ブラザヴィルは1990音代後半の危機まで主要な音楽シーンを擁しており、スークースと他のコンゴのポピュラー音楽の様式の発展に不可欠の役割を果たしたBantous de la Capitaleのような、ポピュラーなバンドを生み出している[1]。ヒップ=ホップグループの"Bisso na Bisso"もまたコンゴ出身である。

コンゴ共和国の民俗楽器にはシロフォンmvetが存在する。mvetはツィター=ハープの一種であり、アフリカアジア双方の別の場所でも似たような様式が散見される。mvetは1つまたは2つの瓢箪共振器として、長い管から製作される[2]

スークースコンゴ民主共和国のポピュラー音楽と密接な結び付きを持っていたが、キンシャサブラザヴィルの二つのローカルなシーンでの初期のスークースの発達は非常に重要な役割を果たした。両都市では、アメリカのオーケストラ・スタイル(スークース・soukous, キリキリ・kirikiri, カソンゴ・kasongoなどと呼ばれた)が伝統音楽やジャズに影響を受けたルンバ(キューバ音楽の一種)を演奏した。スークースはこのような様式の混合から生まれ、ダンス音楽として1950年代と1960年代に多数の異なったオーケストラの間でポピュラーとなった[3]

脚注

[編集 ]

参考文献

[編集 ]
  • Kubik, Gerhard: "Mvet", in: The New Grove Dictionary of Music and Musicians (Ed. by Stanley Sadie). macmillan Publishers, London 1981
  • Bender, Wolfgang: "Sweet Mother - Moderne afrikanische Musik", 1985, Trickster Verlag, München. ISBN 3-923804-10-5 (in German language)

外部リンク

[編集 ]
世界の音楽
 

属領 (en) とその他の領土

 
アジアの音楽
 
ヨーロッパの音楽
 
北アメリカの音楽

属領 (en) とその他の領土

 
オセアニアの音楽
オーストラリア
メラネシア
ミクロネシア
ポリネシア
 
南アメリカの音楽
北アフリカ
東アフリカ
南部アフリカ
中部アフリカ
西アフリカ
その他
海外領土等
各列内は五十音順。
「その他」は国家として承認する国が少ない、または無いものであり、国際連合には非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧独立主張のある地域一覧も参照。
  • 1 一部はアジアに含まれる。
  • 2アジアにも分類される。
関連カテゴリ:Category:大陸別の音楽 Category:各国の音楽

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /